会話や通話、ファイル共有など企業や個人のコミュニケーション手段として注目されている「Slack」。
チャットをしながらの業務や、みんなでタスクを確認しあえるなど、会社や個人で共同作業をするのにとても便利。
リモートワークだけでなく、通常勤務のビジネスパーソン同士で利用しても、効率的に仕事ができて、スピードアップが可能と大人気だ。
まだ使い始めていない人にわかりやすく、Slackの料金をご紹介したい。
【参考】Slckって何?
支払う料金は? 人数はどれくらい使えるの? Slackの料金プランを比較
Slackは料金不要の「フリープラン」と3つの有料プランを選べる。
個人や小規模の企業が利用しやすい、無料の「フリープラン」。使える人数や制限はどう?
Slackのフリープランでは、基本的なSlackの機能が無期限で利用可能。招待できるメンバー数の上限もないが、次のような制限が設けられている。
メッセージの表示
メンバーへ送れるメッセージの数に制限はないが、検索・閲覧できるのは、直近のメッセージ1万件まで。メッセージの表示制限を超えてしまった場合、古いメッセージはアーカイブされるが、有料プランへアップグレードすれば、利用開始以降のメッセージやファイルにアクセスできるようになる。
ファイルストレージ
ワークスペースに追加できる、PDF、書類、画像、スクリーンショット、音声や動画ファイルなどの容量は、合計5GBまで。
アプリ
GoogleドライブやMicrosoft 365など、Slackと連携できるサードパーティ製のアプリは最大10個までに制限。
【参考】Slack フリープランでのメッセージ、ファイルやアプリの制限
Slackの「フリープラン」のセキュリティは?
Slackはビジネス向けのソフトウエアでありセキュリティやコンプライアンスに配慮されている。
有料プランではセキュリティとデータ保護に、「シングルサインオン(SSO)」、「自動プロビジョニング」、「デプロビジョニング」らが、プランにより用意される。
大企業にも対応する、3種類の「有料プラン」
フリープランでも便利なSlackだが、有料プランではさらに高度な機能が利用できる。
【参考】料金プラン|Slack
中小の法人にピッタリな「スタンダード」の料金は?
主に中小規模の企業に向けたプラン。月額は850円。
1万件を超えるメッセージでも、履歴を常に手元で活用でき、ファイルストレージはチームメンバーごとに10GBが与えられる。
さらに、Slackへインストールできるサードパーティ製のアプリは無制限となり、音声通話とビデオ通話への参加者は最大15名になる。
大企業のユーザーも使いやすい「プラス」の料金は?
大規模な企業や高度な管理ツールが必要な企業向けのプラン。月額は1600円
スタンダードプランに比べて、管理機能やサポート体制を充実させている。
高度なセキュリティが求められる大企業向けプラン、「Enterprise Grid」の料金は?
規制の厳しい業界や、大規模で複雑な組織を持つ企業向けのプラン。料金は応談。
「プラス」プランで利用できる機能に加えて、専任のアカウント/カスタマーサクセスチームがニーズに合わせてサポートしてくれたり、50万人規模のユーザーにも対応。セキュリティやコンプライアンスにも高度な配慮が施される。
文/中馬幹弘