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ラクマとメルカリを徹底比較!特徴、手数料、配送方法の違いは?

2020.10.21

スマホ一つで、手軽に個人間の売買ができるフリマアプリ。いわばWeb上の大きなフリマーケット会場のようなもので、利用者が多いアプリほど売りたいものは売れやすく、欲しいものは見つけやすくなる。数あるフリマアプリの中でも、圧倒的な知名度を誇るのが「ラクマ」と「メルカリ」。

本記事では、「利用してみたいけど、どちらを使えばいいのか悩んでいる」という方のために、それぞれの特徴や手数料、発送方法や料金などを徹底比較した。手数料や発送費用の安さだけでなく、売買方法や発送方法などが自分のライフスタイルと合うかなども含めて比較してほしい。

ラクマとメルカリ、それぞれの特徴は?

はじめに、ラクマとメルカリの特徴を見てみよう。ユーザー数ではメルカリ優位だが、ラクマならではのメリットもある。それぞれの内容をチェックしよう。

ラクマ

ラクマ公式サイトより

「ラクマ」は、楽天が運営しているフリマアプリ。楽天会員IDがそのままユーザーIDとして利用できる。女性向けフリマアプリ「フリル」を前身とし、現在でも女性ユーザーが多いのが特徴で、ハンドメイドや女性向けファッションブランドのほか、エンタメグッズ・スマホ・家電など、人気のカテゴリーも拡大中。

購入時には、「購入申請」システムが利用でき、横取り防止や、悪い評価の人に売らないなど、トラブルを防止できるよう取引の安全性にも配慮されている。

商品の購入に楽天スーパーポイントが使えたり、売上金を楽天キャッシュにチャージして実店舗で使えたりと、楽天ユーザーにとっては便利な機能も満載。また、2020年3月からラクマの売上金を、資産管理アプリ「マネーフォワード ME」に連携させることも可能になり、売上金推移や購入・販売履歴を確認できるようになった。

ダウンロード数はメルカリに劣るものの、手数料の安さを維持しユーザー層を広げている。安い手数料により人が集まりその結果、商品が売れる、見つかるアプリへと急成長中。取引のスピードより内容や安全性を重視する人や、楽天ユーザーにおすすめのフリマアプリだ。

メルカリ

メルカリ公式サイトより

株式会社メルカリが運営する「メルカリ」は、日本のフリマアプリでもっともダウンロード数が多く、知名度も高いフリマアプリ。当然、ユーザー層も出品されている商品も幅広く、市場規模が大きく「早く売れる」と定評がある。発送方法の選択肢も多く、独自の配送方法である「メルカリ便」の「匿名配送」も人気の理由だ。

決済サービス「メルペイ」が利用でき、売上金を出金しなくても、そのままコンビニやスーパーなどの対応店舗の他、一部のECサイトでも使えるのも便利だ。「早く確実に出品した商品を売りたい」という人におすすめ。

ラクマとメルカリの違い

両者とも、取引方法に大きな違いはない。スマホで売りたい商品を撮影し情報を入力して出品。購入されたら発送して、購入者からの受取評価を受け取引は完了する。取引方法での唯一の違いは、ラクマでは「購入申請」が設定でき、買い手が売り手に購入の意思を申請し売り手が許可した場合のみ購入可能となる点だ。

また、出品者検索ができない点も共通している。明確な理由は運営側から公表されていないが、ユーザー同士のトラブルやつきまといなどの迷惑行為を防止するためだと考えられる。その他、両者で異なる点を比較してみよう。

販売手数料

両者とも会員登録、会費、出品手数料などはかからない。かかるのは、商品が売れたときの「販売手数料」のみだ。メルカリの販売手数料は「販売した商品価格の10%」。対するラクマは「販売した商品価格の3.5%(税別)」で、利益を計算するときは商品価格から3.85%を引いた額、と覚えておこう。

販売手数料の安さがラクマの最大の魅力だが、6.15%の差は販売価格が大きくなるほど影響が大きくなる。長く利用する予定であればなおさら、しっかりと考慮すべきポイントだ。販売手数料の安さでラクマを選ぶユーザーも増えてきており、ラクマの市場拡大に一役買っている。

配送料

両者とも、購入者が送料を支払う「着払い」も選択可能だが、送料込みの価格(売り手負担)にするほうが売れやすい傾向にあるようだ。“売れる価格設定”を考えるときには、いかにお得に発送できるかも重要な要素。両者とも、基本的な配送方法は以下の通り。

・A4サイズより小さな商品の場合

ネコポス/宅急便コンパクト/レターパックライト/レターパックプラス/ゆうパケット/スマートレター/クリックポスト/ゆうメール/普通郵便(定形、定形外)

・A4サイズより大きな商品の場合

ヤマト宅急便/ゆうパック/ヤマト便/飛脚宅配便

その他、それぞれ独自の配送サービスを選択することも可能だ。

ラクマの郵送方法

ラクマでは、日本郵便とヤマト運輸が提供する「かんたんラクマパック」が利用可能。通常よりお得な価格で全国どこでも一律の送料で、宛名書き不要、追跡サービスやトラブル時の補償がつく。その他、日本郵便の「ゆうパケット」「ゆうパック」、ヤマト運輸の「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」も利用できる。

