人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

多数の原画と都市模型でたどる国内最大級のマンガ総合展「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」

2020.08.30

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

パリで開催された「MANGA⇔TOKYO」展の凱旋展示

日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮の作品群と東京の関係を、多数の原画と都市模型でたどる「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」が、2020年11月3日まで、国立新美術館 企画展示室1Eにて開催されている。

出品コンテンツは90タイトル以上、マンガ原画やアニメ制作資料など500点以上の展示物を2000㎡の展示室内に展開する、国内最大級のMANGA総合展だ。

国立新美術館は、2015年開催の「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」を皮切りに、同展をタイ、ミャンマーに国際巡回するなど、日本独自のカルチャーを世界に発信する取り組みに力を入れており、2018年は「ジャポニスム2018:響きあう魂」の一環として、フランス・パリにて「MANGA⇔TOKYO」展を開催。来場者が3 万人を超えるなど大きな反響を呼んだ。同展の装いも新たに凱旋展示を実施したのが「MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020」となる。

地球外からのVIP 来訪者「ヴィッピー」と、案内係を担当することになった本展覧会スタッフという設定の「ヨリコ」はMANGA都市TOKYO オリジナルキャラクター。二人が来場者を迎える。

〇イントロダクション 「1/1000巨大東京都市模型」

展示室内に入ると、1/1000 の縮尺で再現された、幅約17 m、長さ約22 mの巨大な東京の都市模型が出現。都市模型を囲む形で、東京を舞台とするマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品の展示が展開され、「東京」と「MANGA」の密接な関係を体験することができる。

〇セクション1 「破壊と復興の反復」

日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品において、未曾有の天災や未知の生命体の襲来などによって東京が壊滅的な打撃を受ける描写は、定番ともいえる設定。その背景には、東京が実際に幾度も破壊され、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきたという歴史をふまえている。

このセクションでは「ゴジラ」、「AKIRA」、「エヴァンゲリオン」シリーズ、「火要鎮」など、「破壊と復興」をテーマにした作品を取り上げている。(注※下記画像は8月11日に行われたプレス内覧会の様子)

〇セクション2 「東京の日常」

「プレ東京としての江戸」「近代化の幕開けからポストモダン都市まで」「世紀末から現在まで」と3つの区分に分け、日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変遷をたどる。

「プレ東京としての江戸」は江戸を舞台にした作品群を展示。「陽だまりの樹」(手塚治虫)、「佐武と市捕物控」(石ノ森章太郎)、「竹光侍」(松本大洋・永福一成)、「鼻紙写楽」(一ノ関圭)、「さくらん」(安野モヨコ)、「百日紅」(杉浦日向子)など。

「近代化の幕開けからポストモダン都市まで」は江戸から東京へ変わる時代を描いた作品群。「『坊っちゃん』の時代」(関川夏央・谷口ジロー)、「サクラ大戦」、「はいからさんが通る」(大和和紀)、「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」(和月伸宏)、「フイチン再見!」(村上もとか)など。

戦後復興から高度経済成長、バブル時代を描いた作品群は、「寺島町奇譚」(滝田ゆう)、「あしたのジョー」(高森朝雄・ちばてつや)、「To-y」(上條淳士)、「東京エデン」(わたせせいぞう)、「ラブリー!」(桜沢エリカ)、「美少女戦士セーラームーン」など。

「世紀末から現在まで」は、日常の小さな闇と小さな幸福、渋谷・新宿・秋葉原のそれぞれの街の個性を描いた作品群を展示。「時をかける少女」、「秒速5センチメートル」、「3月のライオン」(羽海野チカ)、「花のズボラ飯」(原作:久住昌之 漫画:水沢悦子)、「リバーズ・エッジ」(岡崎京子)、「おおかみこどもの雨と雪」、「すばらしきこのせかい -Final Remix-」、「龍が如く 極2」、「STEINS; GATE」など。

〇セクション3 「キャラクターvs.都市」

セクション1、2とは逆に、現実の都市空間に召喚されたキャラクターたちに目を転じるセクション。街に現れたキャラクターたちは、商品の販売促進やキャンペーンのPRマスコット的な存在であり、また観光資源としても幅広く活用されている。生身の人間とキャラクターが共存する街としての「東京」のアンビバレンツな魅力を、インスタレーションで再現。

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治)、「お台場の実物大ユニコーンガンダム立像」、「『ラブライブ!』と神田明神のコラボレーション」、「電車と『ラブライブ!』」、「『初音ミク』とNewDaysキャンペーンコラボレーション」、「ケロちゃん」「サトちゃん」などの店頭人形や人型誘導用看板など。

【AJの読み】日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮が描く「首都・東京」

2018年にパリで開かれた「MANGA⇔TOKYO」展では、「MANGAというプリズムを通して、日本の首都東京の姿を明らかにしようとする」(リベラシオン紙)、「東京では、熱狂は家の中にとどまらない。MANGAが街を席巻しているのだ」(ル・フィガロ紙)と高い評価を得た。凱旋となる本展は、日本のポップカルチャーと巨大都市・東京を合わせ鏡のように映し出す展覧会となっている。

秋葉原や池袋のアニメ・マンガ専門ショップと見紛うような物販エリアでは、作品ごとのグッズを展開。オリジナルキャラクター「ヴィッピー」と「ヨリコ」のMANGA都市TOKYO限定品も販売している。

文/阿部純子

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年9月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「マルチレンチ&ツール14」!特集は「オンラインビジネス入門」「Z世代の新・経済学」「軽自動車」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。