2024年10月に登場したダンロップのオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」。これまでオールシーズンタイヤの弱点と言われた「氷上性能」を新技術「アクティブトレッド」によって向上させて迎えた2025年1月、大雪警報の中でも無事に走り切った。
左から氷上性能を認めた「アイスグリップシンボル」、冬タイヤであることの証明「スリーピーク・マウンテン・スノーフレークマーク」、そして「M+S」マークが与えられている。
当時、新潟県内のほぼ全域で完全な雪道となり、ノーマルタイヤでの走行が禁止されていた。
群馬県と新潟県の県境を抜ける「新三国トンネル」付近は標高が1000mほど。路面は凍結し、その上に雪が乗っている状況で滑りやすい。
オールシーズンがこれまで苦手としていた凍結路も「シンクロウェザー」はしっかりとグリップして峠越えをクリア。コーナーなど横方向では少し滑る印象はあるが、前後方向は予想以上にグリップしてくれる。
新潟県に入り、圧雪路になるとほとんどスタッドレスタイヤと変わりが無いほどの安定感を持って雪面を捉えてくれる。
水分の多い圧雪路に入ってもグリップの安定感は変わらず、ストレスなく雪道走行が可能だ。
春から猛暑の夏にかけて夏タイヤとして良好な乗り味のコンフォートタイヤとしてストレスなく走ってくれた。燃費についても夏タイヤとほぼ同じレベルを維持した。
高速走行中にゲリラ豪雨に遭遇。スタッドレスタイヤが苦手とする濡れた路面でもハイドロプレーニングもなく走行できた。
タイヤサイドにある小さな「↑」の延長線上にある「プラットホーム」。は冬用タイヤとしての使用限界を示す。中には“雪だるまマーク”など採用しているブランドもある。
トレッド面の溝の中に埋まっている「ギザギザの山」が「プラットホーム」。トレッド面が削れ、このサインが出たら冬タイヤとしては使えない。
タイヤのサイドにある「△」の延長線上に「スリップサイン」がある。プラットホームが現れて以降も、スリップサインが出るまで“夏タイヤ”として使用できる。
トレッド面の溝の中に埋まっている「小さな山」がタイヤとしての使用限界を示す「スリップサイン」がある。
2シーズン目の冬を迎えたが1万キロほどの走行のため、大きな性能低下は見られなかった。
装着から約1年経過しても、しっかりと圧雪路を捉えながら走行できる。
凍結路と圧雪路が入り交じる登り坂でも前後方向のしっかりとしたグリップによって発進できた。
日が当たった圧雪路ではほとんどスリップを感じることなく走行できた。ただ、少しだけ横方向への滑りは感じた。
日が陰って凍結している方斜面の登り坂。ここからのアクセルを踏み込んだ時に少しだけフロントタイヤ(駆動輪)がスリップしたものの、トラクションコントロールの制御もあり、すぐにグリップしてスムーズに発進できた。
写真は2月の雪道取材時のもの。このとき以降、都内近郊の突然の降雪にも遭遇したがゆとりを持って走り切れた。
「プラットホーム」の溝の残量は3.21mmとまだ十分に使える。
「スリップサイン」の溝の残量は5.42mm。ゆとりある状態で夏タイヤとして2度目のシーズンを迎える。
「シンクロウェザー」を装着しつつも、もしもの「チェーン規制発令」に備えて常に布チェーンの「ISSEスノーソックス」を携行。オールシーズンと布チェーンで身軽なカーライフが送れる。