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一度食べてみたい!メロンより糖度が高く冷やすと甘さを感じる希少な野菜「八ヶ岳生とうもろこし」

2020.09.24

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

平均糖度20度という驚きの甘さ

“農業には生産から販売まで、まだ試されていない新しい可能性がある”と、長野県原村出身の同級生、折井祐介さんと柳沢卓矢さんの二人組が始めた農園「HAMARA FARM」は、立ち上げから今年で10年となる。

HAMARA FARMで栽培されている「八ヶ岳生とうもろこし」は、八ヶ岳の高冷地でのみ栽培し、平均標高1000mの畑で、八ヶ岳高原特有の長い日照時間と大きな寒暖差を利用して育てている。同農園規定の糖度に達するものしか出荷しておらず、基本は1本の株から1本のみしか採れないとのこと。

「八ヶ岳生とうもろこしは他には流通していない品種。とうもろこしは収穫した瞬間から糖度が落ちていくため、おいしく収穫できるタイミングを細かく管理し、1日当たりの数を抑えて収穫。毎日おいしいタイミングで採れる限定数だけ出しており、7月上旬~9月中旬ぐらいまでと、とうもろこしとしては比較的長い期間提供している。

特色は生で食べておいしいこと、平均糖度が20度という甘さがあること。甘いとうもろこしと言われるものでも12度ほどなので、八ヶ岳生とうもろこしの甘さは突出しているといえる。また、冷やすことで甘さが出るという特性がある唯一の品種なので、冷やしとうもろこしとしても謳っている。生のまま冷やしても、茹でて冷やしても甘さをさらに感じてもらえる」(ベジパング 取締役 柳沢卓矢さん)

八ヶ岳の魅力を発信する一環として、「八ヶ岳生とうもろこし」を使った「もろこしシェイク」(650円・税別)を、期間限定で「OPEN NAKAMEGURO」にて販売している。

販売前日の試食会では、その日の朝、HAMARA FARMの畑から株ごと持ってきた仮想農園が登場。採れたての甘さ、味を試してもらうため、株ごと実が付いた状態で鮮度を保ったまま持ってきたとのことで、その場で“とうもろこし狩り”を体験させていただいた。株をつかんで、実を逆手に持って下に引くだけで簡単にもげた。

採ったとうもろこしは、糖度を長持ちさせる専用フィルムに入れてくれる。このフィルムで甘く食べられる期間を3倍ほど伸ばすことができるとのこと。フィルムに入れたまま冷蔵庫で冷やせば、1週間ほどは生のまま食べることができる。茹でた場合は2~3日間のうちに食べるようにして、茹で時間を少し減らして冷凍すれば約1か月保存が可能。

茹でても、たれをつけて焼いてもおいしくできるが、皮つきのまま250℃のオーブンで15~18分焼くと、栄養や甘さ、旨みを逃がさず味わうことができる。

期間限定の「もろこしシェイク」は、メロンより甘い「八ヶ岳生とうもろこし」を1杯に約1~1.5本を贅沢に使用。砂糖はほぼ加えず、コクを出す濃厚なエシレバターを加え、とうもろこしそのものの甘さを活かした素材感のある味に仕上がっている。とうもろこしだけだとえぐみが若干入ってしまうため、エシレバターとバニラアイスを合わせているが、八ヶ岳生とうもろこしがあまりに甘いため、配分に苦労したとのこと。

夏にしか収穫されない希少品種のとうもろこしには、炭水化物、ビタミンB1、B2、Eなどのビタミン群、食物繊維、カルシウム、マグネシウムなどの各種ミネラルをバランスよく含んでおり、ヘルシードリンクとしてもおすすめ。

八ヶ岳周辺の農産物、工芸品などを扱うオンラインセレクトショップ「ハチカッテ」にて「八ヶ岳生とうもろこし」を販売しているが、今年はすでに販売予定数量に達したため、受付は終了。「もろこしシェイク」も、収穫が終わり次第終了となるので(9月末までの予定)、できるだけお早めに!

【AJの試食】まるでフルーツのような驚きの甘さ

「採れたてが一番甘い」とのことだったので、株から自分の手で採った八ヶ岳生とうもろこしをその場で少し食べてみた。生で食べると食感はシャキシャキ、あふれ出る汁がとても甘く、青臭みはまったくない。皮もやわらかいので口の中に残らず、まるでフルーツのように食べられる。

「冷やしとうもろこし」としてもおいしいとのことなので、フィルムに入れて持ち帰り、冷蔵庫で保存して3日間後に食べてみた。

粒をばらして生で食べてみる。もぎたてにかぶりついたときの甘さと遜色がないぐらい甘い。シャキシャキ食感も全く変わらず。もう半分は電子レンジで2分間温めてみた。甘味は生食より少し減るが、それでも十分な甘さとジューシーさがあり、食感がしっとりになって生よりも食べやすい。できれば塩をかけずにそのまま食べて、より甘さを感じてもらいたい。

スムージーやコーンポタージュにしても絶対においしくなると確信。サイトで購入しようと思ったら、すでに今年の予約分は終了だったので残念!来年は早めにチェックしたいと思う。

冷やした時の甘さを実感してもらうため開発されたという「もろこしシェイク」は、味や香りはまさしくとうもろこしそのもの。冷たいコーンポタージュのような感覚の風味に甘味やコクが加わりシェイクとしておいしく仕上がっている。採れたての「八ヶ岳生とうもろこし」しか使わないので、収穫時期が終わればメニューも消えるが、リピしたくなるクセになりそうな味わい。こちらも来シーズンの再登場に期待したい。

文/阿部純子

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