
研恒社とkenmaは、「第31回 国際 文具・紙製品展(通称:ISOT)」にて、新ブランド「PageBase(ページベース)」から文具史上初となるリングレス金属クリップ使用のルーズリーフバインダーを用いた新製品「SlideNote(スライドノート)」のプロトタイプを発表した。
研恒社は、企画・印刷・出版を軸に、校正を付加価値としたデータづくりを強みとし、2016年には、表紙のデザインや罫線の種類などあらゆる仕様をユーザーが自由に選べるノート設計システム「kaku」をローンチ。
新製品「SlideNote」は、東京都主催の「東京ビジネスデザインアワード」を通じてマッチングし、テーマ賞を受賞したデザインコンサルティング会社kenmaとの共同事業から生まれた製品。
文具業界初となるリングレス金属クリップ使用のスライド式ルーズリーフバインダーを用いているので、穴あきの用紙以外もファイリング可能なうえ、「kaku」を進化させた約3000パターンから自分仕様の用紙が選べる新システムを使って自分だけのオリジナルノートを作ることができるという。
サイズは3種類(A4、A5、B5)、カラーは4色(ブルーグレー、ダークグレー、ブラック、ホワイト)で展開する予定とのこと。また、発売は2020年12月を予定しており、今回発表するプロトタイプからさらに改良を進め、完成を目指していくとしている。
裏紙に書き留めたメモやアイデアスケッチ、会議資料などさまざまな書類をファイリングし、ひとつのノートとして一括管理できるうえ、用途に合わせて紙やフォーマットをカスタマイズできるので、さまざまなシーンで便利に使用することができそうだ。
製品情報
https://www.pagebase.tokyo/
構成/立原尚子