
『新しい生活様式』で首肩腰の痛い人、目が疲れている人が続出
新型コロナウイルスを想定した『新しい生活様式』が求められる新時代が到来。
そこでemphealは『仕事へのモチベーション』の変化にかかわらず、『全身倦怠感が増加した群』と『全身倦怠感が増加していない群』に分けて、それぞれストレスとの関連する設問を対比した。
その結果、いずれの設問においても全身倦怠感増加群の方が高い傾向を認め、『モチベーションの減少』と、『全身倦怠感の増加』、そして『ストレス要素の増加』は関連している。
『腰・肩・首すじのこり・痛み』を抱える方の増加割合、そして『目の疲れ』を抱える方の増加割合は、これまで分析の軸としてきた『モチベーション』の増減に関わらず、図8・図9が示すとおり、いずれも50%を超えていた。この課題は、在宅勤務を取り組む従業員の半分以上に影響が出ていることがわかる。
特に、疼痛はプレゼンティーズムと深い関係にあると言われており、この疼痛や眼精疲労の慢性化は、更なる集中力・モチベーションの減少に影響し、プレゼンティーズムの悪化リスクとなることが想定できる。
この影響は、現在高い集中力・モチベーションを発揮している方にも及ぶことが想定されるため、対策は幅広く行われることが求められる。
新型コロナウイルスを想定した、いわゆる『新しい生活様式』を実践していくための過渡期である現在、在宅勤務スタイルを定着化させ、そのうえで高い生産性をめざすことは企業の重要な課題だろう。
この過渡期においては今回示された課題に限らず、様々な健康課題・企業課題が生じていくものだと想定される。
調査概要
調査主体 : empheal
調査期間 :2020年5月14日~5月28日
調査手法 : WEBアンケート
調査対象 : 「STOP!新型コロナ ~Stay Home For All~ 」プロジェクトに参加頂く
企業のうち調査を希望頂いた企業の従業員
構成/ino.
こちらの記事も読まれています