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男性が使っても大丈夫?覚えておきたい女性用化粧品に隠されたリスク

2020.10.11

男性用化粧品よりも女性向けのほうが優れている!?

 一昔前まではスキンケアをまったくしない男性も多かったのですが、メンズ美容ブームの影響もあり、最近では男性でもきちんとスキンケアをする人が増えてきています。以前は男性用の基礎化粧品といえば、スッキリ感を求めてアルコールなどの成分がたくさん入っていることでかえって乾燥してしまうケースもある、などの問題点が指摘されていました。そのせいか、男性向けの基礎化粧品よりも女性向けのもののほうが高品質、というようなイメージが先行し、男性が女性向けのものを使うケースも増えてきています。

 基礎化粧品そのものは男女の区別なく使えるものですが、男性と女性の肌では特徴が違うめに、肌のきれいな女性と同じものを使用していてもなかなか期待したほどの効果が出ないことがあります。

男性の肌の特徴とは?

 肌のタイプは、大きく、脂性肌、普通肌、乾燥肌、に分類されます。皮脂が多く出るタイプが脂性肌、皮脂も水分も少ないタイプが乾燥肌、皮脂の量もちょうど良く、水分のうるおいもある理想的な状態が普通肌です。

 皮脂分泌が多いと、毛穴が大きくなり肌のキメは粗くなります。男性肌と女性肌の大きな違いは、皮脂の分泌量です。男性ホルモンには皮脂分泌を多くする作用があり、一般的には男性のほうが皮脂は多い傾向にあります。特に20~30代の若い世代は男性ホルモンの作用により皮脂分泌が特に多く、ニキビなどもできがちです。

 それに対し、女性はどちらかというと乾燥しがちなことが多く、皮脂分泌の少ない女性の肌は毛穴が小さくキメが細かく整っています。もちろん個人差は大きいのですが、一般的にはそのような傾向があります。

女性向けの化粧品の特徴は?

 女性向けの化粧品と言っても、女性にも様々な肌質の方がいますから、ひとことで断定はできません。ただ、さきほど述べたように、一般的には女性のほうが肌が乾燥しやすい傾向にあり、また女性は毎日のメイクアップなどの行為によっても肌ダメージを受けていることが多いので、女性向け化粧品の多くは、皮脂を抑えるというよりもしっかり油分も水分も補給できるように設計されている傾向にあります。

男性が女性向けの化粧品を使うとどうなる?

 皮脂が多めの男性が油分をしっかり補うような女性向けの化粧品を使うと、肌が必要以上にベトベトして、場合によってはニキビが悪化してしまう可能性もあります。普通肌であっても男性は皮脂が多めなケースが多く、本来は皮脂を抑制するようなケアが適しているのに、逆効果になってしまうのです。

 男女で肌質の傾向が違うため、女性向けのもののほうが何となく優れていると思ったり、肌の美しい女性が使用している化粧品こそ良いものだと思うのは、間違っている可能性が高いです。肌がキメ細かく美しい女性は、皮脂が比較的少ない傾向にあるので、そういう女性に最適の化粧品は、皮脂の多い男性には適さないということです。

自分の肌に合うものを選びましょう

 一番大切なのは、自分の肌タイプを見極めそれに合わせて化粧品を選ぶことです。男性用・女性用という区別をする必要は本来はなく、男性でも乾燥肌の場合はむしろ保湿力の高い女性用の化粧品のほうが適しているケースもあります。イメージで選ぶのではなく、現在の自分の肌に最適なものを選んでいきましょう。

文/神林由香(かんばやし・ゆか)

Men’s Clara Clinic 院長。日本皮膚科学会正会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。美容外科専門医(JSAS)。東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。
https://mens-clara.com/

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