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ウェビナー歴6年のプロスピーカー直伝!画面の向こう側の相手の心に届く「伝え方」5つのメソッド

2020.11.01

信元さん

画面の向こう側にいる相手に伝えたいメッセージをしっかり伝えるにはどうしたらよいのだろうか? 集中力が持続しにくいバーチャルのプレゼンで、聞き手の心にぐっと刺さる伝え方のコツをプロのスピーカーに聞いた。

信元さん

プロスピーカー
リップシャッツ  信元夏代さん
ニューヨーク在住。全米スピーチコンテストにてNY区5連覇を果たす。グローバルに活躍する日本人向けにプレゼン・スピーチを指導するブレイクスルー・スピーキングを主宰。近著は『世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす』(フォレスト出版)。

『世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす』

スピーチはパフォーマンス。資料の発表では伝わらない

 準備万端でウェビナーを催しても、反応が薄いばかりか離席者が続出する……といった事態は少なくない。原因はどこにあるのか。企業研修歴15年、ウェビナー歴6年、ニューヨークでプロフェッショナルスピーカーとして活躍するリップシャッツ信元夏代さんはこう分析する。

「初心者が陥りがちなのは、プレゼンのための資料づくりで完結してしまい、ウェビナーがその発表の場になってしまうことです。自分や自社のためのウェビナーになっていないでしょうか。聞き手を飽きさせない工夫をしているでしょうか。大切なのは『相手に伝わること』、そして『相手を動かすこと』です」

 スピーチの結果、聞き手の意識が変わり、行動を起こしてもらえればウェビナーは成功だ。そのために、スピーカーが心得ておくべき知恵やテクニックがある。

「人の心を動かすための基本はロゴスとパトス、そしてエトス(下図参照)。この3つすべてをスピーチに入れ込むことが大前提です」(信元さん、以下同)

 信元さんによると、スピーチはパフォーマンス。エンターテインメント性がないと聞き手が飽きてしまうし、独りよがりなメッセージも聞くに忍びない。プロスピーカーは、自分が伝えたいメッセージがどのように相手の役に立つかを考えて言葉を絞り込み、思わず聞き入ってしまうストーリーを語ることで自然に相手を引き込むよう、徹底的に考え抜いている。

信元さん

信元さん

写真下は、2019年スピーチコンテストNY州全体決勝大会で準優勝した時の記念写真。同年、プロスピーカーとして日本人初の世界トップ100入りを果たした。

メッセージは20文字以内で繰り返し伝える

 最も重要なポイントは、メッセージを端的に明言化することだ。信元さんは、この1点だけは聞き手に伝えたいというメッセージを“ワンビッグメッセージ”と呼び、20文字以内に凝縮することを提唱している。

「たくさんのグラフや資料を見せるよりも、シンプルなワンビッグメッセージを繰り返し発するほうが有効。100人が聞いたら100人全員が『今日のメッセージはコレだったね』と言えるスピーチが最強です。ウェビナーでは、従来のリアルなプレゼンよりもさらにシャープなメッセージにすべきです」

 また、10分に1回程度は起点(ワンビッグメッセージ)に戻るのがコツ。テレビCMと同じで、何度も見聞きしているうちにキャッチフレーズや商品名が記憶に残るのだ。

「気が逸れがちなウェビナーでは、大事なメッセージを聞き落としている可能性もあります。随所でメッセージを発することで、プレゼンの最後には耳に入っているでしょう」

聞き手を動かす3つの要素

アリストテレスが唱えた「説得の3要素」。論理・感情・信頼の3つが揃ってはじめて聞き手の心を動かすことができる。

聞き手を動かす3つの要素

共感を呼び心を動かすストーリーに落とし込め 

 ビジネスの場では、事実を事実として伝えて終わってしまうプレゼン――グラフや統計を見せて説明するだけ、ケーススタディーを報告するだけ、など――がよくあるが、それでは聞き手も「ああそうですか」で終わってしまう。終始説明調のプレゼンは眠気を誘うだけだ。聞き手の興味を引き、心を揺さぶるには、ストーリーが必要。ストーリーといっても、映画のような壮大な物語ではなく、むしろ日常の中のささいなエピソードのほうが共感を呼ぶストーリーになりやすい。

「共感とは“あるある感”ですから、こんな失敗をして、こんな苦労をして、ようやく今にたどり着いたといったような、人の顔や感情が見えるパーソナルストーリーのほうが親近感が湧き、耳を傾けてもらえます。逆に、現実離れしたサクセスストーリーや虚構、他人の体験や伝聞では、共感も信頼も得られません」

精密な構成が命!無変化の状況を作らない

 また、信元さんは「プレゼンの最大の敵は無変化だ」と考え、聞き手の集中力を切らさない仕掛けが必要であると指南する。

「ウェビナーでしかできない手法がいいでしょう。挙手ボタンを押してもらったり、チャットに記入してもらったり、ライブ投票して結果を共有したり。バーチャルだからこそ、私はインタラクティブな構成を分刻みで考えて臨んでいます」

 また、聞き手を飽きさせない話し方もある。一番気をつけたいのは「オレオレ・スピーチ」だ。共感を得るためのパーソナルストーリーを語っていても、いつの間にか自慢話や手柄話になってしまう人が多いという。

「『我が社の実績は……』『私のチームが苦労して……』と気づかぬうちに自分視点で話しているケースがほとんどです。聞き手の興味や問題意識が後回しになる傾向にあります」

5つのメソッド

取材・文/大津恭子

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