
水辺のアクティビティで着ける腕時計には、防水性能なども求められます。それ以外にも、潮の満ち引きや心拍数などがわかれば、よりアクティビティを楽しめるはず。そこで今回は、シーンを4つに分けて、5万円以内で手に入る、防水性能の高い腕時計を紹介していきます。
5万円以内で手に入る! シーフィッシング、サーフィン、プールでのスイミングやビーチにおすすめな防水腕時計
ひとえに防水腕時計といっても、シーンによっては求められる性能が異なるため、適した製品も少しずつ変わってきます。この項目では、そんなシーン別のおすすめ腕時計を、手の届きやすい5万円以内の製品に絞り、紹介してきます。
潮の満ち引きがわかる! フィッシング向け防水腕時計:G-SHOCK GULFMASTER Twin Sensor GN-1000B-1AJF
公式サイト税込価格:3万5200円
防水性能:20気圧防水
G-SHOCKのガルフマスターシリーズのGN-1000B-1AJFは、中空ケースを用いた耐衝撃構造となっており、過酷な海上での使用を想定して作られた腕時計です。潮位が確認できるタイドグラフはもちろん、月齢表示をグラフィックで表示できるムーンデータが備わっています。また、方位計測機能や温度計測機能なども搭載。ケースとベゼルには樹脂とステンレススチール、バンドには樹脂が用いられています。ナイトフィッシングの際にも役立つLEDライト「スーパーイルミネーター」も嬉しい機能の1つですね。
【参照】GN-1000B-1AJF
ビーチのタイド情報が世界550か所登録済み!サーフィンにおすすめの防水腕時計:Base Tide Pro
公式サイト税込価格:1万8700円
防水性能:10 気圧防水
ニクソンのBase Tide Proは、世界550ものビーチに関するタイド情報が登録されています。登録済みのビーチであれば、初めて行く海でも波の情報を簡単に確認できるので、心置きなくサーフィンを楽しめそうですね! 100メートルまでの防水機能を備えた「繊維強化ポリカーボネートケース」を採用。豊富な7つのカラーバリエーションから選べる点も嬉しいポイントの1つです。
スイミング中の心拍数や泳いだ距離を検出できる! フィットネス向け防水腕時計:POLAR IGNITE
公式サイト税込価格:3万580円
防水性能:防水30m(ISO22810)
POLARのPOLAR IGNITEは、重さわずか35gのGPS内蔵のフィットネスウォッチで、スイミングにうってつけの「スイミングメトリクス」という機能を搭載。これはプールで泳いでいる時の心拍数や泳法、ペースや泳いだ距離などを自動で検出できる機能となっています。防水性は耐水度30m。「Sleep Plus Stages」によって睡眠の質も細かく分析できます。
※腕時計をつけたままの遊泳を禁止しているプールもあるようなので、購入される前に通っているプールやトレーニングジムの注意事項などをしっかりチェックしておきましょう。
【参照】POLAR FLOW
光発電のエコ・ドライブ搭載! 海辺でのアクティビティにおすすめの防水腕時計:シチズン PROMASTER BN0156-05E
公式サイト税込価格:4万700円
防水性能:200m
BN0156-05Eはシチズンの技術「エコ・ドライブ」によって、太陽光や室内の光を電気に変えて二次電池に蓄電し、フル充電で約6か月稼働します。防水性能は200mまでなので、心置きなく海でのアクティビティを楽しめますね。ケースにはステンレススチール、バンドにはウレタン素材が用いられています。
【参照】BN0156-05E
腕時計には基本的に防水性能が記されている!
JIS(日本工業規格)またはISO(国際標準化機構)に基づいて設計された腕時計の裏ぶたや文字板などには、その時計の防水性能が表記されています。もし、今手元に腕時計がある人はチェックしてみましょう。
「WATER RESISTANT」や「W.R.」などいった表記で、防水仕様が記されているはずです。
腕時計の防水性能表記で、対応気圧や潜水可能な深さがわかる
JISまたはISOに基づいて設計された腕時計には、その防水仕様が表記されており、防水可能な気圧や潜水可能な深さが一目でわかります。
例えば、「WATER RESISTANT 20BAR」と表記されている場合は、20気圧まで耐えられるということになります。また、HE-GAS DIVER’S 1000mと書かれている場合は、1000mまでの深さまで潜水ができるということです。このように腕時計に表示されている文言や数値によって、防水性能が把握できるのです。
【参照】一般社団法人日本時計協会 防水時計の種類と取り扱い上の注意点を教えて
時計の防水
文/髙見沢 洸