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ARナビやAMGラインエクステリアを標準で装備したメルセデス・ベンツの新型「Eクラス」

2020.09.15

メルセデス・ベンツ日本は、 2016 年の新型発表以来の大幅刷新となる新型 E クラスを発表、予約注文の受付を開始した。納車は9 月から順次予定している。

Eクラスは、世界で累計1,400万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ベンツの中核を なすモデルであり、1946年に発表されたW136/191型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてきた。

日本 で2016年から販売している従来型Eクラスは2017年に輸入車販売台数4位、翌年にも5位を記録するなど、多くの人に支持されている。

そして2020年、 新世代ステアリングホイールを初採用、また、対話型インフォテインメントシステム 「MBUX」や安全運転支援システムをメルセデス・ベンツの最新のシステムにアップデート するなど、安全性と快適性をさらに向上し、デザインを一新して生まれ変わった。

デザイン

新型Eクラスのエクステリアデザインは、シャープでダイナミックな印象に一新。さらに、AMGラインエクステリアが標準装備となり、一層スポーティな印象 に仕上がっている。
※:E 450 4MATIC エクスクルーシブ、E 220 d 4MATIC オールテレイン、メルセデスAMG各モデルを除く

フロントエンドのヘッドライトには、最新のメルセデス・ベンツのスポーティモデル群に共通する、上下方向に薄く、わずかに切れ上がるデザインを採用。

ラジエーターグリルは下部が広がる台形となるとともに、クローム仕上げのダイヤ モンドグリルを採用した。バンパー下部左右に2本のフィンが配置されるなど、 シャープでダイナミックな印象を強めている。
※: E 450 4MATIC エクスクルーシブ、E 220 d 4MATIC オールテレインを除く

E 450 4MATIC エクスクルーシブには、メルセデス・ベンツ伝統の「スリーポインテッド スター」が輝くボンネットマスコットを採用。緩やかな多角形のラジエーター グリルとフロントバンパー下部にはクローム仕上げが施され、ダイナミックなヘッドライト と相まって、クールでありながらラグジュアリーな印象を与える。

さらに、Eクラスセダンはリアエンドのデザインも刷新。外側に向かって 上下方向の高さが増す、横に長い、2分割型リアコンビネーションランプが採用されており、 ボディのワイドさとダイナミックさを強調するデザインとなっている。

従来から、クオリティの高さとモダンさが両立したインテリアは、その特徴がさらに 向上。メルセデス・ベンツで初となる新世代のステアリングホイールは、 「スポーツ」各モデルとメルセデスAMG各モデルには、3本のツインスポークを採用 し近未来的なスポーティさを演出。

E 450 4MATIC エクスクルーシブには、 ブラックアウトされたスポークを採用し、シックさを際立たせた。

また、ナビゲーション やインストゥルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定を 全て手元で完結できる機能性も搭載。

さらに、従来はタッチコントロールボタン への接触やステアリングホイールにかかるトルクで判定していた、ディスタンスアシスト・ ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式 センサーを備えたパッドを採用した。

これにより、ステアリングホイールにかかる トルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることが認識され、 ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。

また、E 200とE 220 dに従来ピアノラッカー調のトリムが採用されていたセンター コンソールには、新たにインストゥルメントパネルに採用されるインテリアウッドトリム と同様のウッドトリムを採用することで高級感を高めている。

MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)と日本初ARナビゲーション

新型Eクラスのインフォテインメントシステムは、12.3インチの大型ワイドスクリーン 2画面を標準装備。また、2018年から順次各モデルに搭載を進め、熟成 を進めてきた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を採用した。

その最大の特長の1つが、人工知能による学習機能で、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備えている。

ボイスコントロールは「Hi, Mercedes」をキーワードとして起動。音声認識機能は多くのインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、 音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、 各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応している。

また、音声認識だけ ではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタン、 センターコンソールにあるタッチパッドでも様々な操作をすることが可能。

