株式会社エイチームのグループ会社である株式会社引越し侍は、同社が運営する引越し比較・予約サイト『引越し侍』の利用データを元に、都道府県別のパソコン保有率ランキングを公開した。
仕事に趣味に娯楽に、すでに私たちの日常生活には必要不可欠と言っていいパソコン。男女別や年代別の保有率に加えて、都道府県別の保有率ランキングも紹介。最もパソコンを持っている都道府県は、どこなのか?
◆引越し時にパソコンを持っていく人はおよそ4割
単身・家族すべてを合わせた平均的なパソコンの保有率は40.1%となった。この数値は、引越し時の荷物にPCが入っている割合なため、純粋な世帯別保有率はもっと多いと思われる。
単身、家族で分けて見てみると、家族世帯が47.9%なのに対して、単身が35.6%となっており、3割ほど家族世帯のほうが多いという結果に。単身引越しの場合、進学や就職などの理由で実家から一人暮らしをする人も含まれるため、引越しを機にパソコンを購入するケースが、家族引越しと比べて多いと考えられる。
この傾向は、年齢別の数値にも表れており、10代の保有率が23.3%と最も低く、20代になると37.8%と一気に保有率が高くなっている。
単身世帯をさらに男女別で見てみると、女性が30.6%、男性が39.8%となり、男性の保有率のほうが3割程度高いと言う結果になった。
◆パソコンを最も持っていくのは『東京都』
都道府県別の保有率では、1位が東京都で44.9%、2位が神奈川県で44.4%、3位が埼玉県で42.6%となり、以下大阪、千葉と続く。TOP5は大阪を除き首都圏の都道府県が占める結果に。逆に下位を見てみると、47位が高知県で26.0%、46位が長野県で26.9%、45位が鳥取県で27.0%となっている。
上位に関しては、TOP5以下も、京都府や兵庫県、愛知県など、首都圏を含めた大都市圏を形成する都道府県がほとんどを占めており、下位に関してはその逆で、大都市圏から離れた都道府県が占めている。
引越しの荷物という視線で見てみると、大都市圏とそれ以外で保有率の傾向に大きな違いが出る結果となった。インターネットの普及に合わせて、生活の必需品となったパソコンだが、スマートフォンの普及に伴い、近年は保有率が下がってきているようだ。今後はどのように変化していくのだろうか?
【調査概要】
調査エリア:全国
調査方法:引越し侍を利用して、実際に引越しをした人を対象に調査を実施
サンプル数:上記対象の中から、無作為に約16万サンプルを抽出
調査期間:2014年1月~2015年4月