DIME MAGAZINE
近年、様々なメーカーから発売されるようになったスマートウォッチですが、やはり最も有名なのはApple Watchでしょう。デザイン性や操作性はもちろん、iPhoneとの互換性の高さも人気の一因です。
しかし、Androidスマートフォンを使用している人は、なかなかその互換性の恩恵を受けられないのも事実です。そんな中、Android版Apple Watchともいうべきスマートウォッチを開発したのが、防水性能やおサイフケータイ機能など、使い勝手の良い機能をふんだんに盛り込みながら、比較的安価な値段でスマートフォンを販売するとして人気のOPPOです。
ここからは、そんなOPPOが2020年9月に発売したOPPO Watch 41㎜（以下OPPO Watch）を実際に使用し、詳細についてレビューしていきます。
OPPO Watch実機レビュー
早速、OPPO Watchを実際に使用して分かった付け心地や操作性などについて紹介していきたいと思います。
発色の良い有機ELディスプレイと手触りの良いストラップ
腕時計でいう文字盤に当たるディスプレイは、1.6インチの有機ELパネルを採用しています。スマートウォッチとしてはやや小ぶりなサイズ感ですが、腕にはめていてもあまり邪魔にならないサイズ感ともいえるでしょう。実際、使用していて邪魔に感じるシーンはあまりありませんでした。
有機ELディスプレイを採用していることもあり、画面は発色が良く、時間や様々な情報をしっかりと目視できます。文字盤は、複数のデザインから選べるようになっているので、その日の気分でデザインを変更できるようになっています。普通の腕時計では楽しめない、スマートウォッチならではのポイントですね。
本体の質量は約30.1gで、シルバーミスト・ブラック・ピンクゴールドの3色が展開されています。ストラップ部分には、フッ素ゴムが採用されています。サラサラとした心地よい手触りが印象的で、軽量なこともあり、1日装着していても違和感がないのも嬉しいポイントです。
GPSと防水性能を搭載 バッテリーは急速充電にも対応
OPPO Watchには計7つのセンサーが搭載されています。GPS機能も搭載されているので、ランニングや水泳といった運動状況を記録することができるようになっています。水深30ｍまでの水圧に耐えられる防水性能も搭載されているので、プールやシャワーのたびに外す必要はありません。
「Watch VOOCフラッシュチャージ」というOPPO独自の技術が搭載されており、バッテリーは約75分でフル充電できるようになっています。1時間でほぼフル充電が可能なので、お昼休憩時などに充電しておくといった使い方もできるでしょう。
また、省エネモードを使用すればバッテリーは最大14日間持ちます。省エネモードにしていても、時間や歩数、通知などは確認できるので、ワークアウト時以外はこちらをオンにしておくのがおすすめ。通常モードだと、約24時間程度で充電が必要になります。
フィットネスやヘルスケアのサポートが簡単
スマートウォッチの真骨頂ともいえるのが、フィットネスやヘルスケアのサポートが行える点です。OPPO Watchでも、5分間の運動プログラムや、ランニング・ウォーキング・水泳時に走行距離や心拍数を計測することができます。
また、睡眠時には背面のセンサーから、心拍数や睡眠状態を計測・管理できる機能も搭載。手元のデバイスで簡単に自分の健康状態を確認できるのはありがたいですね。
アプリとの併用がおすすめ
OPPO Watchの機能を最大限利用するためには、「HeyTap Health」というアプリと併用する必要があります。アプリを使用すると、身長や年齢から、より細かいヘルスケアが行えるだけでなく、壁紙の種類が増えたり、オリジナルの文字盤を作成することができるようになります。
Androidユーザーにおすすめのスマートウォッチ
OPPO Watchは、フィットネスサポートやヘルスケアサポートに加え、アプリを使用することで独自にカスタマイズできる文字盤や、省電力モードにおけるバッテリー持続時間など、スマートウォッチとしての基本的な性能がバランスよく搭載された、優等生のような製品です。
Androidスマートフォンを使用しているため、Apple Watchには興味があるけど購入をためらっていた、という人におすすめの製品となっています。各家電量販店や、Amazon、楽天市場でも取り扱われているので、ぜひご確認ください。
取材・文/佐藤文彦
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