ドライ バーの好みや運転状況によって、使い分けることができることで、安全なドライブに 寄与。今回、さらにドライバーのジェスチャーを読み取ることで各種ライトを 点灯させたり、「Vサイン」をかざすことでアンビエントライトの設定画面などプリセット されたインフォテインメントシステムのお気に入りメニューを表示することができる。

さらに、日本で販売される乗用車で初のAR (Augmented Reality = 拡張現実) ナビ ゲーションを採用。

従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に 進むべき道路がハイライトされるが、新型Eクラスでは、それに加えて、車両の 前面に広がる現実の景色がナビゲーション画面の一部に映し出され、その進むべき 道路に矢印が表示される。これにより、より直感的にどの道路に進むべきかを 判断することができる。

パワートレイン

「E 200 スポーツ」および「E 200 4MATIC スポーツ」には 1.5 リッター直列 4 気筒ターボエンジン「M264」と「BSG」、「48 V 電気システム」などの新技術を採用すること により、効率性、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインを搭載。

「M264」エンジンは単体で最高出力 184PS(135kW)、最大トルク 280N・m を発生。 さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを 兼ねるモーター、「BSG」と「48V 電気システム」は、回生ブレーキ等により発電した 電気を約 1kWh のリチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで 力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク 160N・mの動力補助を行ない、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げる。

また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが 可能となったため、さらに効率化されている。

「E 300 スポーツ」には、E 200と同じ「M264」の中でも、排気量が2.0リッターとなる 直列4気筒エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変 バルブリフトシステム「CAMTRONIC」を採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を実現。

「E 450 4MATIC エクスクルーシブ」には新たに、コンパクトな3リッター直列6気筒 ガソリンエンジン「M256」とともに、「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、 「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を搭載することにより、効率性、快適性、 高性能化を同時に実現している。

エンジン単体で最高出力367PS(270kW)、 最大トルク500N・mを発生させ、さらに、エンジンとトランスミッションの間に配置された、 最高出力22PS(16kW) 、最大トルク250N・mを発生する電気モーター「ISG」と、 「48V電気システム」により、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行ない、約1kWhの容量のリチウムイオンバッテリーに充電。

エンジンが低回転時 には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現。スターターが、従来より高出力な電気モーターとなることで、エンジン 始動時の振動を抑え、エンジンスタートおよびアイドリングストップの際の再スタート の快適性を向上した。

さらに、このモーターはシフトチェンジ時にも使用され、 エンジンが理想的回転数に達するまでの時間を最小限に抑えるためのアシストも行なう。

これによりシフトチェンジに必要な時間が短縮され、スムーズでタイムラグの 少ないシフトチェンジを実現する。

「E 220 d スポーツ」には、最高出力194PS(143kW)、最大トルク400N・mを発生する、 2.0リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが搭載。振動、騒音も 低減されており、快適なドライブを実現。

ターボチャージャーから出た排出ガスは、 まず酸化触媒へ送られた後、AdBlueが添加される。

下流のsDPF(DPFwithSCRCoating:選択触媒還元法コーティング付粒子状物質除去フィルター)で粒子状物質の捕集 と窒素酸化物の低減を行った後、SCR触媒でさらに窒素酸化物の処理を行なう。

その後、新しく追加されたSCR触媒でさらに窒素酸化物の低減を行うと同時に、 余剰のアンモニアを処理するアンモニアスリップ触媒(ASC)を備えることで、運転状況 が急激に変化した場合にもアンモニアが外気中に放出されることを防ぐことが可能となった。

その結果、常に十分な量のAdBlueを噴霧することが可能となり、 窒素酸化物の処理能力を高めることに成功しており、日本市場で販売される乗用車 では他に類を見ない排出ガス処理システムとなっている。

「E 350 de スポーツ」には「E 220 d スポーツ」に搭載されるクリーンディーゼルターボ エンジンに最高出力122PS(90kW)、最大トルク440N・mのモーターを組み合わせ、 システム総合の最高出力は306PS(225kW)、最大トルクが700N・mとなり非常に パワフルでスムーズな加速を実現。なお、電気モーターのみで走行可能な 航続距離は最長50kmとなる。

