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往年の名機「moto RAZR」のDNAを継承!個性あふれるモトローラの5G対応折りたたみスマホ「RAZR」

2020.09.14

 米モトローラはバーチャル製品発表会をオンラインで開催し、折りたたみデザインの5G対応スマートフォン「RAZR(レイザー)」の2020年モデルを発表した。同製品は北米だけでなく、日本を含む世界各国での発売が予定されている。

往年の名機のネーミングを継承する個性的なデザイン

 世界初の携帯電話を販売した老舗メーカーでもあるモトローラは、携帯電話全盛期に数多くの製品を世に送り出してきたが、なかでも薄型の折りたたみ端末「moto RAZR」は世界中で広く支持されたことで知られ、国内でもNTTドコモが同型のモデルを扱っていたことがある。

NTTドコモの「M702iS」。2006年12月24日に発売され、当時はFOMA最薄の厚さ14.9mm(折りたたみ時)を誇った。700シリーズ初の国際ローミング「WORLD WING」対応、Bluetooth搭載と、画期的なモデルであった。

 昨年、モトローラはその名機のネーミングを継承した折りたたみデザインのAndroidスマートフォン「RAZR」を発表し、注目を集めた。今回発表された「RAZR」の2020年モデルはその後継モデルで、新たに5Gネットワークにも対応し、北米だけでなく、日本を含む世界各国での発売が予定されている。

発表イベントでは女優のジュリア・ガーナーによるショートムービーが流され、RAZRをスタイリッシュに使うシーンがアピールされた。Netflixで配信中の『オザークへようこそ』などに出演する若手人気女優のひとり

RAZR 2020年モデルは縦方向の折りたたみデザインを採用したボディ。本体の内側と外側にディスプレイを搭載。カメラは外側ディスプレイ横、内側ディスプレイの上に1つずつ備える

端末を閉じた状態でもカメラを起動すれば、48Mピクセルカメラでセルフィーが撮影できる

 本体は折りたたんだ状態の外側部分に2.7インチの「Quick View Display」を、開いた内側部分には6.2インチの「Flex View Display」をそれぞれ搭載し、いずれもタッチ操作が可能。Quick View Displayの下には48Mピクセルのイメージセンサーを採用したカメラを搭載し、端末を閉じたままでもセルフィーを撮影でき、端末を開けば、Flex View Displayをファインダーに、メインカメラとして利用できる。

折りたたんだ時の外側のボディに「Quick View Display」を搭載。その真下にあるのがメインで利用する48Mピクセルのリアカメラ

 ボディは航空機などにも採用される7000シリーズのアルミニウムと3Dガラスで形成される。本体を片手で操作しやすいように、指紋認証センサーは背面側に備える。ボディカラーはPolished Graphite、Liquid Mercury、Blush Goldの3色展開。

指紋センサーは背面のモトローラの「M」のロゴマークの部分に内蔵される

カラーはPolished Graphite、Liquid Mercury、Blush Goldの3色をラインアップ

閉じた状態での使いやすさを実現するQuick View Display

 今回、発表されたRAZRの2020年モデルは、昨年のモデルに比べ、様々な点で改良が図られている。たとえば、端末を閉じた状態で利用するQuick View Displayのユーザーインターフェイスもそのひとつだ。

2.7インチのQuick View Displayは小さいサイズながら、多彩な機能を利用できる

Quick View Displayにアプリ一覧を表示して、アプリを起動することが可能

送られてきたメッセージに対し、Quick View Displayにキーボードを表示して、返信が可能

連絡先を表示して、電話をかけることができる

 本体外側のQuick View Displayは、対角サイズこそ小さいものの、端末を閉じた状態でも様々な機能が利用できるように、ユーザビリティが考慮されている。Quick View Displayでは一般的なAndroidスマートフォンと同様のタッチ操作が可能で、右にスワイプするとカメラ、左にスワイプするとアプリ、もう一度スワイプすると、連絡先などのショートカットが表示される。SMSなどのメッセージを受信した時は、音声入力や画面上のキーボードから返信を入力できる。Googleマップを利用したナビゲーションも端末を閉じた状態で利用したり、SpotifyやYouTube Musicなどの音楽再生もコントロールできる。

 また、本体にはNFCによる非接触ICが搭載され、Google Payが利用できるほか、ほかの対応デバイスと写真やビデオなどをNFCによる伝送で、共有することもできる。このほかにもカメラやGoogle Keep(メモ)、Googleニュース、Google Home、YouTubeなどのアプリをQuick View Displayで利用できるようにしており、端末を閉じたままの状態でも多くのことをこなせるように設計されている。

 一方、本体内側のFlex View Displayは、縦横比21:9の6.2インチ有機ELパネルが採用される。本体を開いている時はフラットだが、本体を閉じると、内側で緩やかに曲がるようなしくみを採用する。ディスプレイの上部にはフロントカメラなどを内蔵したノッチを備える。

本体を開いた状態で見えるFlex View Displayは6.2インチの有機ELパネルを採用

 ヒンジ部分は従来モデルから改良され、ゼロギャップ構造を実現し、開閉や落下、温度などのテストをくり返して、製品化されている。モトローラによれば、平均的なユーザーは1日に約40回、パワーユーザーは1日に100回、端末を開閉することがわかっている。RAZR 2020年モデルのヒンジは、20万回の開閉に耐えられるように設計されていることから、パワーユーザーの5年以上の利用にも耐えられるとしている。防水には対応していないが、本体は内部に撥水コーティング処理が施こされ、水しぶきや雨などから端末を保護することが可能だ。

