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2025.04.02

ジェイファーマ、最大57.7億円の資金調達を達成~LAT1阻害剤のグローバル開発を加速~

【ジェイファーマ株式会社】

ジェイファーマ株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、代表取締役社長 吉武 益広)は、2024年6月より継続していたEラウンドエクステンションにおいて、国内外の投資家から総額37.7億円の調達を完了しました(25年4月払込見込み分を含む)。さらに、日本医療研究開発機構(AMED)の「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」からの最大20億円の補助金を獲得し、2024年6月以降の資金調達総額は最大57.7億円、これまでの累計調達額は最大約130億円(補助金含む)となりました。

資金調達の背景と目的
当社は、LAT1(L型アミノ酸トランスポーター1)阻害剤「ナンブランラト」及び「JPH034」の研究開発を加速させるため、資金調達を実施しました。
ナンブランラトについては、難治性胆道がん患者を対象とした国内第2相臨床試験を成功させ、2024年度第2四半期に米国FDAとグローバル臨床第3相臨床試験のデザインについて合意しました。2025年度中のグローバル第3相臨床試験開始、2030年度のグローバル承認取得を目指します。
JPH034は多発性硬化症を対象に開発を進めるLAT1阻害剤で、2025年度中の米国FDA に対するInvestigational New Drug (IND)申請、米国第1相臨床試験開始を予定しており、国際的な展開を視野に開発を加速します。
今後も、日本の創薬ベンチャーの成功事例となるべく、世界の患者様の希望を届ける革新的な医薬品の開発に引き続き尽力してまいります。

調達した資金の使途
- ナンブランラトのグローバル第3相臨床試験- ナンブランラトのその他の非臨床・臨床試験- JPH034の米国FDA IND申請- JPH034の米国第1相臨床試験- LAT1を標的とした新規薬剤の探索および診断技術の開発- 経営体制の強化

引受先
当社取締役
・舛屋圭一(当社代表取締役Co-CEO)
・藤本裕(当社取締役CFO)
既存投資家
・JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
・SIIFICウェルネス投資事業有限責任組合
・株式会社QRインベストメント
新規投資家(海外)
・BA7 Venture Capital CORP(香港)
新規投資家(国内)
・UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド
・株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
・ガバナンス・パートナーズ株式会社
・株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル、東海東京インベストメント株式会社
 共同運営ファンド
・その他個人投資家等14名


ジェイファーマ株式会社 代表取締役社長 吉武益広のコメント 
「今回、出資していただいた投資家の皆様には、当社の取り組みをご評価いただき、LAT1阻害剤の開発を次のステージに進めるための大きな後押しを得たと思っています。株主の皆様、薬剤に期待を寄せる患者様、医療関係者のご期待にお応えするために今後も全力で創薬に挑戦して参ります。」

ジェイファーマ株式会社 取締役CFO 藤本裕のコメント 
「このたび、多くの投資家の皆様にご評価いただき、日本の非上場バイオテックベンチャーとしては大規模な資金調達を実現できましたことを、心より感謝申し上げます。資金面でのご支援にとどまらず、事業運営においても多方面から貴重なサポートをいただき、強固な体制を築くことができました。皆様のご支援に支えられながら、役職員一同、薬剤の承認に向けて一層事業を推進してまいります。」


引受先のコメント

JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社
ベンチャーキャピタリスト ライフサイエンスプロフェッショナル 都竹拓磨氏
「医薬品開発の進む多くの癌種と比較し、難治性胆道癌は医薬品治療による奏効率が極めて低く、特に2nd-line以降の患者様は治療選択肢が極端に限定されます。ジェイファーマの開発するナンブランラトは高い忍容性は勿論のこと、同疾患に対して有意差をもって有効性を示唆しており、他剤では達成できなかった課題を克服できると信じています。世界に先駆けたLAT1創薬の実用化、グローバル化を推進したく、弊社は引き続き支援してまいります。」

SIIFインパクトキャピタル株式会社
代表パートナー 三浦麗理氏
「イノベーションを通じて社会的課題を解決することは、インパクト投資の使命です。ジェイファーマ社のLAT1阻害剤は、がんや自己免疫疾患に苦しむ患者様に新たな希望をもたらし、これまでにない治療の可能性を拓くものです。私たちは、『最後まで希望を見せることができる医療』の実現を願い、この意義深い挑戦を支援しています。医療の進歩が一人でも多くの人の未来を照らし、『誰もがよりよく生きられる社会』の実現に貢献できるよう、共に歩んでいきます。」

