優れた造形に豊かな表情……仏像を見つめていると、日本人として粛然と心が整っていく実感があるものだ。
そんな仏像に関する意識調査がこのほど、全国の男女1,000名を対象に行われたので、その結果を紹介していきたい。
令和元年、最も愛された仏像ランキング第1位は、「弥勒菩薩(34.3%)」
仏像に興味があると回答した364名を対象に、好きな仏像を尋ねる調査が行われたところ、第1位が「弥勒菩薩(34.3%)」、第2位が「不動明王(29.7%)」、第3位が「毘沙門天(28.0%)」という結果になった。また、その他の声として「阿修羅」や「阿弥陀如来」などの回答も見受けられた。
【TOPICS】あなたが好きな仏像を教えてください。(n=364・複数回答方式)
約束された、お釈迦様の後継者「弥勒菩薩」。現在仏であるゴーダマ・シッダールタの入滅後、56億7千万年後に世界に現れ悟りを開き、次の仏陀として多くの人々を救済することを約束された菩薩様だ。右足を曲げて左足に乗せ、右手の指先を頬に当て思索にふける半跏思惟像が多く、自身が悟りを開き仏陀となった際、どのように人々を救済するか思案している姿といわれている。
年代別、好きな仏像ランキング!
年代別に好きな仏像を比較して見ると、20代が最も好きな仏像は「韋駄天(29.7%)」、30代が「毘沙門天(34.8%)」、40代が「毘沙門天(37.7%)」、50代が「弥勒菩薩(41.1%)」、60歳以上が「弥勒菩薩(46.8%)」という結果になった。
【20代の好きな仏像TOP10】
■韋駄天
【30代の好きな仏像TOP10】
■毘沙門天
【40代の好きな仏像TOP10】
■毘沙門天
【50代の好きな仏像TOP10】
■弥勒菩薩
【60歳以上の好きな仏像TOP10】
■弥勒菩薩
仏像の所有率は23.1%
全国の男女1,000名を対象に、ご家庭に仏像があるか尋ねる調査が行われたところ、「ある(23.1%)」、「ない(76.9%)」という結果になった。
■あなたのご家庭には、仏像がありますか?(n=1,000・単一回答方式)
3人に1人以上が仏像に興味アリ!!
仏像に対しての興味の有無を尋ねる調査が行われたところ、「興味がある(10.7%)」、「どちらかというと興味がある(25.7%)」と合わせて36.4%、3人に1人以上が仏像に対して興味を持っていることが分かった。
■あなたは仏像に対して興味はありますか?(n=1,000・単一回答方式)
年代別で比較をしてみると、最も仏像に興味があるのは60歳以上で39.5%だった。その他の年代では、20代が37.0%、30代が34.5%、40代が34.5%、50代が36.5%という結果になった。
<年代別比較調査>
※RIYAK調べ
<調査概要>
有効回答数:全国の男女1,000名(20代:200名、30代:200名、40代:200名、50代:200名、60代:200名)
調査期間:2019年10月18日~2019年10月25日
調査方法:インターネットリサーチ調べ
出典元:株式会社鵬盛商事
https://www.housei-syouji.co.jp/
構成/こじへい