メルカリの郵送方法

メルカリでは、ヤマト運輸の提供する「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」をユーザー価格で利用できる「らくらくメルカリ便」、日本郵便の提供する「e発送サービス(ゆうパック/ゆうパケットプラス/ゆうパケット)」をユーザー価格で利用できる「ゆうゆうメルカリ便」が用意されている。メルカリ便のメリットは、匿名配送が可能な点。出品者・購入者ともに個人情報(住所や氏名)を開示せずやりとりができる。

また、メルカリなら「ゆうパケット」と「ゆうパック」の中間サイズにあたるサービス「ゆうパケットプラス」の利用が可能。郵便局やローソンおよび「メルカリストア」で販売する「ゆうパケットプラス専用箱」を使い、ゆうゆうメルカリ便で発送する。メルカリでは、全国のセブンイレブン・ローソン・ファミリーマートで、オリジナル梱包資材も販売されている。

さらにメルカリでは、駅やスーパー、コンビニなどに設置してあるオープン型宅配便ロッカー「PUDO」からの発送にも対応。購入者はコンビニ受け取りを指定することもできる。出品者・購入者ともにさまざまな選択が用意されているため、配送に関してはメルカリが一歩リードと言えそうだ。

振込手数料

売上金を現金化する際には、それぞれ振込手数料がかかる。振込手数料自体にあまり差はないが、一定の条件を満たせば手数料が無料になるラクマが長い目で見ると有利かもしれない。

ラクマの振込手数料

ラクマでは、販売代金を受け取るには「振込申請」を行う必要がある。振込申請は売上残高が1,000円以上ある場合にのみ可能で、通常の振込手数料は210円。「1万円以上の金額で振込先を楽天銀行にした場合」に限り、振込手数料が無料になる。1万円以下の場合は、楽天キャッシュとしてチャージするがおすすめ。この方法なら1万円以下であっても手数料がかからない。楽天キャッシュにチャージした後、楽天銀行へ入金すれば、現金として出金することも可能だ。

メルカリの振込手数料

メルカリは、売上金 (またはメルペイ残高) を引き出す手数料は一律200円。残高が201円以上あれば振込申請は可能だが、金融機関や申請金額に関わらず、都度200円の振込手数料が発生する。「お急ぎ振込」の場合は、上記に加えて別途「お急ぎ振込手数料」が200円かかる。

貯まるポイント

どちらのアプリもポイント制度が用意されているが、その定義や貯め方、使い道はそれぞれ異なる。「何をすればポイントが貯まるのか」「どのように使えるのか」に注目しよう。

ラクマで貯まるポイント

ラクマで貯まるポイントは、「ラクマポイント」。ラクマ内の購入で1ポイント=1円として利用できる。友達招待やさまざまなキャンペーン(不定期開催)を利用して貯めることができる。有効期限は、取得した方法やラクマポイントの種類によって異なる。また、ラクマでは購入時に楽天ポイントの利用も可能。ラクマの商品購入時に、1ポイント=1円分として利用できる。しかし、ラクマでの商品購入は、楽天ポイント付与の対象外だ。

メルカリで貯まるポイント

メルカリで貯まるポイントは、「メルカリポイント」。1ポイント=1円として、メルカリやメルペイを使った買い物に利用可能だ。購入するポイントと、 友達招待やキャンペーンなどでもらえるポイントの2種類がある。有効期限は、購入したポイントは購入した日から365日間、キャンペーンなどでもらったポイントは獲得した日から180日間(※キャンペーンにより異なる場合もある)。

ラクマとメルカリに同じものを同時出品できる?

最後に、出品を検討している人が覚えておきたい「同時出品」について紹介する。一定のルールが設けられているため、詳細を確認してほしい。

同時出品は可能?

「ラクマとメルカリに同時に同じものを出品すれば、より人目に触れるから早く売れるのでは?」と考える人もいるだろう。結論からいえば、そうした同時出品は不可能ではない。運営からは、他サイトとの同時出品は禁止事項に挙げられていないからだ。

しかし、注意したいのが「無在庫出品」という違反項目。これは手元に在庫がない商品を出品した場合を指すが、同時出品した商品がほぼ同時に売れた場合や、取引に気付いたのがほぼ同時の場合、手元には商品は1つしかないと、どちらかは「無在庫なのに出品した状態」となる。違反行為に対しては、出品制限や悪質と判断されると退会処置も考えられるため、同時出品は慎重に行いたい。

同時出品する場合の注意点

どうしても同時出品をしたい場合は、次の点に注意しよう。メルカリでは、ラクマのような購入申請システムがなく、購入希望者が購入ボタンを押してしまえば取引が開始されてしまい、一度開始した取引は原則キャンセルはできない。一方ラクマは、「購入申請」を設定しておけば、「購入してもよいか?」とオファーを受けた後、販売側が許可するまで取引開始にならない。

同時出品中にラクマで購入申請を受け取った場合には、即座にメルカリの該当商品を「出品取り消し」または「出品停止」にすることをおすすめする。その後、ラクマにて購入申請を許可して取引を進めるようにしよう。

文/oki

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