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シニア世代が聴力の衰えを感じるシーン、男性1位は職場の仲間との談笑中、女性1位は?

2020.09.20

社会全体に占める高齢者の割合が増加の一途をたどる今、働くシニアの活躍が目立つようになっている。

総務省統計局が公開する働くシニアについてのレポートによると、65歳以上の高齢就業者数は年々増加傾向にあることが分かっている。2018年では、862万人のシニアが就業しており、働いている人の10人に1人以上はシニアが占めている。

また年齢別で見ると、65~69歳の就業率は約50%となっており、約半数の人が65歳を超えても働いていることが分かる。つまり、定年しても70歳までは「働くことが当たり前」な世の中になりつつあるのだ。

そんな現状を踏まえてこのほど、日本法人ソノヴァ・ジャパン株式会社による、50~70代の働く男女400人を対象にした「働くシニアと聞こえに関するアンケート調査」が行われたので、その結果を紹介していきたい。

働く男性シニアの約7割が「シニア企業顧問」に興味あり!

働くシニアが増加する中、その働き方も多様化してきている。以前なら、定年後も再雇用で同じ会社で働き続ける人がほとんどだった。

しかし、再雇用の場合、給与が下がり仕事が物足りなく感じてしまうことや、これまで部下だった社員との立場が逆転することで、関係がぎくしゃくしてしまうことも少なくない。そのため、最近では「より輝ける職場」を求め、再雇用以外の道を進むシニアも増加傾向にある。

その一つの道として、企業のアドバイザー的な役割を担う存在である「シニア企業顧問」といった働き方が注目されている。

そこで、働くシニアに対して、シニア企業顧問なりたいかどうかを調査したところ、男女で大きな違いが見られた。男性の場合は、「非常に感じる(15.0%)」「なりたいと感じる(25.5%)」と回答した人は4割以上も存在している。

また、なりたいとは感じていなくとも、「興味はある」と回答した人が26.5%も存在しており、約7割の人が興味を持っていることが分かった。

それに対して女性の場合は、「興味はある」以上の回答をした人は46%と、過半数にも満たない結果となった。この結果から、男性の方が自分が輝ける場を定年後も追い求める傾向があることが分かった(図1)。

男性人気の高いシニア企業顧問について、次はどのようなイメージを持っているかを働くシニアに対して聞いてみたところ、男女ともに「コミュニケーション/交渉能力が高い」への回答が最多となった。

その他も基本的には男女ともに同じような回答結果となっており、全体的に「仕事ができる人」といったイメージを持たれていることが分かる。

また、全体の数値を見ると、男性の方が女性よりもシニア企業顧問に良いイメージを持っている人が多く、「立派な考えを持った人格者」の項目に至っては、10ポイント以上の差が開く結果となった。

男性は、シニア企業顧問が他の社員に憧れられるような存在であると、女性以上に感じていることが分かり、それに伴い興味を持つ人も多くなっていると考えられる(図2)。

さらに、男性は仕事で成功した人が立派な考えを持った人格者と考えられる傾向が高いことに対し、女性はそうでないことから、女性の場合は、仕事と家庭、プライベートなどトータルで人格者かどうかを判断しているのかもしれない。

コミュニケーションに密接に関係する聴力、一定数のシニアが衰えを実感!?

コミュニケーション能力が高いといったイメージを持たれているシニア企業顧問に、働くシニアの一定数が興味を示していた。コミュニケーション能力には、聴力が密接に関係している。ここからは働くシニアと聴力の関係についての調査結果を見ていきたい。

働くシニアに対して、聴力の変化を感じるか伺ったところ、男性では約半数の人が「聞こえづらくなった」「どちらかと言うと聞こえづらくなった」のいずれかに回答していた。それに対して女性は、35%と10ポイント以上低く、男性よりも聴力の変化を感じていないことが分かった(図3)。一般的に、女性の方が情報を取り入れる能力が男性よりも高いと言われている。

