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焚き火がビジネスシーンでも大活躍!?宿泊型ミーティング施設「タキビバ」でオフサイトミーティングのすすめ

2020.09.19

■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!

群馬・浅間山の麓で養蜂、キャンプ場「北軽井沢スウィートグラス」運営などを通して地域未来の創造につとめる「きたもっく」と、プロセス型コンサルティングを行う「スコラ・コンサルト」が出会い、2020年9月より宿泊型ミーティング施設「タキビバ」が開業した。

場所は、きたもっくが運営する北軽井沢スウィートグラスのすぐ隣。浅間山に抱かれた自然豊かな場所にある。

「何もない土地に木を植えることからはじめ、居心地のいい空間を目指したキャンプ場がスウィートグラス。何もない場所でも丸太一本あることで人が集まる場所となります。キャンプ場は家族それぞれが自分の立ち位置を確認し、協働作業する場。家族同士がわかりあい、家族を再生する場だと考えています。

家族再生の場であるキャンプ場の次に、希薄になりつつある人間関係を再生するために、いつか企業など同じ目的を持ったグループが集まる場を作りたいと考えていました。それを形にしたのがタキビバです」と語るのはきたもっく代表の福嶋誠さん(上写真右)。

パートナーのスコラ・コンサルト代表、辰巳和正さんは「オフサイトミーティング(いつもの現場から離れた場所で話し合うミーティング)では本音でとことん話し合うことに意味があると思っています。ですが、本音を話すということは誰しも不安。また、相手の意見もあり本音もゆらぎます。

タキビバは開放感がありますし、豊かな自然と焚き火という“ゆらぎ”が目の前にあるので、心理的安全性を得られる場。本音を話し合い、未来へつなぐ場として最適だと考えています」と、焚き火とビジネス合宿の親和性を教えてくれた。

焚き火が持つパワーとは?

福嶋さんと辰巳さんは相当焚き火に惚れ込んでいるが、その焚き火の力とは一体どんなところなのだろう?

福嶋さんによると「ソーシャルディスタンスという言葉が広まりましたが、焚き火を囲むことでほかの人とちょうどいい距離をとれます。みんなが中心にある焚き火を眺め、上昇気流のせいか会話もポジティブになるようです。いっぽうで、自分の内面とも向き合い、素直になれます。

そうやって人々が本音を話すことで、さらにいろいろなアイデアが生まれ、新しい力を生み出す。そんな力が焚き火にはあるのでは」。

タキビバは、焚き火スペースである「炎舞台」と焚火エリア「火野間」を挟むように、宿泊棟である「シェルター」(写真右)と調理場「炊火食房」(写真左)がある。

シェルターは近代的な建物で、炊火食房は手作り感あるプリミティブなガゼボ。対照的な建物だが、日が落ち、焚き火を囲んでいるうちに周囲の景色が曖昧になってくる。時間、周囲の環境と一体になる心地よさを狙っているそうだ。

地元で採れる佐久鉄平石を使ったファイヤーピット「炎舞台」。直径9mで20名ほどが囲める大きさだ。

炎舞台中心、薪をくべる場所は周囲よりやや低くなっているため、効率よく燃えて上昇気流を得られるよう、床下にダクトを設けている。

斧やキンドリングクラッカーで薪割りをしたり、薪入門講座を受けたり。焚き火を用いたグループワークはアイスブレイクに最適だ。

炊火食房にはかまどと囲炉裏、温水の出るシンク・作業台とグリルを用意。かまどで料理を作るほか、フィンランド式丸太焚き火による豪快な焚き火料理も可能。

みんなで協力し合って焚き火料理を作るほか、バーやレストランとしても活用される。ここではチームビルディングの効果も期待できそう。

ひとりになる時間も必要

同じ目的を持った人たちのミーティングとはいえ、いつもみんなといっしょではかえって閉塞感が生じてしまう。自分だけの時間を作ることも必要だ。

シェルター1階にあるのは、広く開放的なホール。浅間高原にある火山避難施設からヒントを得たコンクリート作りの建物だ。

炎舞台やホール、炊火食房でみんなと過ごした後は、小さなライトを手にシェルターの2階にある寝室「ReGo」へ向かう。天井が低く、ほの暗い洞窟のようになっていて、にぎやかな時間をクールダウン。

寝室「ReGo」は個室タイプ。出入り口をロールスクリーンで閉じられるので、ひとりの時間を確保できる。ホステルのような2段ベッドに仕切りを設けたスペースではなく、天井が高いためコンパクトだけれども圧迫感はない。

ひとりになれる空間と、みんなとすごす場。両者があるからこそ、安心してコミュニケーションを取れるというわけだ。

焚き火で地方創生

タキビバは、できるかぎり地元の素材を使っているのがもうひとつの特徴となっている。

シェルター2階のミーティングスペース「ラボ」。焚き火から生まれた灰で作ったアートなど、浅間の自然を無駄なく利用している。

焚き火をテーマとした場なので、地域の林業も活性化される。

日本全国に手入れがなされず放置されてしまった森が増えているが、タキビバにより地域との交流が生まれ、林業、農産物も見直される。

「いずれタキビバを全国展開できれば。火野間に薪を置いていますが、これを地元の象徴的な建物にしたら楽しいと思いませんか?」(福嶋さん)

オフサイトミーティングは非日常的な場所で行われることが多い。

タキビバのように個室があり、焚き火に特化するならアウトドアに興味のない人も参加しやすい。いっぽうで、キャンプ場でテントやタープを建てることからはじめれば結束力が期待できる。

キャンプ場の新しい使い方として広まるか。今後も注目したい。

取材・文/大森弘恵

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