株式会社QRインベストメント
マネージングディレクター 高前田彰吾氏
「ジェイファーマ社の挑戦は、国内外の医療課題の解決に資する大きな可能性を秘めており、社会的インパクトの大きい取り組みであります。同社が研究開発を着実に進め、革新的な医薬品の実用化に向けてさらなる前進を遂げられることを期待し、前回に引き続き出資をさせていただきました。治療選択肢の少ない胆道がんに対して効果が示されているナンブランラトが世界中のがん患者に届くことを願い、弊社としても同社の成長を全力でサポートさせていただきます。」

UntroD野村クロスオーバーインパクトファンド
UntroD Capital Japan株式会社 代表取締役社長 永田暁彦氏
「ジェイファーマが挑むSLCトランスポーター創薬は、これまで治療法が確立されていない疾患に新たな選択肢をもたらし、多くの患者や家族の未来を変える可能性を秘めています。
私たちは、ジェイファーマが日本を代表するバイオベンチャーとして、上場後も成長し続け、グローバルに革新的な治療を届ける存在となることを信じています。 その実現に向けて、クロスオーバーインパクトファンドとして経営陣や投資家の皆様とともに伴走してまいります。」

株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
パートナー 辻川大氏
「ジェイファーマは、トランスポーター及びLAT1創薬の領域を、ターゲットの発明、薬剤開発から治験に及ぶまで、一貫して開発を自力で進めてきた非常に稀有な企業です。30年に及ぶアカデミア、政府、民間の支援の積み重ねの成果として、かつてない作用機序の薬を自力で世に送り出そうとするジェイファーマの姿勢は、より良質な大学発スタートアップを創出、支援していこうとする弊社の投資方針とも合致しており、また、個人的にも古くからお付き合いいただく中、開発の最終局面に再度立ち会えることを非常に嬉しく思っています。」

ガバナンス・パートナーズ株式会社
取締役 小田光介氏
「LAT1特定と基礎研究から20年におよぶ歳月をかけて世界のトップ研究機関から注目される未上場企業ジェイファーマ。吉武社長のグローバル医薬品領域における知見とリーダーシップ、藤本CFOのグローバル創薬企業を見据えた財務戦略と実行力は、ジェイファーマをアカデミアから日本初のグローバル創薬ベンチャーとして成功させてくれるものと信じております。信頼できる経営陣のもと国内バイオベンチャーの成功事例として世界中のがん患者に薬を届けてくれる日を期待しております。」

株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル
代表取締役 牧野快彦氏
東海東京インベストメント株式会社
代表取締役 落合雄介氏
「藤田医科大学のVCと東海東京インベストメントとの共同ファンドにおいて、幅広く、医療・ヘルスケア領域のスタートアップをご支援しております。
ジェイファーマ社のLAT1阻害剤は、がんや自己免疫疾患などのアンメットニーズの高い領域の治療薬として、医療の選択肢を広げることができると捉えており、日本のバイオテック発の医薬品を世界に向けて届けて頂けることを期待し、ご支援させて頂きました。」


<参考情報>
【ジェイファーマ株式会社について】
ジェイファーマ株式会社は、「SLCトランスポーターの新たな可能性を追求し、アンメット・メディカル・ニーズに応える革新的新薬の開発を通じて、世界中の人々が健康を維持し、希望を持ち続けることに貢献する」を企業理念としています。この理念のもと、SLCトランスポーターのひとつで創業者が発見したLAT1(L型アミノ酸トランスポーター1)に注力し、がんや自己免疫疾患において既存薬では対応できない患者様のニーズに対応しうるLAT1阻害剤の開発を進めております。
現在、臨床開発中のLAT1阻害剤「ナンブランラト」や「JPH034」に加え、新たな候補化合物の研究も進行中です。2023年10月には米国子会社を設立し、そのメンバーおよび米国のコンサルタント等と密に連携して、適切な薬事・開発・知的財産権戦略を構築しております。
ジェイファーマ株式会社の詳細情報は、https://www.j-pharma.com/をご覧ください。

