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事故に巻き込まれたら救急サービスに自動通報するBOSCHの二輪車向け自動緊急通報システム「ヘルプコネクト」

2020.09.28

日本において、二輪車ライダーが事故により死亡もしくは重傷となるリスクは自動車ドライバーの約10倍と高い状況にある。

このような背景から、ボッシュはライダーが迅速に救助を受けられるよう、二輪車向けの自動緊急通報システム「ヘルプコネクト」を開発した。

救急サービスに自動通報!二輪車向け自動緊急通報システム「ヘルプコネクト」

ヘルプコネクトは、ボッシュのモーターサイクル用スタビリティ コントロール(MSC)の主要構成コンポーネントである慣性計測センサーユニットからの情報を活用する。このセンサーは、加速度と角速度を毎秒100回測定し、車体角度や車体方向が変化する速度を把握。

こうしてセンサーは、二輪車の車体の向きとリーン角を正確に計算する。さらに、センサーに組み込まれたアルゴリズムによって、二輪車が事故に巻き込まれたのか、または駐車中に車両が転倒しただけなのかを自動的に検出する。

追加のコントロールユニットが不要なため、二輪車に簡単にヘルプコネクト機能を搭載することができる。

ヘルプコネクトは、Bluetooth経由でボッシュの緊急通報用アプリ「Vivatar」に接続。なお、二輪車メーカーが提供する専用アプリなど、Vivatar以外のスマートフォンアプリも、ヘルプコネクトと連携させることが可能だ。

ヘルプコネクトが提供するデータは位置情報にとどまらない。ライダーから提供された、救命活動において極めて重要な役割を担う可能性のある医療関連データも、ボッシュ カーサービスステーションに送信。また、要望に応じて、事故の発生を第三者に自動的に通知することも。

自動緊急通報サービスはまず、ドイツのユーザー向けに提供が可能となる予定だという。ボッシュ カーサービスステーションとの連絡は、欧州各国からドイツ語または英語で行うことができる。

事故が深刻でライダーからの応答がない場合には、救急隊が直ちに現場に向う。スマートフォンは一般的に身に付けていることが多いため、ライダーが事故による衝撃で二輪車から投げ出された場合であっても、迅速に発見することができるのだ。

ボッシュの事故調査は世界の衝突事故を分析

ボッシュのすべてのアシスタンス システムと同様に、ヘルプコネクトはエンジニアと社内の事故調査部門による協働の成果だ。実際に発生した二輪車事故の過去データを把握することで、事故の研究者は安全性を向上させる技術革新のきっかけをつかむことができる。

ボッシュは自動緊急通報システムの開発のための努力を惜しむことはなかった。特定の事故シナリオを分析し、ヘルプコネクトの機能性を実証するためだけに、18回もの衝突試験を実施している。

関連情報/ino.

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