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地球の周りを超高速で超駆け巡る1億2800万個の宇宙ゴミとどう向き合う?航空自衛隊が作った「宇宙作戦隊」の使命

2020.09.06

宇宙作戦隊

宇宙作戦隊

 夜空を見上げてみれば、約6000基の人工衛星が見えるはず(!?)だが、そのうちの約4000基は稼動していない無用の『ゴミ』だ。これらスペースデブリが衝突して……なんて話は、SFパニック映画の定番だが、今や現実の話になりつつある。現在、それらを含む1億2800万個ものゴミが、秒速7~8kmの超高速で地球の上を駆け巡っているからだ。

 問題はこれだけではない。大量に打ち上げた人工衛星のうち、各国のスパイ衛星やキラー衛星もこっそり混ざり、多くの「把握できていない」物体が頭上に存在する。こうした〝今そこにある危機〟に対処すべく、航空自衛隊内に発足したのが「宇宙作戦隊」だ。府中基地内に新編された約20人の最初の任務は、状況把握である。

 部隊は令和5年よりSSAと呼ばれる宇宙状況把握システムで、スペースデブリや人工衛星などの監視を始め、令和8年には独自のSSA衛星も運用予定。JAXAや米軍との情報共有だけでなく、多国間とも連携し、世界的な監視体制の構築も目指している。

 壮大な任務を課せられた宇宙作戦隊。GPSとともに今後ますます重要になる宇宙空間の目となり、日本を守ってくれるだろう。

 近年、インドやイランが相次いで独自の人工衛星打ち上げに成功。さらに、スペースX社といった民間企業も台頭し始めている。今後さらに競争は激化し、緊張が高まるかも。

宇宙作戦隊

宇宙作戦隊

光学望遠鏡やレーダーサイト、SSA衛星によって、高度1000~3万6000kmの衛星軌道上に浮遊する物体を監視・把握する。

宇宙作戦隊

国境の概念がない宇宙空間では、体当たりして人工衛星の破壊を目指すキラー衛星の侵入リスクが高まっている。

取材・文/沼田 理

※「宇宙作戦隊」に関する出典:航空自衛隊「宇宙作戦隊の新編について」、JAXA「宇宙状況把握(SSA)システム」

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