スズキ『ハスラー』
注目の機能・装備
メーカーオプションの全方位モニター用カメラ装着車は、車体の前後左右のカメラで撮った映像や画像を3Dで表示。
雪道やアイスバーンの走行時や急な下り坂の走行時も、ボタンひとつで対応できるのは4WDモデルの強みだ。
エンジンルーム
パワーユニットは『スペーシア ギア』と同じくターボ+マイルドハイブリッド。最高出力、最大トルクの数値も同じ。車両重量は『ハスラー』のほうが10kg軽いがWLTCモードの燃費は1.0km/L『ハスラー』のほうが良く、スタートも軽い。
運転席と装備
上下のバーが左右にしっかり貫かれていて、その間に3連のインパネカラーガーニッシュでメーター類、オーディオ、小物入れが囲まれている。メーターは4.2インチカラー液晶で同社では初採用。様々な車両情報を表示する。
シートスペース
前席は座面を最高位置にしてもヘッドスペースはたっぷり余裕がある。後席の着座位置は高く、座面も大きい。後席を最前部までスライドさせてもレッグスペースに余裕があり、乗り降りもできる。シートの表皮には3種類のアクセントが入る。
ラゲージルーム
後席を下げた状態では荷室の奥行きは約280mmと狭い。そこから最前部までのスライド量は170mm。後席は2分割の可倒式。後部から背もたれをフラットにすることもできる。後席はスライドダウンしてフラットになる。
[デザイン]2014年に初代がデビューしてから、たちまち人気車種になった。2代目はキープコンセプトだがフロントマスクは初代とほぼ同じ。17点
[爽快感]シフトレバーをMモードにするとパドルレバーでマニュアル走行ができる。ボンネットも見えるのでコーナー走行もラク。18点
[運転性能]スタートから軽快。3気筒ターボエンジンは3000回転から音が高まるが気にならない。パワーモードならさらに加速も軽くなる。18点
[居住性]前後席とも頭上も足元もスペースに余裕がある。リアドアのウインドウは全開する。サブトランクのBOXは着脱可能なので便利。19点
[装備の充実度]サポカーSワイドや衝突被害軽減ブレーキ認定車ではあるが、全車速追従機能を備えたACCはターボエンジン車のみの設定。18点
[評価点数]90点/100
取材・文/石川真禧照