昨今、「異性の友人も交際相手もいない」若者が半数を越え、結婚に消極的な人が増加していると言われている。2013年版の厚生労働白書案によれば「少子化につながる若者の晩婚化や未婚率上昇」についての原因は「自力で『理想の相手』を見つけることの難しさ」「出産や子育てがしやすい社会・環境づくりなどへの不安」等を一因として挙げている。
日本法規情報株式会社は、同社が運営する「離婚・調停相談サポート」「法律事務所検索サポート」「弁護士事務所検索サポート」の運用情報やユーザーへのアンケートを元に、男性の結婚観・恋愛観に関する意識調査を行い調査結果について発表した。今回はこのいわゆる「恋愛離れ」の現象について20代~50代の男性を対象にアンケート調査を実施。調査の結果、恋愛することに興味がない男性は約2割に及ぶことが明らかになった。
◆「現在、恋人のいない男性」のうち「女性と交際したいと思うが交際経験がない」は19%、「女性と交際した経験もないし、交際したいとも思わない」は8%を占め、交際経験がない男性が約30%を占める
「現在恋人がいない男性を対象に行なった、これまでの恋愛経験について」についてのアンケート調査の結果、「2~3人と交際したことがある。」と「4~10人未満と交際したことがある。」が最も多くそれぞれ29%だった。続いて「交際したいとは思うが交際したことがない」が19%、「今までに1人とだけ交際したことがある」が9%、「交際したこともないし、付き合いたいとも思わない。」が8%、「10人以上と交際したことがある。」が5%という結果となった。
女性と普通に交際歴がある男性が7割近くを占める中、「女性と交際したいと思うが交際経験がない」は19%、「女性と交際した経験もないし、交際したいとも思わない」は8%と、現在、恋人のいない男性ののうち、女性との交際経験がない男性が、28%に上る結果となった。
◆「女性と交際をしたくないと回答する男性」のうち、その理由として「趣味に時間を費やしたい」と答える男性が4割以上を占める
「女性との交際経験もなく、女性と交際したいとも思わない」と回答した男性を対象に、その理由についてアンケート調査を行った結果、「趣味に時間を費やしたいから」が最も多く43%だった。続いて「結婚に興味がないから」と「同性の友人との時間が楽しいから」がそれぞれ19%、「女性との付き合いが怖いから」が14%、「女性に興味がないから」が5%という結果となった。