5Gネットワークに対応

 チップセットは米Qualcomm製Snapdragon 765Gを採用し、メモリーとストレージは8GBのRAMと256GBのROMを搭載する。バッテリーは2800mAhを内蔵し、同梱の15W TurboPower充電器による急速充電が利用できる。

 ネットワークはSub6(6GHz帯以下)対応の5G、Cat.18準拠の4G LTE、UMTS/HSPA+対応の3G、GSM/EDGEの2Gに対応する。対応バンドについては、日本の4社の5Gネットワークに割り当てられているn77/n78/n79も含まれており、国内での発売を予定していることが裏付けられている。SIMカードは従来モデルがeSIMのみだったのに対し、2020年モデルはnanoSIMカードとeSIMのデュアルSIMとなっている。

 一般的に筐体(ボディ)がコンパクトになると、アンテナの配置が難しいとされているが、RAZRの2020年モデルでは折りたたみボディの先端部分に、5Gで利用する4つのアンテナの内の2つを内蔵することで、安定した5Gでの通信パフォーマンスを実現できるとしている。

 カメラは48Mピクセルで画素ピッチ1.6μmのイメージセンサーに、F1.7のレンズと光学手ブレ補正を備えたリアカメラを本体の外側に搭載する。4つの画素を1つにまとめて、より多くの光を取り込むQuad Pixelテクノロジーにより、暗いところでも明るく撮影できるとしている。被写界深度を測るToFセンサーやレーザーAFも搭載されており、被写体にすばやく焦点を合わせ、背景のボケを活かした写真などを撮影することが可能だ。

 48Mピクセルのリアカメラは、端末を閉じた状態ではQuick View Displayを使い、セルフィーが撮影できるが、端末を開いた状態では被写体側から見えるQuick View Displayに、キャラクターを表示することで、被写体のカメラに目を向けることを維持できるほか、プレビューを表示して、被写体からもどのように写るのかを確認できるようにしている。

本体を開き、リアカメラで撮影しようとすると、Quick View Displayにキャラクターを表示して、被写体の目を引く機能も利用できる

 端末を開いた時に見えるFlex View Display上部のノッチには、20Mピクセルで画素ピッチ1.6μmのイメージセンサーに、F2.2のレンズを組み合わせたフロントカメラが内蔵される。

国内市場向けに展開予定

美しいデザインとカラーリングで仕上げられた折りたたみデザインの「RAZR」。今までのスマートフォンにはない存在感が魅力

RAZRのデザインを活かした専用パッケージには、本体のほかに、ACアダプターやケーブル類などが同梱される

 現在、モトローラは主に国内のオープン市場(SIMフリーモデル市場)向けにmoto gシリーズなどを展開しているが、昨年のRAZRは国内投入が見送られていた。これに対し、今回発表されたRAZRの2020年モデルは、国内市場向けに展開する予定としている。今のところ、価格や展開する市場などについては明らかになっていないが、米国ではオープン市場だけでなく、携帯電話事業者向けにも供給されている。個性的でスタイリッシュなデザインの端末だけに、国内市場でも大きな反響を呼ぶことが期待される。

スペック

○ Motorola RAZR(2020)
OS:Android 10
チップセット:Qualcomm Snapdragon 765G、Adreno 620 GPU
RAM:8GB
ROM:256GB(内蔵)
サイズ:72.6(幅)×91.7(高さ/折りたたみ時)、169.2(高さ/開いた状態)×16mm(厚さ/折りたたみ時)、7.9mm(厚さ/開いた状態)、192g(重さ)
ディスプレイ:6.9インチ(メイン)、2.7インチ(外側)
バッテリー:2800mAh
充電:15W TurboPower充電
防水:撥水設計
ネットワーク:5G: NR Sub-6GHz、4G: LTE (DL Cat 18)、3G: UMTS / HSPA+、2G: GSM / EDGE
対応バンド(中国、日本、ヨーロッパ、中東、アフリカ/オーストラリア、ニュージーランド向け):5G: Sub6 band n1/n3/n5/n7/n28/n41/n41 HPUE/n77/n78/n78 HPUE/n79/n79 HPUE、4G: LTE band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/34/38/39/40/41/42/46/66/71、3G: UMTS band 1/2/4/5/6/8/19、2G: CDMA band 0、2G: GSM band 2/3/5/8
リアカメラ:48MP(1.6μm)/F1.7、光学手ブレ補正、レーザーAF(ToF)※Quad Pixel時は12Mピクセル相当
フロントカメラ:20MP(1.6μm)/F2.2
SIMカード:nanoSIMカード、eSIM
インターフェイス:USB Type-C(USB 3.1)
Bluetooth:Bluetooth 5.0
Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz、Wi-Fiホットスポット
FMラジオ:なし
マイク:4個
位置情報サービス:GPS、A-GPS、GLONASS、Galileo
カラー:Polished Graphite、Liquid Mercury、Blush Gold

取材・文/法林岳之

Web媒体や雑誌などを中心に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなど、デジタル関連製品のレビュー記事、ビギナー向けの解説記事などを執筆。解説書などの著書も多数。携帯業界のご意見番。

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