
コロナ禍において、テレワークが本格化するなど、新しい働き方が広がっている。
新しい働き方の1つとして注目されているのが「ワーケーション」
「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」を合わせたアメリカ発の言葉で、休暇中の旅行先で仕事をする働き方のことである。
休暇先で仕事をする「ワーケーション」に適した人とは?
仕事とプライベートをキッチリ分けており、休暇中に少しでも仕事をすることに抵抗がある人、「仕事のことを考えると全くリフレッシュできない」と考える人は、ワーケーションには向いていないかもしれない。
「ワーケーション」は、落合陽一氏が提唱している「仕事とプライベートを分けることなく、寝ている時間以外はすべて仕事であり、趣味である」という「Work as Life」の考え方を持った人に適した働き方と言えるだろう。
ワーケーションのメリットとは?
ワーケーションのメリットは、何と言っても「普段とは異なる環境で働くことで、仕事のモチベーションが上がること」
NTTデータ経営研究所、株式会社JTB、日本航空株式会社の3社が、慶應義塾大学 島津教授監修の下実施したワーケーションの効果検証実験では、「ワーケーション実施中は仕事のパフォーマンスが20.7%上昇し、終了後も5日間効果が持続した」という結果が明らかになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000623.000031978.html
普段とは異なる環境で働くことで、オフィスや自宅でパソコンと向かい合っていたら思いつかないようなアイデアが湧いてきたり、仕事が行き詰った時に、サーフィンやヨガなどのアクティビティをすることで、気分がリフレッシュされ、仕事へのモチベーションを上げることができる。
また、ワーケーションは生産性を上げることだけでなく、ストレスを軽減することも明らかになっている。
前述の効果検証実験では、「ワーケーションは仕事のストレスを37.3%低減させ、期間後も5日間持続する」ということが証明されている。
都心から1時間で行けるワーケーション・スポット
「ワーケーション・スポット」と言うと、飛行機で長時間移動するリゾート地などを思い浮かべるかもしれないが、都心から電車で1時間で行けて、心身リフレッシュできる場所がある。それが「逗子」である。
海の近くで波音を聞きながら仕事をして、仕事の合間に砂浜を散歩したり、マリンアクティビティを楽しむ。
そんな働き方を実現させてくれる逗子のワーケーション・スポットを2つ紹介しよう。
1.マリブホテル
今年3月にオープンしたばかりの、全室スイート・オーシャンビューのラグジュアリーホテル「マリブホテル」
オーシャンビューの部屋で仕事をし、仕事が終わったら、ホテルに併設されている、ロサンゼルス・マリブでセレブに人気を誇る「FRESH, ORGANIC, LOCAL」をコンセプトとしたレストラン「マリブファーム」でスーパーフードやヘルシーフードを活かした食事を頂く。
仕事を早めに切り上げて、クルージングやフィッシングといったアクティビティの他、クレイドスパを受けることもできる。
身体の外から内からリフレッシュし、極上のワーケーションが過ごせるスポットである。
2.ZAIMOKUZA SEASONS
材木座海岸の目と鼻の先に位置する、レストラン、サーフクラブ、スタジオ、ショップなどが入った複合施設「材木座テラス」内にあるホテル。
全室にテラスが付いているため、オーシャンビューのテラスで朝食を食べてから仕事を始めることができる。
建物内に併設されているスタジオ「gypsea by HONEY」では、ヨガやベリーダンスのレッスンが開講されており、仕事の合間に疲れた頭と身体をリフレッシュさせることができる。
そして仕事が終わったら、立ち飲みバルで海を愛する人達とお酒を楽しむ。
海が好きな人にオススメのスポットである。
ワーケーションで活動量もUP!
実際に逗子でワーケーションをして体感したのは、仕事のモチベーションアップや、気持ちがリフレッシュするだけでなく、「活動量が増加する」ということ。
在宅ワークをしていると、家から1歩も出ない日もある。しかし、ワーケーションをすると、ホテル周辺を散歩したり、アクティビティをしたりするため、活動量が自然と増える。
在宅ワークが引き起こす「運動量の大幅低減」「長時間のデスクワーク」といった問題は、病気になるリスクや死亡リスクを高めるとも言われている。
健康的な肉体をつくるためにも、定期的にワーケーションをする価値はあるだろう。
文/小松佐保(Foody Style代表)