
今の時代、一寸先は闇。何が起こるかわからない時勢柄ゆえ、収入源は複数あるに越したことはない。そんな意識から、副業、および複業に取り組むビジネスパーソンも少なくなさそうだ。
そこで今回、会社員の副業実態を探る意識調査が、株式会社フクスケによって実施されたので、その結果を紹介していきたい。
副業経験者の50%が会社に副業を届出
はじめに「会社に副業の届け出をしていますか?」と尋ねる調査では、届け出をしている人としていない人で半々にわかれる結果となった。
また、「会社に副業制度はあるか」と尋ねる調査が行われると、「いいえ」が57.0%、「はい」が43%という結果に。副業経験者が所属する会社の半数以上は副業制度が存在しないようだ。
「会社に副業を届出しない理由」として、もっとも多かったのは「プライベートでの副業を知られたくない」だった。この結果には、副業制度のない会社が多いことが関係していそうだ。
副業者におけるリテラシー調査結果は……
副業者におけるリテラシー調査も実施された。
「情報漏洩被害などのセキュリティ研修を受けていますか」と尋ねる調査では、「いいえ」が55.3%。「副業先で知り得た情報を本業でも利用していますか?」と尋ねる調査では「はい」が22.8%だった。
法務に関する調査結果を見ると、契約書、NDA、反社チェック実施度は半数以下だった。
さらに「確定申告など税務周りにおいて、税理士に依頼、または自分で理解し把握できていますか?」と尋ねる調査では、「いいえ」が40.3%。最後に、「副業の紹介はどこから?」と尋ねる調査が行われると、「自身で営業」「友人からの紹介」が合わせて86.2%を占めていた。
<副業実態調査概要>
調査期間:2020年8月24日-8月29日
対象:副業経験のある会社員(22歳-50歳)
サンプル数:600サンプル
主な調査項目:副業制度の有無や届出、副業に関する知識、副業の経路、副業時の契約、税務周り、情報の利用について
インターネットリサーチ調査
出典元:株式会社フクスケ
https://fkske.com/
構成/こじへい
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