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2026.04.14

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション、最新調査:AI需要の供給シフトが、エレクトロニクス産業全体でのメモリ制約の深刻化とメモリ市場の構造転換を促進

【Global Electronics Association】

世界的なAI需要がメモリ供給の再配分を促進、広範なエレクトロニクス・メーカーの間でコスト上昇とリードタイム長期化の懸念

*2026年4月13日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

エレクトロニクス関連企業が参画する国際標準団体であるグローバル・エレクトロニクス・アソシエーションは、調査レポート「The Memory Squeeze: How AI-Driven Capacity Reallocation is Shaping Memory Supply for Electronics Manufacturers(メモリの逼迫:AI需要による生産能力の再配分がエレクトロニクス・メーカーへのメモリ供給に与える影響)」を発表しました。調査によると、人工知能(AI)が世界のメモリ供給において大きなシェアを占めるようになった結果、エレクトロニクス産業の広範なメーカーが、メモリ制約により、リードタイムの長期化、価格の上昇、予測の不確実性といった問題に直面していることが明らかになりました。本レポートは、業界全体の供給を圧迫し、コスト上昇を招いている世界的なメモリ市場の構造変化に焦点を当てています。

AIおよびデータセンターの急成長を背景に、広帯域メモリ(HBM)への需要が急増し、それに伴い、従来のDRAMやNANDからHBMへと製造能力がシフトしています。これは、これまでの半導体サイクルにおける一時的な需給不均衡とは異なり、供給能力が持続的に再配分されることを示しています。

調査データにおける主な結果は以下の通りです。
- 調査対象のエレクトロニクス・メーカーの62%が、メモリ供給の制約またはリードタイムの長期化に直面と回答- メーカーの82%が、メモリ価格の上昇を報告し、そのうち33%は「大幅な上昇」と回答- 今後6ヵ月での状況改善を見込むメーカーは、わずか14%- メーカーの94%が、メモリの調達は可能と回答したものの、その大半は生産計画の複雑化やコスト増といった付随的な制約に直面

構造転換がもたらす影響
メモリはエレクトロニクス製造に不可欠な基幹部品であり、その供給制約の長期化は、製品の市場投入時期、収益性、さらに設計の柔軟性に影響を及ぼしています。本調査結果は、一部のAI関連の大口顧客が世界の供給シェアの大部分を占めるようになったことで、従来の調達戦略が有効性を失いつつあることを浮き彫りにしています。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションは、業界の直接的なデータ分析に基づき、この変化をメモリ市場の根本的な再編と結論付けています。エレクトロニクス・メーカーには、より戦略的な調達、サプライチェーンの多様化、そして製品設計における適応性の向上が不可欠であると指摘しています。この影響は、スマートフォンやPCから、自動車、産業システム、医療機器に至るまで、メモリを基幹部品とする広範な製品群に及びます。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション チーフエコノミスト ショーン・ドゥブラヴァック(Shawn DuBravac)は「AIは需要を増大させているだけでなく、どの企業が重要な基幹部品を入手できるかという、供給の在り方を再編しています。これは、世界のエレクトロニクス・エコシステムにおけるメモリの優先順位が根本的に変化することを意味します。結果として、AI関連のサプライチェーンに含まれないメーカーは、より制約が多く、予測困難な市場環境下での競争を余儀なくされます。これは短期的な不均衡ではなく、設計と供給戦略の柔軟性が競争優位性となる、長期的な構造転換を示唆しています」と述べています。

業界アナリストは、AIインフラ投資の加速を背景に、DRAMおよびNANDの供給逼迫が2026年を通じて継続するとの見方を示しています。これにより、エレクトロニクス製品の当面の価格上昇や生産スケジュールの遅延、特定の製品カテゴリーにおける供給不足の可能性があると指摘しています。

調査について
本調査は、世界のエレクトロニクス・メーカーに2026年2月に実施した調査に基づき、最新の市場環境を反映しています。本調査は、エレクトロニクス・サプライチェーンの動向についてデータに基づいたインサイトを提供するという、グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションの取り組みの一環として実施されました。

詳細のレポート(英文)は、グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションのウェブサイト( https://go.electronics.org/state-of-memory-market-2026 )にて、ご登録の上、ダウンロードいただけます。

グローバル・エレクトロニクス・アソシエーションについて
グローバル・エレクトロニクス・アソシエーション(Global Electronics Association)は、エレクトロニクス産業のグローバル代表機関として、世界数千社以上の会員企業やパートナーと連携し、より強靭で持続的なサプライチェーンの構築に取り組んでいます。公正な貿易の推進、適切な規制の整備、地域別の製造活性化を掲げ、業界の知見や実践的な情報、技術革新に関する教育・情報発信を通じて、次世代産業の発展を力強く支援します。当アソシエーションは、信頼され発展するエレクトロニクス産業を推進するため、世界中の政府や企業と協力しています。旧称IPCから進化した当アソシエーションは、6兆ドル規模のエレクトロニクス市場に対応し、アジア太平洋、欧州、北米、中南米に拠点を置いています。詳細は www.electronics.org をご覧ください。PR TIMESプレスリリース詳細へ

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