そのため多少聞こえない部分があっても、周辺情報から話を理解することができ、聴力の変化を日常では感じにくいのかもしれない。

反対に男性の場合は、必要な情報のみを取り入れる傾向があるため、そこが聞こえないと話が理解しにくくなる。そのため聴力の変化も感じやすいのかもしれない。ただ、密なコミュニケーションを取っていないから話を理解できていないだけで、それを聞こえのせいにしている可能性もある。憧れのシニア企業顧問に近づくためにも、しっかり聞くことを意識すると良いかもしれない。

次に仕事中のどういったシーンで「聞こえづらさ」を感じているのかを調査したところ、これも男性と女性で回答結果が分かれた。男性で最も多かった回答は「職場仲間との談笑中」で約60%となっている。対して女性では、「電話中」と回答した人が最も多く、52.9%だった(図4)。

この問いでも、前問で触れた男女の情報収集能力の差が関係していると考えられる。女性は情報収集能力が高いため、周辺情報を多く取り込める談笑中は、話が理解しやすく聞こえづらさを感じづらくなると考えられる。

しかし電話だと用件のみを話すことが多いため、周辺情報を集められず聞こえづらさを感じやすいのかもしれない。対して男性は、一般的に情報処理能力が女性よりも長けていると言われている。用件のみを話す電話では、ある程度話題の予測もできるため、聞こえた内容と予測から情報を処理し、話を理解しやすいと考えられる。

Q3の結果から、聞こえづらさを感じている人が男女ともに一定数いることが分かった。そこで今度は、聞こえづらさを感じている人に対して、聞こえが改善すれば、仕事の効率も良くなると感じるかどうかを質問したところ、56%が「感じる」と回答した。この結果から、聞こえの改善は業務効率のアップに少なからず繋がると考えられていることが明らかになった。

働くシニアの大多数が補聴器の使用に「抵抗あり」と回答!

Q5の質問で、聴力の向上が業務効率アップにつながると感じている働くシニアが一定数いることが分かった。聴力向上を支える手段の一つとして、補聴器の使用が挙げられる。 しかし、働くシニアにとって補聴器は、使用したくないアイテムとして考えられていた。

シニアのサポートグッズの中で使用に抵抗があるものを聞いたところ、「補聴器」への回答が241人と突出して多くなっている。他のサポートグッズは、見た目に大きな影響を与えないことが多いが、補聴器は使用していることが比較的分かりやすいアイテム。そういった面から補聴器の装着をためらう人が多いのかもしれない(図6)。

使用に抵抗があると回答した人が多い補聴器だが、何が備わっていれば使用を考えるかを調査したところ、「装着時に邪魔にならない小型・軽量性」との回答が最多となった。

この結果から、補聴器を使用していることが他人に分かりやすいことや、生活の邪魔になると思われていることが、補聴器をためらう原因であると考えられる。

また、「補聴器と気付かないほど洗練された高いデザイン」の項目にも約半数の働くシニアが回答していることから、装着時の見栄えは補聴器の使用を考えるうえで、重要な要素であることが分かる(図7)。

多くの回答が集まったデザイン性についての項目に関連して、Q1でシニア企業顧問に「興味を持つ」と回答した人(n=226)を対象に調査したところ、74%が補聴器にデザイン性を求めており、全体の66.8%よりも高い数値となった(図8)。

Q2で明らかになった通り、シニア企業顧問は、コミュニケーション能力が高いといったイメージを持たれているため、聴力の低下を感じさせたくないと考えているのかもしれない。デザイン性の高い補聴器を使用することで、スマートなイメージを崩さずにコミュニケーションが行えることから、デザイン性を求める傾向にあると考えられる。

最近では、デザイン性にこだわったモデルや装着が目立たないタイプなど装着時の見栄えを考えた補聴器が多く販売されている。聴力の低下を感じた際は、業務効率をスマートに上げるアイテムとして、補聴器を使用することをお勧めする。

※ソノヴァ・ジャパン調べ

<アンケート概要>
・調査主体 :ソノヴァ・ジャパン株式会社(第三者機関調べ)
・調査期間 :2020年4月25日(土)~26日(日)
・調査対象者 :50~60代の働く男女(性年代均等割付)
・調査対象地域 :東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・福岡県
・調査方法 :ウェブでのアンケートを実施し、回答を分析
・有効回答数 :400人

出典元:日本法人ソノヴァ・ジャパン株式会社

構成/こじへい

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