【ナンブランラトについて】
ナンブランラトは、当社が独自に見出した選択的にLAT1を阻害する新規の低分子化合物です。当社は2015年から複数の固形がんを対象に臨床第1相試験を行い胆道がんへの可能性を見出し、2018年から3年半の時間を費やし、進行性胆道がんを対象とした国内第2相試験を実施し、単剤で有用な臨床効果を示すことを明らかにしました。ナンブランラトは、LAT1を標的とし臨床開発を進めている世界初の化合物であり、医薬品の承認を取得すれば、ファースト・イン・クラス(疾患に対して新しい作用機序で初めて承認に至る医薬品)の新薬となります。ナンブランラトは2022年4月に米国食品医薬品局(FDA)からオーファンドラッグ(希少疾病用医薬品)に指定され、臨床開発プログラムへの助言相談、臨床試験費用の一部税額控除、申請費用の免除、米国における7年間の独占販売権付与などの優遇処置を受けることができます。2024年9月25日付けで、FDAより、ナンブランラトのがん患者における臨床試験に対するInvestigational New Drug(IND)申請が承認されました。

*ナンブランラト国内第2相臨床試験の結果に関する論文
Furuse et al. A Phase II Placebo-Controlled Study of the Effect and Safety of Nanvuranlat in Patients with Advanced Biliary Tract Cancers Previously Treated by Systemic Chemotherapy. Clin Cancer Res. 2024; 30(18):3990-3995.

【JPH034】
JPH034は、中枢神経系の自己免疫疾患の一つである多発性硬化症を対象疾患として開発を進めています。JPH034は2023年6月、競争が厳しく評価が厳しいことで知られる米国National Multiple Sclerosis Society (NMSS)のFast Forward Research and Commercialization Grant に採択されました。2019年より共同研究をしている米国ジョージタウン大学で実施した多発性硬化症モデルマウスを用いた実験では、JPH034により脱髄病変における中枢神経系の局所炎症を調整することが示され、JPH034が多発性硬化症治療薬として有効である可能性が示唆されました。特に、再発寛解型多発性硬化症の患者様のほとんどが進行する二次進行型多発性硬化症において、継続的に不可逆性の疾患進行を引き起こすことで知られるミクログリアの活動を調節する薬剤が現時点では存在せず、多くの患者様のアンメットメディカルニーズに応えうる薬剤として期待されます。
2024年6月、当社は、アミノ酸トランスポーター阻害薬を中枢神経系の炎症性疾患(多発性硬化症を含む)の治療に用いるジョージタウン大学が保有する登録された特許および出願中の特許について、ジョージタウン大学が当社に全世界での独占的な実施権を許諾する契約を締結しました。これにより、既に当社が有していたJPH034の物質特許の独占的通常実施権と組み合わせることで、より長く、強い独占権を確立しました。
本年2月には、ジョージタウン大学が日本において、LAT1阻害剤を用いた中枢神経系の炎症疾患に対する用途特許(出願番号:特願2021-518005)の特許査定を取得しました。
本年度中にFDAより臨床試験に対するInvestigational New Drug (IND)申請を完了し、承認を得ること目指して開発を加速しています。
また、現在、欧州の大学において薬剤の介入を伴わない臨床研究を進めており、中枢神経系の炎症要因の一つであるミクログリアの活性化とLAT1の発現が脱髄病巣レベルで共存するか否かを検証しています。

【アミノ酸トランスポーターについて】
多くの細胞はその活動性を維持するための栄養源として様々な物質を細胞内に取り込んでいます。とくにアミノ酸や糖は重要です。アミノ酸トランスポーターはアミノ酸を細胞内に運ぶ役割を果たしています。

【LAT1について】
当社創業者の遠藤仁杏林大学名誉教授が1998年に世界に先駆け発見したLAT1 (L型アミノ酸トランスポーター1; 遺伝子コード: SLC7A5 )は、細胞ががん化し急激に増殖しようとするときに細胞膜での発現が亢進しエネルギー源であるアミノ酸を盛んに取り込むことで爆発的な細胞増殖を起こします(*1)。LAT1は、近年科学的な解明が進み、LAT1の複雑な分子構造が最近報告されがん治療において薬物標的として注目を集めてきています(*2)。LAT1高発現のがん患者は、LAT1低発現のがん患者に比べ予後が悪いことが報告されています(*3)。

*1: Hafliger P, et al. Int. J. Mol. Sci. 2019; 20 (10): 2428
*2: Kanai Y. Pharmacol Ther. 2022; 230:107964
*3: Otani R, et al. Cancers (Basel) 2023; 15: 1383


【本件に関するお問合せ先】
ジェイファーマ株式会社 管理部 広報担当
TEL:045-506-1155
https://www.j-pharma.com/contact
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