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ビタミンDが不足すると新型コロナの罹患リスクが高くなる可能性、シカゴ大学研究報告

2020.10.04

ビタミンD不足がCOVID-19罹患リスクと関連する可能性

血液中のビタミンDレベルが低い人は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患するリスクが高い可能性があるとの報告が、「JAMA Network Open」9月3日オンライン版に掲載された。

筆頭著者である米シカゴ大学のDavid Meltzer氏によると、「ビタミンDは免疫系の働きにとって重要であり、ビタミンDサプリメントがウイルス性気道感染症のリスクを抑制することは、これまでにも報告されていた」といい、今回の研究の結果から、「この関係がCOVID-19にも当てはまる可能性がある」と述べている。

Meltzer氏らは、2020年3月3日~4月10日に米シカゴ大学医学部でCOVID-19のPCR検査を受けた人のうち、過去1年以内に血清ビタミンDレベルが測定されていた人のデータを基に、ビタミンD欠乏とCOVID-19罹患リスクとの関連を検討した。

前記期間にPCR検査を受けた人は4,314人、そのうちPCR検査から過去1年以内にビタミンDレベルが測定されていたのは489人だった。

この489人の平均年齢は49.2±18.4歳で、女性が75%、非白色人種が68%を占めていた。ビタミンD欠乏を、25-ヒドロキシコレカルシフェロール20ng/mL未満、または1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール18pg/mL未満と定義すると、対象の35%が該当した。

ビタミンD欠乏群は非欠乏群に比べ、平均年齢が若く(45.9対51.0歳、P=0.004)、非白色人種の割合が高かった(83対60%、P<0.001)。

489人中、PCR検査で陽性と判定されたのは71人(15%)だった。多変量解析の結果、非白色人種であること〔相対リスク2.54(95%信頼区間1.26~5.12)、P=0.009〕と、ビタミンD欠乏〔同1.77(1.12~2.81)、P=0.02〕が、有意な関連因子として抽出された。

年齢については、50歳までは高齢であるほど相対リスクが高いという関連が認められた〔同1.06(1.01~1.09)、P=0.02〕。

米国人の多くがビタミンD欠乏状態にあり、黒人やヒスパニック系の人、また、今回の調査が行われたシカゴのように、冬期に十分な日光を浴びることが難しい地域に住む人は、ビタミンD欠乏の比率が高い。

Meltzer氏は、「ビタミンD欠乏症を治療することによりCOVID-19のリスクが変化するかどうかを、地域、国ごとに調査することが極めて重要と考えられる」と述べている。

また、ビタミンDサプリメントの摂取によって、COVID-19罹患リスクや罹患した場合の重症度を抑制できるか否かについては、さらに研究を重ねる必要があるとしている。

米レノックス・ヒル病院のLen Horovitz氏はこの研究について、「ビタミンDが、免疫系において重要な役割を担っていることを示唆するもの」と述べるとともに、今回のパンデミックが、ビタミンD欠乏レベルをさらに悪化させる可能性があると指摘している。

外出自粛のために日光への曝露が減り、皮膚で合成されるビタミンDの量が低下する可能性があるからだ。ただし、幸いにもビタミンDはサプリメントの摂取によって補給することが可能だ。

「適正な摂取量は個人の体格と日光曝露量によって決まり、簡単な血液検査で知ることができる」と同氏は説明している。

Meltzer氏らは、最も有効なビタミンD補給戦略を明らかにする研究が必要だと考えており、研究グループでは既に、複数の臨床試験を開始しているとのことだ。(HealthDay News 2020年9月4日)

Copyright © 2020 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
Abstract/Full Text
https://jamanetwork.com/journals/jamanetworkopen/fullarticle/2770157

構成/DIME編集部

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