クリーンディーゼルとプラグインハイブリッドを組み合わせた乗用車は日本唯一。 近距離は電気自動車のように電気モーターのみで走行することも可能で、遠距離 のドライブではクリーンディーゼルエンジンの低燃費な特性により、様々な状況で、 クリーンで低燃費な走りを実現している。

また、「ハイブリッドモード」では、電気 モーターとエンジンの協調により、低振動、低騒音でスムーズな加速が可能となっており、 メルセデス・ベンツに相応しい快適性を実現している。

「E 350 e スポーツ」には、最高出力211PS(155kW)、最大トルク350 N・mを発生する、 2.0リッター直列4気筒ターボエンジン「M274」が搭載。このエンジンと組み 合わせられるモーターはE 350 deと同じ、最高出力122PS(90kW)、最大トルク 440N・mで、システム総合の最高出力は320PS(235kW)、最大トルクが700N・m。なお、電気モーターのみで走行可能な航続距離は最長51kmとなる。※: WLTPでの欧州参考値

メルセデスAMG

新型Eクラスには、「メルセデスAMG 53シリーズ」とトップパフォーマンスモデルの 「メルセデスAMG 63シリーズ」の中でも最速モデルである「Sモデル」がラインアップされる。

「メルセデスAMG 53シリーズ」は、直列6気筒エンジン、ISG(インテグレーテッド・ スターター・ジェネレーター)、48V電気システムおよび電動スーパーチャージャーを 組み合わせ、さらに可変トルク配分を行う、パフォーマンス志向の四輪駆動システム 「AMG 4MATIC+」を採用するなど走行性能を追求する一方、快適性能も維持し、 トータルバランスに優れたモデルだ。

直列6気筒エンジン「M256」はエンジン単体 で、最高出力435PS(320kW)、最大トルク520N・mを発揮。ISGはE 450 4MATIC Exclusiveなどにも採用されている、最高出力22PS(16kW) 、最大トルク 250N・mを発生するシステムに加えて、低回転域で過給を行なう「電動スーパー チャージャー」を搭載することにより、ターボラグを解消。

電動スーパー チャージャーとISGによる動力補助および排気ターボチャージャーとの組み合わせで、 あらゆる回転域で俊敏なエンジンレスポンスを実現している。

トランスミッションは、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと高い伝達効率を 実現した電子制御式9速トランスミッション「AMGスピードシフトTCT(トルク・クラッチ・ トランスミッション)」を搭載。

シフトダウン時に自動ブリッピングを行ったり、シフト ダウン時に一速飛ばしたギアを選択したり、自動ダブルクラッチ機能が採用される など効率良く、気持ちの良いシフトチェンジを行なう。

四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」は前後トルク配分が50(前):50(後)から 0(前):100(後)の範囲で可変トルク配分を行なうことで、ハイパワーを四輪へ最適に 配分。

発進時はもちろん、高速走行、ハイスピードコーナリング、そしてコーナー の立ち上がり加速などにおいて絶対的な安定性を誇り、思いのままのドライビング を楽しむことができる。

「AMG RIDE CONTROL+サスペンション」は、高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするシステム。特にスポーティなスプリング/ ダンパー設定と連続可変ダンパーの「ADS+(アダプティブダンピング システムプラス)」 を採用したマルチチャンバー型エアサスペンションであり、卓越したドライビング ダイナミクスと優れた快適性を同時に実現。

エクステリアデザインは、縦にルーバーが入った「AMG専用ラジエーターグリル」 を採用、リアには、ボディ同色のトランクリッドスポイラーリップが装着され、専用 デザインの大型リアディフューザーとクローム仕上げで円形のデュアルエグゾースト エンドが採用されるなど、パフォーマンスへの期待感が湧きあがるデザインとなって いる。
※: Eクラスステーションワゴンには装着されない。

