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真面目でいい人の歯車が狂っていく様を描いたスティーブン・キング原作のNetflixサイコスリラー映画「1922」

2020.09.05

アメリカの農村地帯が舞台のサイコスリラーというのは、どうしてこんなに怖いだろう。

閉鎖的な空間で限界まで溜まり続ける鬱憤、どんなに助けを求めても誰も気づいてくれない絶望感。

2017年に配信されたNetflix映画『1922』は、スティーブン・キングの同名小説が原作だ。

主演は、同じくキング原作の映画『ミスト』で主演を務めたトーマス・ジェーン。

監督・脚本は、『ファイナル・アワーズ』のザック・ヒルディッチ。

あらすじ

1922年、ネブラスカ州の大農場で事件は起こった。

主人公ウィルフレッドは、妻アルレットが亡き父から相続した大農場を経営していた。

大農場はアルレット名義の財産だったが、ウィルフレッドは大農場と田舎暮らしをとても気に入っており、いずれは息子ヘンリーに継いでほしいと考えていた。

一方14歳のヘンリーにも、隣の家(といってもかなり遠いが)に住んでいる同年代の恋人がいた。ふたりはいずれ結婚をしたいと考えていたため、大農場を離れるつもりはなかった。

しかし、派手好きで都会暮らしに憧れるアルレットは、大農場を売却してオマハの街に引っ越したいと言い出す。

支配的で暴君のような態度をとるアルレットに対して憎しみを募らせていたウィルフレッドとヘンリーは、ふたりでアルレットを殺害する。

この時代の大農場では、内部で何が起ころうと簡単には外部に気づかれない。そう思っての殺人だった。

しかし、ウィルフレッドとヘンリーは罪悪感に苛まれ、じわじわと精神的に追い詰められていく。

見どころ

閉ざされた人間関係では、負の感情が増幅しやすいのかもしれない。

ウィルフレッドは、寡黙で真面目な男性だった。ヘンリーの幸せを真剣に願い、大切に扱っていたことも使わってくる。

しかし鬱憤を発散させるのが苦手だったからなのか、極端な考えに走ってしまったようだ。

ウィルフレッドが根っからの悪人ではなく、むしろ愛情深い父親だったことが、余計に恐怖をかき立てる。

「真面目でいい人が、なんであんなことを……」などと言われる事件がたまに発生するが、本作はそんな“真面目でいい人”の歯車が少しずつ狂っていく様を、緻密な心理描写で表現している。

のどかなトウモロコシ畑の風景と、殺意に満ちた人間とのコントラストが、脳裏に焼き付いた。

Netflix映画『1922』
独占配信中

文/吉野潤子

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