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日本人の1日の平均歩数は6322歩、コロナ禍でどう変化した?

2020.09.04

「仕事」は生活の糧を得る手段、というだけでなく、生きがいや将来への安心、ステータスなど、人生にとって大切な物事と関係している。

そして、このコロナ禍において私たちの働き方やメンタル・健康行動は大きく変化した。

そんな中リンクアンドコミュニケーションは、AI健康アドバイスアプリ「カロママ」のユーザーを対象に、アンケートとライフログ分析を実施し、働き方や生活習慣の変化を調査した。

フルタイム・パート勤務や緊急事態宣言期間の在宅ワークの有無など、働き方の違いと健康行動との関係が詳細に分析されている貴重なデータだ。

フルタイム勤務の3人に1人、パート勤務の2人に1人が在宅ワーク中心に

1.働き方の変化

<緊急事態宣言後「仕事なし」が9ポイント増の24%>

 

(図1)仕事の有無の変化 (n=6,302人)

コロナ流行前と緊急事態宣言後の1日の時間の使い方をアンケートで調査。

コロナ流行前には、仕事をしている人が85%、仕事をしていない人が15%。それに対し、緊急事態宣言後は、仕事をしている人が9ポイント減の76%、仕事をしていない人が9ポイント増の24%となった。

コロナ流行後に11%が仕事なしに、フルタイム勤務は16%減

(図2)コロナ流行前に仕事をしていた人の働き方の変化 (n=5,356人)

コロナ流行前にフルタイムもしくはパートタイムで仕事をしていた人のうち、緊急事態宣言後には11%が、なんらかの理由で仕事をしていない状態になっている。また、フルタイムで仕事をする人は、コロナ流行前の88%に対し、緊急事態宣言後は16ポイント減って72%。

フルタイム勤務の3人に1人、パート勤務の2人に1人が在宅ワーク中心に

(図3)緊急事態宣言後の勤務形態 (n=4,748人)

緊急事態宣言後に在宅ワークが中心になった人は、「フルタイム」では36%(およそ3人に1人)、「パート」では54%(およそ2人に1人)となっている。

2.メンタルの状況

全体の約45%が「メンタルに不安あり」

(図4)「メンタルに不安を感じる人」の割合 (n=6,302人)

アンケートで、以下の設問に1つでも該当した方を「メンタルに不安を感じている」と定義した。

・この1ヶ月間、気分が沈んだり、憂うつな気持ちになったりすることがよくある。

・この1ヶ月間、どうも物事に対して興味がわかない、あるいは心から楽しめない感じがよくある。

・孤独を感じている。

全体では、約45%の方が「メンタルに不安を感じている」ことが分かる。

働き方とメンタルの状況

「仕事なし」の約5割がメンタルに不安を感じている

(図6)勤務形態および労働時間の増減と「メンタルに不安を感じる人」の状況 (n=4,776

全体の「メンタルに不安を感じる」割合(44.7%)よりも、3ポイント以上高いまたは3ポイント以上低いグループで、共通する特徴がみえてきた。その特徴は、以下の通りだ。

 メンタルに不安を感じている人が多い(全体より3ポイント以上高い)

・緊急事態宣言後に仕事をしていない方

・緊急事態宣言後に労働時間が増加した方(フルタイム/パート、在宅中心/出社中心に限らず)

メンタルに不安を感じている人が全体より少ない(全体より3ポイント以上低い)

・緊急事態宣言前後で労働時間が変わらない方(フルタイム/パート、在宅中心/出社中心に限らず)

 このことから、コロナのような大きな社会変化の中でメンタルに不安を感じることが多いのは、「仕事をしていない」「社会変化の中で労働時間が増えた」人であると推察できる。

 3.飲酒の状況

全体

(図7)飲酒量の分布 (n=4,366人)

飲酒量は、純アルコール量で0~2g/日の「ほぼ飲まない」、2~20g/日の「適正飲酒」、20g/日以上の「適量超え」(※1)の3段階に区分した。適量を超えて飲酒している方は、全体で約11%。

※1 「健康日本21」では、「節度ある適度な飲酒」量を、1日平均純アルコールで約20g程度としている。

働き方と飲酒状況

「仕事をしなくなった」人で、適量を超える飲酒が1.4倍に増加

(図8)働き方と適量を超えて飲酒している割合の変化(1月を「1」をしたときの変化)

全体を見ると、適量を超えて飲酒している人の割合は1月~5月にかけてほぼ変化しなかった。ただ、「コロナ流行前は仕事をしていたが、緊急事態宣言後に仕事をしなくなった」と回答した方では、適量を超えた飲酒は約1.4倍に。「フルタイムで在宅ワークになり、労働時間が増加」と回答した方は約1.2倍となった。

因果関係までは分からないが、特にメンタルに不安を感じている層と、適量を超えて飲酒している層が同じであるという結果になった。反対に、パートで「労働時間に変化がない」方は約0.8倍と減少している。

4.歩数の状況

4~5月で「3,000歩未満」が3割に迫る!平均歩数の半分以下

(図9)歩数の分布の変化 (n=4,676人)

歩数を、日本人の平均歩数(※2)の半分未満となる「3,000歩未満」、「3,000~6,000歩」、「6,000~9,000歩」、健康日本21の目安(※3)である「9,000歩以上」の4段階に区分し、期間による変化を分析した。

「3,000歩未満」の方は、コロナの影響がさほど大きくなかった1月では約9%だったのに対し、2~3月で増え始め、4月には約25%、5月には約29%と急増している。

 ※2 平成29年度「国民健康・栄養調査」の結果では、日本人の平均歩数は6,322歩。(20~64歳の平均歩数は7,121歩)

※3 「健康日本21」の20~64歳の歩数の目標は、男性9,000歩、女性8,500歩。

働き方と歩数の状況

「仕事なし」の人の約4割が3,000歩未満

(図10)働き方と歩数の状況 (n=4,675人)

パートの「在宅ワーク」では、3,000歩未満が圧倒的に多い

(図11)勤務形態および労働時間の増減と歩数の状況 (n=3,847人)

働き方の違いによる歩数を分析したところ、以下の特徴がみられた。

全体よりもさらに歩かなくなった(3,000歩未満の割合が全体より3ポイント以上高い)

・緊急事態宣言後に仕事をしていない方

・パート勤務で、緊急事態宣言後に在宅ワークが中心になった方

・フルタイム勤務で、緊急事態宣言後に在宅ワークとなり、労働時間が増加した方

 在宅ワークが中心になった方は、全体に比べて歩数が減る傾向にある。ただし、在宅ワーク中心であっても、フルタイムで、労働時間が以前と比べて変わらない、もしくは減少した人では、3,000歩未満の割合が全体と同程度であり、ウォーキングなどの歩数を増やすための行動がとれていた可能性がある。一方、同じ在宅ワークでも、パートの方では、3,000歩未満の割合が圧倒的に高くなっている。

調査・分析期間

アンケート
2020年4月30日(木)~2020年5月8日(金)

ライフログ
2020年1月19日(日)~2020年5月16日(土)
1月は、1月1日~1月18日はお正月等の影響で生活習慣が普段と比べて変化しやすいことから、1月19日~31日までの期間としている。

構成/ino.

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