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2025.07.02

ローヤルゼリーが、高脂肪食による肥満および睡眠の質低下を改善

【株式会社 山田養蜂場】

洋食へのシフトや外食増加など、食生活の変化による健康リスクの予防に期待




株式会社山田養蜂場(所在地:岡山県苫田郡鏡野町、代表:山田英生)の自社研究所である、山田養蜂場 健康科学研究所は、東海大学 生物学部生物学科 寺尾晶教授との共同研究により、ローヤルゼリー(RJ)が肥満および睡眠の質を改善することを食餌性肥満モデルで確認いたしました。この研究は、特に高脂肪食による肥満と睡眠の断片化に対する効果に焦点を当てています。

【研究背景】
現代の食生活は、和食から洋食へのシフトや加工食品、外食の増加により、高脂肪食の摂取が増加しています。「日本人の食事摂取基準(2025年版)」(厚生労働省)に対して、令和5年「国民健康・栄養調査の結果」(厚生労働省)によると、20歳以上の男女ともに3人に1人以上が脂質の摂りすぎの状態にあります。高脂肪食は、肥満や循環器疾患などの健康リスクを高めることから、食生活において注意する必要があります。
また、肥満と密接な関係にある睡眠について、令和5年「国民健康・栄養調査の結果」によると、日本人の4人に1人が睡眠の質を十分に確保できていないと感じており、睡眠時間の不足や質の低下が現代社会の課題となっています。睡眠の質を評価する睡眠休養感(睡眠によって休養がとれている感覚)があり、これは睡眠時間の不足だけでなく、睡眠状況や生活習慣病などの影響を受けます。安定した睡眠は、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)の持続時間が長い状態のことです。一方、中途覚醒が起こり、睡眠の安定性が乱れると、ノンレム睡眠とレム睡眠の持続時間が短くなり、回数が増え、睡眠が断片化します。睡眠の断片化は肥満によって引き起こされるだけでなく、肥満そのものを発症させる危険因子であることが提唱されています※1※2。睡眠の質を向上し、肥満を抑制するために、睡眠の断片化の改善は重要であるといえます。

本研究は、現代型の食生活において、ローヤルゼリー(RJ)が肥満と睡眠の質にどのような影響を与えるかを評価することを目的としました。RJは、2型糖尿病患者の体重を減少させることが報告されていることから※3高脂肪食による肥満と睡眠の断片化に対して、RJの摂取が改善作用を示すか、食餌性肥満モデルで評価しました

【研究結果の概要図】
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30748/270/30748-270-781ce3ad957bc2cd02fbbab883fc316a-1003x494.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

【試験方法】
若く健康な状態のモデルを4群に分け、通常食、通常食+RJ(5%)、高脂肪食、高脂肪食+RJ(5%)をそれぞれ20週間給餌し、食餌量、体重や体脂肪(16週間まで)、睡眠内容(24時間におけるノンレム睡眠、レム睡眠、覚醒状態の持続時間や回数)などを評価しました。

【試験結果】
1.高脂肪食による肥満の改善
高脂肪食群では、体重や白色脂肪組織が増加して肥満となりましたが、高脂肪食+RJ群ではそれらの増加を抑制しました。また、高脂肪食+RJ群でのみ、褐色脂肪組織中※4の熱産生を誘導するタンパク質の遺伝子(Ucp1)発現量が通常食群より多い結果となりました。各群で、食餌量や運動量に差がなかったことから、RJは、褐色脂肪組織による熱産生を促進させることで白色脂肪組織の増加を抑制し、高脂肪食による体重増加を抑制した可能性が示されました。 
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30748/270/30748-270-a1e0a3f22299d1178dfcb2241f4b3cba-990x404.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
※1 Obesity (Silver Spring) . 2021 Aug;29(8):1387-1393.
※2 Int J Obes (Lond). 2008; 32: 1083-1090.
※3 Health Promot Perspect. 2012 Dec 28;2(2):231-235.
※4 褐色脂肪組織…脂肪組織の一つ。ミトコンドリアを多く持ち、熱産生によってエネルギー消費を高める。

2.高脂肪食による睡眠の質低下の改善
高脂肪食群では通常食群よりも、ノンレム睡眠と覚醒の持続時間が短く、回数が多くなり、睡眠の断片化が進行しました。一方で、高脂肪食+RJ群では、それらの睡眠の断片化が抑制され、睡眠の質が改善しました。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30748/270/30748-270-9c891546f9e5eb382ebe88b5ac61da85-1016x442.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

【まとめと今後について】
本研究により、ローヤルゼリーは高脂肪食による肥満や睡眠の質の低下を改善することが示されました。これにより、現代の食生活による肥満や睡眠不足がもたらす健康リスクへの対策につながる可能性が期待されます。引き続き当社は、ローヤルゼリー、プロポリス、蜂の子などのミツバチ産品に関する有用性研究や素材開発を通し、予防医学の観点から「アピセラピー」を追究することで、お客さま一人ひとりの健康寿命を延伸し、社会に貢献してまいります。


[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/30748/270/30748-270-cf9288db59e6474843fa8b9b9807d742-488x325.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]山田養蜂場 健康科学研究所

<論文発表情報>
論文名:Royal jelly reduced non-rapid eye movement sleep fragmentation and restored sleep stability in diet-induced obese mice
書誌事項:Experimental Animals. 2025; 74(2): 300-309. (2025年4月発表)PR TIMESプレスリリース詳細へ

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