
コロナ不況で先行きの見えない時勢柄、いつ失業や廃業の憂き目を見るかわからず、不安を感じている人は多いことだろう。そんな状況だからこそ、広く社会から必要とされる技術の一つである「プログラミング」のスキルを取得しようと考える人も少なくないはず。
そこで今回、マンツーマンオンラインプログラミング塾「侍エンジニア塾」を運営する株式会社侍による、プログラミング学習をするきっかけについての意識調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
プログラミング学習者の82%が「自身のスキルに満足していない」
はじめに、プログラミング学習者104名を対象に「現在のご自身のスキルに満足していますか?」と尋ねたところ、82%の人が「自身のスキルに満足していない」と回答した。
続いて、新型コロナウイルスの感染拡大により、全国的な自粛が実施された4月以降にプロググラミング学習を始めた人(58人)と感染拡大以前(2020年3月以前)に学習を始めた人での学習きっかけに違いについて比較も行った。
まず、自身のスキルに満足しているかについては、満足していない人が4月以降に学習をはじめた人が86%に対して、感染拡大以前に学習をはじめた人は74%と14ポイントの開きがあることがわかった。
また、「プログラミング学習のきっかけ」についても、4月以降にプログラミング学習をはじめた人は、スキルを身につけたいが86%、今より収入を増やしたいが60%、転職・独立したいからが59%、今の仕事に将来的に不安があるが47%という結果となった。
3月以前にプログラミング学習をはじめた人については、スキルを身につけたいが74%、今より収入を増やしたいが57%、転職・独立したいからが83%、今の仕事が将来的に不安があるが30%という結果となった。
新型コロナウイルス感染拡大前に学習をはじめた人については、ここ数年転職市場も活性化していたこともあり、転職・独立したいというキャリアアップ志向が非常に高く8割を超える結果となり、今の仕事が将来的に不安と感じている人は3割と低い傾向となった。
一方で、新型コロナウイルス感染拡大後は、スキルを身につけたい人が9割となり、今の仕事が将来に不安を感じている人が5割近い結果となった。
新型コロナウイルスの感染拡大により、自身のスキルについての満足していない傾向が強まり、スキルを身につけたいというスキル取得意欲が高まっているという結果となった。
<調査概要>
調査期間:2020年8月1〜10日
アンケート媒体:侍エンジニア塾Twitter、侍エンジニア塾ブログ、侍エンジニア塾受講生
調査手法:インターネット調査
出典元:株式会社侍
https://www.sejuku.net/
構成/こじへい
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