「メルセデスAMG 63シリーズ」の中でも最速モデルである「Sモデル」は、エアロ ダイナミクスやサスペンションの改良、そして四輪駆動システムやESPの制御を 変化させるAMG DYNAMICSの導入など、全方位に渡る進化を遂げた。

フロントグリルには縦にルーバーが入った「AMG専用ラジエーターグリル」を採用。また、形状を変更したジェットウイング形のフロントエプロンとシルバー シャドウ仕上げのフロントスプリッターは、エアインテークの大型化とともに、フロント アクスルに働く揚力を大きく低減するよう改良した。

リアエプロンはセダン、 ステーションワゴンとも形状を変更することで、ボディの幅を強調するとともに、エアロ ダイナミクスを高める効果をもたらす。

サスペンションはパフォーマンスだけでなく、快適性も大きく向上。3チャンバー エアサスペンションは、アダプティブ・ダンピング・システムの採用によって、卓越した ドライビングダイナミクスに加え、ロードノイズとタイヤ振動の面でも優れた特性を 有している。

エアスプリングは、エアチャンバーを個別にアクティブ/非アクティブ に切り替えることで、スプリングの硬さを広い範囲にわたり調整できることから、 快適性やハンドリングがはっきりと体感できるほど向上。

スプリングのチューニング には3つの段階があり、選択されたドライブモードと走行状況に応じて切り替わる。

急な荷重変化や素早いコーナリング、急加速、急減速の際には、スプリングレート を自動で硬い設定に変更することで、ロールやピッチを効果的に低減するとともに、 車体を安定化。

アダプティブ・ダンピング・システムには、リラックスした 快適な長距離走行から最大限スポーティなドライビングにまで対応する「コンフォート」、 「スポーツ」、「スポーツプラス」の3つのモードがある。

伸び側と縮み側の減衰力 特性が相互に独立に調整されるほか、自由設定型マッピングにより、減衰力の 最小から最大までの差が大きくなっている。このため快適なサスペンション設定 とスポーティな設定との違いが一層際立ち、はっきりと感じられるようになった。

ドライブモードは 6 モード用意し、センターコンソールの AMG DYNAMIC SELECT で 様々な状況に最適な制御を選択することができる。各ドライブモードでは、エンジン、 トランスミッション、サスペンション、エグゾースト、ステアリングの制御が変更可能な他、 各モードに自動選択される「ベーシック」、「アドバンスト」、「プロ」、「マスター」の 4 つの AMG DYNAMICS のモードがあり、四輪駆動システムや ESPの制御を変化。

例えば、ドライブモード「レース」 「マスター」モードは、ヨーレートの引き上げや、 アクセルペダル、ギアシフトシステム、リア・アクスルステアリング、リアの電子制御 リミテッド・スリップ・デフ、あるいは四輪駆動システムのブレーキ力配分のレスポンス 高速化などを行なう。

また、ドライブモードとは独立して、マニュアルシフトへの 切り替えや、車高およびエグゾーストサウンドの調整などがセンターコンソールの ボタンで操作することができる。

エンジンは最高出力612PS(450kW)、最大トルク850N・mを発揮する、4.0リッター V8直噴ツインターボエンジン「M177」が搭載される。

2基のターボチャージャーは V型シリンダーバンクの外側ではなく内側に配置する「ホットインサイドV」レイアウト を採用。エンジンを可能な限りコンパクトにするとともに、ターボチャージャーへの吸排気経路の最適化とツインスクロールとすることで、低回転域から優れたレスポンスを実現。

組み合わされるトランスミッションは、トルクコンバーター の代わりに湿式多板クラッチを採用し、ダイレクト感のある素早いシフトチェンジと 高い伝達効率を実現した電子制御式9速スポーツトランスミッション「AMGスピード シフトMCT(マルチ・クラッチ・テクノロジー)」を搭載している。

関連情報:https://www.mercedes-benz.co.jp/

構成/DIME編集部

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