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2025.04.15

医療的ケア児・障がい児×映画『モアナと伝説の海2』上映会 全国10か所で1,691人を動員

【NPO法人AYA】

香川・鳥取など初開催県を含む10地域で上映会を実施、3月9日 福井でフィナーレ




[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116240/14/116240-14-b4ff3911529a1a4d167433607a2daead-1478x1200.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
NPO法人AYA(本社:東京都中央区、代表:中川悠樹)は、病気や障がいのある / 医療的ケアが必要であるお子さんとそのご家族を対象に、『モアナと伝説の海2』を鑑賞するイベント~AYAインクルーシブ 映画上映会 2024冬~を開催。1月9日のTOHOシネマズ 橿原(奈良県橿原市)を皮切りに、全国10地域での上映会を実施し、延べ1,691名を動員しました。イベントには、同法人代表で医師の中川ほか、医療従事者がスタッフとして参加し映画鑑賞をサポート。参加者からは「同じ境遇の家族ばかりで気兼ねなく観ることができ、念願叶いました」「家族で初めての映画、感無量です!!」などの声が届いています。

■NPO法人AYA と、映画『モアナと伝説の海2』上映会開催の背景

医療的ケア児とは、日常生活及び社会生活を営むために恒常的な医療的ケア(人工呼吸器による呼吸管理、喀痰吸引その他の医療行為)を受けることが不可欠な子どものことを指します。厚生労働省の推計(令和4年)によると、全国の医療的ケア児(在宅)は約2万人。また総務省の発表※によると、障がい児は約60万人。社会全体で、医療的ケア児や障がい児の日常生活・社会生活を支援することが求められています。

NPO法人AYAは「スポーツ・芸術・文化を通じて、子どもたちの世界観が広がる場を提供します」をMissionに掲げ、病気と闘う・障がいと共に生きる・医療的ケアが必要である子どもたちとそのご家族に、様々な挑戦の場を提供しています。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116240/14/116240-14-4c66b526b11cabc150da2dac527b8c4b-960x421.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

上映会誕生のきっかけは、「映画館で、映画を鑑賞したい!」という医療的ケア児のお母さんからの声。席にじっと座っていることができない、急に声を出してしまう、医療機器のアラーム音・痰の吸引音が鳴るなどの理由から、周囲に迷惑がかかることを気にして、映画館での映画鑑賞に高いハードルを感じている現状を知ったことがスタートでした。

「健常な子どもたちや、その家族と同じように映画館で映画を見てみたい!」という、彼らの思いを叶えるためにスタートした本プロジェクトですが、実現までには資金や会場の確保など、たくさんの課題がありました。

最終的には、映画館のシアターをまるごと貸し切ることで、“音や声が出ても、じっとしていられなくても、安心して映画を鑑賞できる環境”を実現。医師や看護師などの医療従事者が会場内で見守ることで、緊急時の対応を懸念する映画館側の受け入れ障壁を下げました。


■東北から九州まで、10地域で10回の上映会を実施 延べ1,691名を動員

『モアナと伝説の海2』~AYAインクルーシブ映画上映会 2024冬~は、配給会社であるウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社と、会場となった各映画館の全面協力を得て実現しました。全10会場は以下の通り。この場を借りて、すべての関係者の皆さまに御礼申し上げます。

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1月19日(日)TOHOシネマズ 橿原(奈良県橿原市)
1月26日(日)TOHOシネマズ 熊本サクラマチ(熊本県熊本市)
2月2日(日)TOHOシネマズ 府中(東京都府中市)
2月9日(日)TOHOシネマズ 長崎(長崎県長崎市)
2月9日(日)TOHOシネマズ 錦糸町(東京都墨田区)
2月16日(日)イオンシネマ高松東(香川県高松市)
2月16日(日)TOHOシネマズ ららぽーと横浜(神奈川県横浜市)
2月23日(日)MOVIX日吉津(鳥取県西伯郡)
3月2日(日)ソラリス(山形県山形市)
3月9日(日)福井コロナシネマワールド(福井県福井市)
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■参加者の声

上映会にご参加くださった子どもたちと、そのご家族の皆さまからお寄せいただいたコメントの一部をご紹介します。

・吸引していても、声を出しても、そして医ケアや病気の見た目などがあっても、「みんな一緒」と思える安心感が会場にありました。あんなに沢山、医ケア家族が身近にいるんだなと思えて心強くもなりました。(奈良)

・多動が激しいので途中で騒いでしまったものの、騒いでもOKと仰って頂けたことでどうにか退室をせずに済みました。息子の9年間の人生の中で、初めて映画を楽しむことが出来ました。(熊本)

・子供の特性上、映画館に行くという選択肢はありませんでした。映画館を経験させてあげることができたのはとても良かったです。思ってたよりも静かに見ていられるという知らない一面も知ることができました。(東京・府中)

