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レンズが蒸気機関車に!?ミニチュア写真家・田中達也がタムロン創業70周年を祝して製作したオブジェがスゴい!

2020.09.17

これからも未来へ進み続ける ~Heading for the Future~ (c) 田中達也

一見、観光客でにぎわう行楽地の駅の情景を作り込んだジオラマのようだが、よーく見るとどこか違う。そう、SLのように見えるのは、何とレンズなのだ。実はコレ、日用品を別のものに見立てた作品で世界的に注目されているミニチュア写真家・田中達也さんの作品。今回、光学メーカー、タムロンの創業70周年を記念して、特別にこのオブジェが製作されたものなのだ。

作品名は『これからも未来へ進み続ける 〜Heading for the Future』。11本もの同社のレンズをつなぎ合わせてSLに見立てている。このユニークなオブジェを創作するに当たって、どのように発想したのか、田中さんに聞いてみた。

ミニチュア写真家・見立て作家
田中達也さん
1981年、熊本県生まれ。独自の〝見立て〟によるアート「MINIATURE LIFE」をインターネット上で毎日発表している。「MINIATURE LIFE 見立ての世界」を国内外で開催中。

11本のレンズをつなげて歴史を表現

今回、タムロンさんから創業70周年を記念したオブジェをつくってほしいという依頼があり、当然、レンズをほかの何かに見立てようと考えました。レンズは黒い筒状のプロダクトなので、それを建物に見立てて町にするとか、ロケットにしてもいいかも、などいくつかアイデアを思いついたのですが、自分の中で一番しっくりきたのが列車でした。

というのは、レンズを車両に見立てて、それを何本もつなぎ合わせれば、タムロンさんの「長い歴史」を表現できると考えたから。その列車が70周年という節目の〝駅〟に到着し、そして次の駅に向かって走っていくーーというイメージでまとめてみました。

『SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD (Model A030)』×2本、 『16-300mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD MACRO (Model B016)』×2本、『SP 35mm F/1.4 Di USD (Model F045)』×2本、『SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)』×2本、『SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model 272E)』×2本、『18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)』×1本を使用。

撮影に使われた〝12本目〟のレンズ

そもそも僕がミニチュアの作品を作り始めた頃、ソニーの『α55』や『α77』を使っていたのですが、その時、タムロンさんの90㎜マクロレンズを頻繁に使用していました。というのは、僕は水平、垂直が保てる望遠レンズが〝見立て〟を伝えやすくて好きなのですが、それはマクロレンズでも水平、垂直をしっかりキープできたのです。ただ、中には〝見立て〟が伝わりにくくてもいいんじゃないかーーという作品もある。今回の作品はその好例で、「引きならSLが駅舎に停車しているようにしか見えない」ようにしたかった。そこで今回、広角ながらすごく寄れるレンズ『TAMRON 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F051)』で撮影。結果、90㎜マクロレンズよりも臨場感ある作品に仕上がったと思います。

田中さんが撮影に使用した
TAMRON 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2 (Model F051)』。

編集部が見つけた田中達也流ミニチュアドラマ 一問一答

この作品はタムロン本社のロビーで展示されるため、一般の方は見られない。そこで今回、オブジェに配置されているフィギュアに秘められたドラマについて、徹底的に聞いてみた。「そこを掘り下げるの!?」と田中さんに笑われたが、あえてそこを突くのがDIMEである。

編集部:この作品は駅を表現していることもあり、たくさんのフィギュアが配置されていますね。よく見ると、それぞれ何かドラマを想定している気がするのですが、どうなんでしょう?

田中:そうですね、誰もが共感できる駅で起きそうなちょっとした出来事を考えてフィギュアを置いています。わかりやすいので言えば、これかな。

編集部:何かを探していますね。わかった! チケットを探しているんですね。あるある!

田中:こちらは遠距離恋愛になってしまうカップルです。

編集部:激しく言い合っているようにも見えますね。別れの時だから、お互い感情的になっちゃったんですかね。一度くらい、私もこんな修羅場を経験がしたかった! ドラマチックですよね(笑)。じゃあ、下の写真の人たちは、山登りを終えて列車に乗ろうとしているところですかね?

田中:そうなんですけど、それだけじゃありません。左のジージャンの人は、疲れたからそのまま帰りたいんですが、上半身裸の人は、まだ体力があって「もっと楽しもうぜ!」とジージャンの人を呼び止めているんです。

編集部:ジージャンの人には、何とか誘いを振り切って、帰路についてほしいですね。インドア派の私は、彼の味方です。ところで、列車の影に怪しい2人組がいますよ。この人たちは一体……。

田中:基本、家族連れが多い行楽地の駅を表現したのですが、悪そうな人も配置しました。どんな犯罪をしているかまでは設定してはいないんですけどね(笑)。実は、この2人を探している警察官もいるんですよ。

編集部:ホントだ! ホームの真ん中付近に、警察官の姿が見えますね。田中さん、先頭車両の前にも黒づくめの人がいますけど、この人も悪い人ですか?

田中:あー、そう見えちゃいましたか……。違うんですよ。それは、某有名SLアニメのキャラをイメージして配置しました。

編集部:あー、シルクハットをかぶったあの人ですね。分かる人が見れば、ニヤリとしちゃいますね。言われれば、「なるほど、そうなんだ!」と気がつくのが面白いですね。列車に見立てたレンズがメインの作品ですが、それを引き立てる群衆のフィギュアにもそれぞれドラマがある! 「神は細部に宿る」とは、まさにこのこと。ぜひ、田中さんの作品を間近で見てほしいですね。タムロンさんは、常に会社のロビーで見られてうらやましい!

田中さんの作品を見たい人は個展へGO!

田中さんの作品を見たくなった人は、「MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界」に行けば、見られる。今年は下記の会場での開催が決定!

MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界
(9/16-10/5 大阪・大丸梅田店 大丸ミュージアム)

MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界
(10/14-11/1 札幌・大丸札幌店 7階ホール)

●MINIATURE LIFE展2 田中達也 見立ての世界
(11/28-2021/1/24 佐賀・佐賀県立美術館)

またコロナ禍での移動が心配な人は、日本をテーマにした写真集『MINIATURE TRIP IN JAPAN』(1800円+税)で、GO TO 田中達也ワールドに出かけてみては?

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GO TO トラベルキャンペーンの予定を建てたい人は、人気の手帳『MINIATURE LIFE DIARY』が便利!

スクエアウィークリー(縦18.2×横18.2cm) 2090円(税込み)
A6ウィークリー(縦14.8×横10cm) 1650円(税込み)

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株式会社MINIATURE LIFE

株式会社タムロン/70周年特設ページ

株式会社タムロン/フォトサイト

株式会社タムロン/TAMRON MAG

取材・文・撮影/寺田剛治

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