
コロナ禍の外出自粛やリモートワークによる孤独感で「大切な人と過ごす時間」の重要性を認識した人は少なくない。
そこでネクストレベルは、コロナに伴う外出自粛要請が人々の恋愛や結婚に対する価値観をどのように変えたのかを調査した。
外出自粛などによる「孤独感」が結婚を前向きに?
コロナ禍で結婚に対する意識が変わった人は少なくない
どのくらいの人がコロナの影響で結婚への意識が変わったのかを調査してみたところ、全体の約3割が「コロナで結婚への意識に変化があった」と回答した。
3割と聞くと少なく感じるが、およそ3人に1人は結婚に対する意識が変化していると考えると、コロナによって結婚に対する価値観を変えた人は少なくないと言えるのではないだろうか。
7割以上の人がコロナの影響で結婚に前向きに
コロナ流行で結婚への意識に変化があった人のうち、7割以上は「結婚したい」「結婚もいいかも」と、結婚に対して前向きになる形で意識が変化しているようだ。
恋人がいない男女は”結婚に後ろ向き”の傾向あり
結婚に前向きになる男女も多い一方で、恋人がいない男女は恋人がいる男女に比べて、結婚に対して後ろ向きな気持ちに変化している傾向があった。
恋人なしの男女は結婚に前向きになった人の方が多いものの、恋人ありの男女に比べて「結婚は難しい」「結婚したくない」と感じるようになった割合が高いのが分かる。
コロナ禍では家族や恋人の大切さを改めて感じるシーンも多いのに、なぜ結婚に後ろ向きな気持ちになった人もいるのか。それには次の2つの「不安感」が大きく関わっているようだ。
収入や環境の変化が、結婚に対する不安感につながった
コロナ流行の影響により職を失った人、給料が減収した人は少なくない。実際にはまだ影響が出ていない人に関しても、「将来的に自分もそうなるのではないか」という不安を抱く人は多いようだ。そういった収入や環境の変化によって、結婚に不安を募らせる意見が見られた。
結婚には否定的でも「恋人が欲しい」と感じている人は多い
恋人がいない男女に「恋人は欲しい?」と訪ねてみたところ、半数以上の人が「欲しい」と回答した。他のグループに比べて結婚に後ろ向きな意見が多いものの、全体で見れば恋人や結婚相手といったパートナーを求めている人のほうが多いことが分かる。
また、「恋人が欲しい」「恋人が欲しくない」といった意識に変化があった人は18%、約5人に1人存在した。
恋人への意識にどんな変化があったのかを調査すると、「今までは恋人がいなくてもいいと思っていたけど、恋人がほしいと思うようになった」と、恋愛に前向きになった人の意見が目立つ。
5割以上の人が、恋人を探したいが「手段がない・分からない」と回答
コロナ禍でも恋人が欲しいと感じている人は多いが、外出自粛や新しい生活様式が強く求められる中では、恋人探しが難航しやすいようだ。
恋人が欲しいと感じている男女に対して、恋人探しはしているかを質問したところ「恋人探しをしたいが方法がわからない」「以前は恋人探しをしていたが今は自粛中」「恋人探しをしたいが今は自粛中」と答えた人の割合は約50%にものぼった。
コロナ流行で関係性が変化したカップルは50%以上
恋人がいる男女のうち、恋人との関係性に変化があった人は6割近くもいた。
「コロナで恋人との関係性に変化があった」といっても、関係性の変化には「会う頻度が減ってしまった」「別れたいと思うようになった」といったネガティブな変化もあれば、「結婚することになった」「以前よりも絆が深まった」などのポジティブな変化もある。
恋人たちはコロナ禍でどのように関係性が変化しているのか。
60%以上のカップルが、コロナの影響により『親密になった』と回答
コロナ流行の影響で恋人とどのように関係性が変化したのかを、「恋人との関係性に変化があった」と回答した人たちに聞いてみた。
すると、6割近くが「結婚が決まった」「より親密になった気がする」といったポジティブな変化をしている結果となった。
ポジティブな変化として一番多かったのは、コロナで生活や価値観が大きく変わる中で恋人の魅力や大切さを改めて感じ、以前にも増して親密になった気がするといった意見だった。恋愛や結婚の面でいうと、結婚したいと考える人や恋人と良い方向性に関係が変わった人が増え、ポジティブな変化が多く起こっている。
恋人がいる人は、関係性を変化させる良いキッカケとも言える。「コロナだから」とネガティブになるのではなく、コロナだからこそ見えるものを大切にしてみては?
調査概要
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:18歳以上の男女(全国)
アンケート母数:計359名
実施日または時期:2020年05月21日~2020年05月25日
調査実施主体:マッチングアプリ大学
調査会社:ネクストレベル
構成/ino.
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