・いつもはダウン症の次女のみ映画館へ連れて行けず、そのことをいつも可哀想に思い諦めて過ごしていましたが、本日は、ダウン症の娘も含め、姉も妹も家族みんなで一緒に映画館で観れたことが初めてのことで、非常に嬉しくて涙が出ました。(長崎)

・まわりを気にする事なく鑑賞できたのと、映画館には行かれないと思っていたので、行かせる事ができて本当によかったです。本人も長い時間座っているという事への達成感で喜んでいました。本当にありがとうございました。(東京・錦糸町)

・障害児だけでなく、きょうだい児の為にもなる素敵な時間をありがとうございました。子供達が自由にのびのびと映画鑑賞をしている姿を見て、本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。(高松)

・障害のある子どもとの外出は、困難や失敗が多く、繰り返すうちに、家族は出かけること自体が億劫になってしまいます。こういった背中を押して下さる企画があると、また出かけてみよう、参加してみようと思えます。今日はきっかけを頂き、ありがとうございました。(横浜)

・声や音OK!走り回ってもOK!真っ暗じゃないからこどもの様子も見え、ケアも出来るというのが最高でした。会場もやさしい空気が満々で、大きなバギー、発作が起きるかもしれない、注入も途中で必要な娘と一緒に安心して映画を楽しめました!(鳥取)

・大声で笑ったり、手ばたきをしたり、声を上げたり、立ち上がったり、周囲をキョロキョロ見渡したり…普段は迷惑がられる行為も、周囲に気兼ねすることなく、のびのびと自分のスタイルで楽しんでいる子供達を見て、本当に素晴らしい企画だと思った。(山形)

・初めて家族揃って映画を観に行けて、医療的ケア児の息子もニコニコしていたので、行けてよかったな~と思いました。とても良い機会をありがとうございました。記念になりました!と言わなくてもいいように、またこういう機会がどんどん増えたら嬉しいなと思います。(福井)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116240/14/116240-14-5c7005aeec97b19cda699dccd99caef9-768x576.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]映画鑑賞にご来場くださったご家族とスタッフの様子


■NPO法人AYA代表 中川悠樹より 上映会開催を終えて

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/116240/14/116240-14-85d5dc665bc0af0a709ae184fb91cbdb-756x501.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

全国各地をめぐるAYAインクルーシブ映画上映会はこれが3度目の開催です。これまで未開催の地域も含めた全10カ所での上映会を実施、とくにこれまでリクエストをいただきながら開催ができていなかった地域での実施がかなったことで、より多くの地域の子どもたちに「映画館で映画を見る体験を届けることができました。多くの関係者・ボランティアの皆さま、ご参加くださった皆さまに心より感謝申し上げます。たくさんの方から「家族で映画館に行けてうれしい」などの声をいただき、次の活動へ向かう我々の大きな励みになりました。

2025年度内には全国47都道府県を回ることを目標としております。実現まであと一歩、引き続き頑張って参りますので、ぜひ応援をよろしくお願いします!

※身体障害児(18歳未満):約7万人1) 、知的障害児(18歳未満):約23万人1) 、精神障害児(20歳未満):約28万人1)、医療的ケア児(20歳未満) :約2万人2) オーバーラップあり

【出典】
1)内閣府ホームページ「障害者の状況」
2) 厚生労働科学研究費補助金障害者政策総合研究事業「医療的ケア児に対する実態調査と医療・福祉・保健・教育等の連携に関する研究(田村班)」 及び当該研究事業の協力のもと、社会医療診療行為別統計(各年6月審査分)により厚生労働省障害児・発達障害者支援室で作成)

◆中川 悠樹(なかがわ ゆうき)

2009年 京都大学医学部卒業。救急科専門医・外科専門医・JSPO公認スポーツドクター・医師会認定産業医・旅行医学会認定医・JDLA G検定/E資格。三井記念病院、横浜労災病院での消化器外科・救命救急センターでの勤務を経て、ドクターヘリ添乗医、離島医療などを実践。様々な活動を行いながら、2022年1月に任意団体AYAを立ち上げ、2023年6月にNPO法人化、代表理事就任。

◆NPO法人AYAについて

NPO法人AYA は、スポーツ・芸術・文化との出会いや触れ合いを通して、病気と闘っている・障がいとともに生きている・医療的ケアが必要である子どもたちの世界観が広がる場を提供します。 病気になったからこその出会いが、子どもたちの人生に彩りを添え、次の挑戦へ向かう情熱と勇気になればと考えています。

【法人概要】
社名:特定非営利活動法人AYA
本社所在地:東京都中央区日本橋兜町6番5号
HP:https://aya-npo.org/
取材・お問い合わせ:https://aya-npo.org/contact/PR TIMESプレスリリース詳細へ

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