
私は普通に職場へ出向くので、他の人は在宅なりシフト勤務をぜひ行なってほしい。静かなオフィスで仕事をしたほうが集中できるし、効率がいい。(男性56歳)
今、加速的に取り組みが進むテレワーク。そのメリットに気づくビジネスパーソンは少なくない。マイボイスコムが10,097件の回答を集めた『在宅勤務・テレワーク』に関するインターネット調査では、在宅勤務・テレワークを進めることについて、よいと思う人は6割弱もいることが判明している。
それでは同調査の詳細について見ていきたい。
在宅勤務・テレワークを進めることはよいと思う人は6割弱
就労状況
雇用型の勤務先で働く人は、「正社員」「契約社員・嘱託職員」「派遣社員」「パート・アルバイト」「その他被雇用者」「会社・法人の経営者」を合わせて6割弱となっている。
新型コロナウイルスをきっかけとする勤務先の制度変化
雇用型の勤務先で働く人のうち、今回の新型コロナウイルスをきっかけに、勤務先の制度やルールに変化があった人は6割弱。変化があったことは(複数回答)、「在宅勤務、テレワーク、モバイルワーク」が31.2%、「交代での出勤、シフト勤務」「時差出勤、フレックスタイム」が各2割弱だった。
新型ウイルスをきっかけとする勤務先の制度変化
在宅勤務・テレワークの経験
雇用型の勤務先で働く人のうち、在宅勤務・テレワークを経験したことがある人は約35%。「現在の勤め先で、今回の新型コロナウイルス対策で初めて経験した」が20.2%となっている。
在宅勤務・テレワークの経験
在宅勤務・テレワーク経験での意識変化
通常業務以外で在宅勤務・テレワークをしたことがある人のうち、働くことについての意識に変化があった人は、「変化があった」「やや変化があった」を合わせて6割。男性30代でやや高くなっている。
在宅勤務・テレワークのメリット
在宅勤務・テレワークのメリットは(複数回答)、「通勤ストレスの減少」が65.6%、「時間を有効活用できる」「自分のペースで仕事ができる」「気候や交通状況などに左右されず、業務ができる」が各4割弱、「服装や髪型などを気にしなくてよい」「人間関係のストレスの減少」が各3割強。
在宅勤務・テレワークの課題
在宅勤務・テレワークの課題は(複数回答)、「オン・オフの切り替えや気分転換が難しい」が47.5%、「モチベーション維持が難しい」が37.1%、「コミュニケーションがとりにくい・難しい・時間がかかる」「運動不足になる」「職種によって、テレワークができるものとできないものがあり不公平感がある」「集中できない・しづらい」が各3割弱。
在宅勤務・テレワークを進めることへの賛否
在宅勤務・テレワークを進めることについて、よいと思う人は「よいと思う」「まあよいと思う」を合わせて6割弱。女性10~30代で比率がやや高くなっている。
雇用型の勤務先で働く人で、在宅勤務・テレワークを経験した人では7割弱、未経験者では5割弱だった。業種別では、『通信業』『その他情報サービス業』『放送・出版・映像制作業』『保険業』で比率が高くなっている。
在宅勤務・テレワークを進めることへの賛否
在宅勤務・テレワークを進めることはよいと思う理由
テレワークが増えれば、通勤ラッシュも多少は緩和されて良いと思う。(男性54歳)
働き方が多様化すると選択肢が広がるので良いと思う。(女性31歳)
無駄が省ける、小さい子供がいる家庭は助かる、できる職種の人はやった方がいい。(女性44歳)
通勤の面倒臭さがなくなるのは、本当に良い。会議もほとんど支障なく行え、会議室が埋まってるから日時をずらすということもなくなり、便利だと思う。(男性45歳)
マイボイスコムは『在宅勤務・テレワーク』に関するインターネット調査を2020年5月1日~5日に実施し、10,097件の回答を集めた。
構成/ino.