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キビキビとした走りを楽しめるスズキのコンパクトスポーツ「スイフト ハイブリッド」

2020.09.01

スズキ『スイフト ハイブリッド』

新型コロナウイルスの影響で、クルマで通勤する人やそれを認める企業が増えている。そうなると注目度が高まるのが燃費の良いコンパクトカーだ。

 SUVと並び、人気の高いコンパクトカー。メーカーも話題性のあるモデルを次々に市場に投入しているが、最近ではトヨタが『ヴィッツ』改め『ヤリス』を投入。また、今年2月にはホンダが4代目となる『フィット』を発売した。ただ『フィット』の場合、『ヤリス』とは違って、方向性がスポーティーというよりファミリー重視で中身も大きく異なる。

 そして5月にスズキが『スイフト』をマイナーチェンジ。同車はスズキがきちんと開発費用を注ぎ込んで、欧州市場で多くのライバルたちと互角に渡り合っているモデルだ。走りの良さは国内外でも評価は高い。今回の変更は、安全装備の拡充が中心だが、発売から3年半を経ており熟成度も高い。

 『ヤリス』『スイフト』は両車ともハイブリッドを名乗っているが実はモーターの使い方が違うということをご存じだろうか。『スイフト』は減速する時などに発電して充電。スタート時や加速する時はその電力でモーターを動かしてエンジンをアシストする。一方の『ヤリス』は発電能力が高く、充電容量も大きいので、モーターの力も強い。カタログ値を見ても『スイフト』が3.1PS、50Nmに対し、『ヤリス』は80PS、141Nmで性能が高い。実際にEVモードのボタンもあるが、EVのみでも1〜2kmなら走行可能だ。これも燃費の差につながる。

 走りに関しては『スイフト』は床面の骨格をしっかり造り、そこに高剛性ボディーを構築している。サスペンションも欧州での走り込みによって鍛え上げられている。ただ乗り心地はやや硬め。スポーツモデルの『スイフトスポーツ』でなくともキビキビとした走りを楽しめるのがうれしい。

『ヤリス』はボディー全体の骨格を固めてサスペンションも構造材を兼ねる設計だ。ちなみに、『ヤリス』のテストドライバーのチーフは同社の豊田章男社長。レーシングドライバーでもある同氏のこだわりがたっぷり詰まっている。今回の試乗時もうねりや段差のある高速コーナーなどでリアサスの粘りを見せつけられた。無段変速に手動変速、FFに4WDと選択肢も多く、標準で装備される安全性能も充実している。価格は若干『スイフト』が高めだが、2台とも間違いなくコスパは高い。

情熱を掻き立てる走りと低燃費のハイブリッド

スズキ『スイフト ハイブリッド』

Specification
■全長×全幅×全高:3855×1695×1500mm
■ホイールベース:2450mm
■車両重量:910kg
■排気量:1242cc
■エンジン形式:直列4気筒DOHC+直流同期モーター
■最高出力:91PS/6000rpm+3.1PS
■最大トルク:118Nm/4400rpm+50Nm
■変速機:自動無段
■燃費:21.0km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:187万9900円
※「RS」のFF車

スズキ『スイフト ハイブリッド』

上級スポーティーグレードのRSはフロントグリル中央に赤いバーが入る。ボンネットやバンパー部分は歩行者被害軽減のための衝突吸収構造を採用。ライト類は明るく省エネのLEDを採用。

スズキ『スイフト ハイブリッド』

ホイールベースと全長は『ヤリス』より85mm短いが、全高は1.5mで同じ。ホイールは16インチを装着。ボディーが赤、ルーフは黒のツートンだが、リアピラー部分で塗り分けている。

スズキ『スイフト ハイブリッド』

RSは後ろ姿もルーフスポイラーとリアフォグランプ内蔵のリアバンパーが専用装備。リアゲート開口部は地上から約720mmとやや高め。0→100km加速は12秒台でもう少しパンチがほしい。

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