無人島で海について学ぼう!「無人島海洋塾」を開催しました!
【海と日本プロジェクト広報事務局】
2024年7月20日(土)~21日(日)、8月23日(金)~24日(土)、9月7日(土)~8日(日)【場所】長崎県西海市西彼町亀浦郷 田島(無人島)
一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2024年7月20日(土)~21日(日)、8月23日(金)~24日(土)、9月7日(土)~8日(日)に、普段はできない無人島での体験や学習を通して、大村湾の特性である超閉鎖性海域の課題や、海を保護する活動の重要性を、海遊びをしながら学んでもらうことを目的として、「無人島海洋塾」を開催いたしました。大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
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イベント概要
・開催概要 :無人島海洋塾
・日程 :2024年7月20日(土)~21日(日)、8月23日(金)~24日(土)、9月7日(土)~8日(日)
・開催場所 :長崎県西海市西彼町亀浦郷に位置する無人島「田島」
・参加人数 :126人
・主催 :一般社団法人 海と日本プロジェクト in ながさき
・共催 :日本財団 海と日本プロジェクト
まずは海の安全と、大村湾について勉強しよう!
大村湾に浮かぶ無人島「田島」。参加者は1泊2日滞在し、様々なプログラムを通して大村湾への理解を深めました。
1日目の9時30分、初めての無人島滞在にワクワクした表情の参加者たちが続々と集まり、船で田島に向かいました。
船が着き、田島に上陸した参加者たち。まずは海で事故に遭わず楽しく遊ぶために、海に入る前に気を付けてもらいたい5点、
1.海に行く前に天気予報を確認しよう
2.遊びに行く海に危ないところはないか確認しよう
3.ライフジャケットなど浮くものを持っていこう
4.何かあったときはすぐに大人に言おう
5.海で流されたときはどうするのか勉強しよう
を伝え、事故に遭わないためには事前の「そなえ」が大切だと呼びかけました。参加者たちにとって、今まで意識してこなかった5点だったようで、みんな頷きながら真剣に話を聞いていました。
続いて、大村湾の特徴と起きている問題について勉強しました。「大村湾は超閉鎖性海域であり、外の海の影響を受けにくく、外の海にごみが流れていきにくい。大村湾の環境には、周辺地域に住む私たちの生活が影響しやすいんです。なので大村湾を囲む地域のみんながワンチームになって大村湾を守る必要があります!」と説明し、大村湾の問題解決に向けての意識向上を図りました。
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初体験がいっぱいの無人島滞在
昼食後、寝床となるテントを参加者たち自ら組み立てました。初体験の参加者もいましたが、みんなで協力して楽しく作業を進め、無事全員のテントが完成しました。
テントの次は、2日目のイカダ脱出プログラムに向けて、イカダづくりに挑戦です。参加者たちは、初めての学び・体験に興味深々でした。イカダが海の上で崩れないようにロープでしっかり結ぶことが重要と教えられますが、慣れない結び方に悪戦苦闘! 先生に必死に作り方を聞きながら、なんとか作り上げました。
イカダづくりが完了した参加者から、海辺にでて磯遊びを楽しみました。漁師さんから大村湾に生息する生き物の特徴について説明をすると、参加者たちは興味深々に聞き入っていました。特に「波が穏やかな大村湾では、波にもまれることがないため、サザエにツノがない」という話しには、みんな驚いていました。
夕食は、大村湾で獲れた海鮮でBBQです! 大村湾産のヒラスを焼いて食べた参加者は「大村湾の魚って、こんなに美味しいんだ!」と驚きの声をあげていました。
19時ごろ、夕日が沈み始めました。対岸に沈んでいく夕日が、大村湾一面をオレンジに染める絶景に、参加者たちは夕飯を食べることも忘れて見入っていました。
日が落ちて辺りが真っ暗になったら、夜光虫の観察をするため海辺へ行きました。海面をかき混ぜるとわずかに光る夜光虫に、参加者たちは目を光らせていました。
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イカダで大村湾の魅力を体感しよう!
2日目、7時に起床した参加者たち。朝食は大村湾シーフードカレーです。参加者たちは「大村湾の魚をカレーに入れると、いつものカレーがこんなに美味しくなるんだ!」と驚き、たくさんおかわりをしていました。
しっかり朝食を食べたら、海辺のごみ拾いを行いました。プラスチックごみが分解されたマイクロプラスチックが海洋環境をさらに汚染するとの説明があり、参加者はプラスチックごみを積極的に拾いました。
また、島で1泊している間に潮の流れによって着岸したごみに気づいた参加者は、たくさんの宝を見つけたかのように、ごみを必死にかき集めていました。
ごみ拾いが終わったら、いよいよ1日目に作ったイカダで島を脱出します! 少々不安そうな面持ちの参加者もいましたが、スタッフから「大村湾は閉鎖性海域だから波が穏やか。安全に海を楽しむのに最適なんです」と説明があり、みんな安心した表情に変わりました。※7月20日(土)~21日(日)開催は、2日目に悪天候のためイカダで島を脱出することはせず、船で本島にもどりました。
無事に全員がイカダ脱出に成功し本島に到着後、2日間の振り返りを行いました。参加者からは「大村湾の海で初めて知ることが多く学びになった」「大村湾で獲れた魚が想像以上に美味しかった」「海が穏やかでびっくりした」などの声が聞かれ、大村湾の魅力をたくさん感じてくれたようでした。
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参加した子ども・保護者からの声
・海洋プラスチックが問題になっているので、生き物に優しい海にしてあげたい。ごみをたくさん拾いたい。(小学生)
・海が汚いと生き物が具合悪くなるから、海を大切にしたいと思った。(小学生)
・海が濁っているのは汚いからだと思っていたけれど、先生の話を聞いて、濁っていても汚いわけではないことがわかった。(小学生)
・海の新しい楽しみ方などを知って、やはりこの海を守っていかなければいけないと思った。(高校生)
・大村湾の海は透明度は低いが、生物は豊かだと学んだ。大村湾は地域の人たちや海を訪れる人の心がけで、ごみをなくせることが分かった。(保護者)
<団体概要>
団体名称 :一般社団法人海と日本プロジェクト in ながさき
URL :https://nagasaki.uminohi.jp
活動内容 :県内企業・団体への「海と日本プロジェクト in ながさき」への参加要請
海と日本プロジェクト in ながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作
長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など
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日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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「大村湾ワンダーベイプロジェクト」
超閉鎖性海域であるが故に、周辺地域の生活環境が影響しやすい大村湾は、地域住民・企業・自治体がワンチームとなって取り組み、大村湾を大切に守る気持ちを育む必要があります。そこで、2023年度新たに立ち上がったのが「大村湾ワンダーベイプロジェクト」です。日本財団 海と日本プロジェクトの活動の一環として、豊かで美しい大村湾を守るために推進するプロジェクトです。PR TIMESプレスリリース詳細へ