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導入する企業が急増、人事施策に360度評価を導入するメリット

2020.09.04

360度評価」はどのように活用されているのか

今、「360度評価」を人事施策として導入する企業が増えている。

360度評価の導入企業が増えている背景として「働き方改革の浸透」が考えられる。昔ながらの「みんなが長時間隣り合って働く」という仕事のスタイルから、短時間勤務やリモートワーク、フリーアドレスなどの導入も進み、人事や上司からだけでは現場の様子が見えづらくなった。

そのため、評価の材料として、部下や周囲からの意見を収集する360度評価への注目が高まっていると推測できる。

そこでリクルートマネジメントソリューションズは、企業の人事担当者600名に「360度評価活用における実態調査」を実施し、「実際に企業でどのように導入・活用されているか」「導入にあたって効果的に活用できている企業はどのような工夫をしているか」の実態を探った。

現在、31.4%の企業が「360度評価」を導入している

「実施したことはないが、今後実施してみたい」(24.9%)、「現在実施しており、今後も継続していく予定」(23.2%)、「以前実施していたが、今は実施しておらず、今後実施する予定」(2.3%)という結果に。

最も多かったのは、「実施したことはなく、今後も実施の予定はない」企業で全体の30.9%となったが、続いて多かったのが「実施したことはないが、今後実施してみたい」で24.9%、「現在実施しており、今後も継続していく予定」で23.2%。

事業部長・役員層への導入をしている企業も一定数ある

事業部長層へ導入している企業は37.0%、役員層以上へ導入している企業は19.0%という結果に。

役職が上がると、周囲から率直な評価やフィードバックはもらいづらくなることもあり、360度評価という手法の価値が発揮されやすくなることが推測される。周囲への影響力が大きい階層であるからこそ、多面的なフィードバックから気づきを提供する重要性も高い。

新人・若手層へ導入していると回答した企業は27.8%

新人・若手のうちは、成果だけでなく、仕事の進め方を身に付けていくことも重要である。業績評価に加えて仕事のプロセスを評価できる360度評価を導入することは人事評価の手法として役立つため、導入企業が一定数あることが推測される。

最も多かった回答は「他社と比較した時の自社の人材レベルがわからないから」(37.5%)

社員に関する定量データを持っていない企業では、自社のレベルを判断するための材料としてアセスメントデータを取得するところから始めなければならない。

その際に、360度評価であれば、本人の育成や上司のマネジメントツールとしても活用ができるため導入がしやすいということが考えられる。

2番目、3番目に多く選択されたのは「現在の評価(上司評価)があてにならないと感じたから」(35.7%)、「現場の社員から導入を求められたから」(32.2%)

人事だけでなく現場の従業員自身も、誰か1人からの評価ではなく多角的な評価を求めており、その背景には一人一人が見えづらくなっている職場の変化がある可能性がわかる。また、現場の社員が導入を求める背景としては、普段は上司へのフィードバックがしづらいが、360度評価が導入されていればのその機会にもなることが推測され、360度評価は、風通しの良い職場づくりへ繋がることが示唆された。

360度評価はどのように活用されているのか

「人事評価に反映している」の選択率が54.5%に留まり、「対象者本人の気付き・育成に活用している」(35.3%)、「上司のマネジメント・コミュニケーションツールとして活用している」(20.2%)等、人事評価目的ではなく、育成や職場コミュニケーションの活性化を目的として導入する企業も多い。

近年では、「他者の目で見た自分」を受け止め理解することで、周囲とよりよい協働をするために必要な課題を上司との1on1で設定し、主体的にチームに貢献するような力を育む…といった活用の仕方が増えている。

「360度評価」を導入したことによる効果

導入目的を「本人の能力開発のため」「職場のコミュニケーションを活性化するため」と伝えている場合に、導入後の効果を感じることが明らかに

「本人の能力開発のため」と伝えた場合には71.8%、「職場のコミュニケーションを活性化するため」と伝えた場合では62.4%の企業が導入効果を感じている。

360度評価というツール自体は、決して悪い目的のために用いられるものではない。本人にとっては気付きとなり、周囲にとっては対象者の成長やチームのことを真剣に考え声を伝える機会となる。新たな働き方やマネジメント像が求められる中で、現場で相互に学び合う共創型の組織づくりに寄与するツールとして、今後もそのニーズは高まっていくだろう。

構成/ino.

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