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唾液が出やすい人は新型コロナウイルスにかかりにくい?

2020.08.24

真夏になってもコロナウイルス感染症対策のため、マスクが手放せない日々が続く。マスクは空気がこもる。呼吸のたびにマスクに跳ね返ってダイレクトに届く自分の口臭にうんざりしている人も多そうだ。

1.マスクの中の“臭い”気にならない?今夏は「口臭」に要注意!

■「口臭」はお口の環境のバロメーター

口臭の原因は、大きく分けて2つある。1つ目は「体」に原因がある場合だ。消化不良や肝機能低下、糖尿病などが考えられる。2つ目は「お口の中」に原因がある場合。歯や舌の汚れや虫歯、歯周病などが考えられる。

また夏季は、汗をかくことで体内の水分量が減り、唾液量も減ることでお口の中が乾燥しやすくなる。お口の中が乾燥することで口臭が悪化してしまうので、特に夏季は口臭に要注意な季節といえる。

■夏は免疫力が低下しやすい季節

例年インフルエンザなどの感染症が冬季に流行することから、免疫力が低下しやすい季節は冬と思う方が多いかもしれない。しかし実は、屋内外の急激な気温差や季節の変わり目への環境適応で体力を奪われやすい夏季も免疫力が低下しやすい季節だ。

さらに立秋(8月7日~22日頃)以降は、日中の暑さと、朝晩の涼しさの温度差が大きく、夏の疲れも加わり、夏バテの症状を引き起こすほか、自律神経の乱れが免疫力低下を引き起こす。

夏バテによる免疫力低下やストレスなどが口内環境(口内フローラ)を乱すことも、口臭の原因となってしまう。

今夏は、マスクの装着や話す機会・時間の減少などによる口周りの運動量不足やストレスなどにより唾液の分泌量も減りやすく、口内環境が悪化しやすいので、いつも以上に口内環境を意識する必要がある。

■口内フローラと口臭の関係について――日本歯周病学会理事・専門医・指導医の歯科医師 若林 健史先生

日本歯周病学会理事・専門医・指導医、日本大学客員教授
オーラルケアクリニック恵比寿 若林歯科医院 院長
若林健史(わかばやし けんじ)先生

歯科医師。歯学博士。日本歯周病学会理事。歯周病専門医であり指導医でもある。東京都渋谷区恵比寿南にある若林歯科医院院長。歯周病と全身疾患の関係として日本臨床歯周病学会から提唱されている「ペリオドンタルシンドローム」の発起人でもある。

お口の環境はお口の中の細菌の集団、口内フローラの善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスで左右される。口内フローラが乱れる原因としては、喫煙、乾燥、ストレス、糖質の過剰摂取などが挙げられる。口内フローラの乱れが悪玉菌の増加につながり、口臭の原因のひとつとなるのだ。

今はマスクを長期間装着することで口周りの運動量減少やストレスにより唾液量の分泌も減りやすく、口内環境が悪化しやすくなっている。口内環境が悪いとウイルス感染もしやすくなってしまう。免疫力が低下する夏場こそ注意が必要だ。

特に悪玉菌の代表である歯周病菌は、血流にのって全身に巡り、糖尿病、心筋梗塞などをはじめとする重い疾患を引き起こす。口内フローラを良好に保つことが、口内だけでなく、全身の健康のために重要な要素となる。口内フローラに働きかける機能を持つロイテリ菌を摂取することも手軽にはじめられるのでおすすめだ。

2「お口」から考える、新型コロナウイルスにかかりにくい人ってどんな人?

■内科医が最新の情報から考える感染症の予防対策

日々の新型コロナウイルス感染症の感染動向が話題となる中、感染予防対策として、「自分がうつらない、ひとにうつさない」ために、手洗い、うがい、マスクの着用、ソーシャルディスタンスなどを実践されているはず。“どんな人が新型コロナウイルスに感染しやすいのか”について内科医の西田亙先生に聞いた。

広島県広島市出身
昭和63年愛媛大学医学部卒業
平成9年大阪大学大学院医学系研究科・神経生化学助手
平成14年愛媛大学医学部附属病院・臨床検査医学(糖尿病内科)助手
平成20年愛媛大学大学院医学系研究科・分子遺伝制御内科学(糖尿病内科)特任講師
平成24年にしだわたる糖尿病内科開院、現在に至る

「新型コロナウイルス感染症は、一般的には飛沫感染、接触感染により感染します。感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば)を口や鼻から吸い込むほか、ウイルスが付着した手で目や口・鼻を触ることにより、粘膜である目や口・鼻から体内に侵入し、肺、小腸、唾液腺に棲みつきます。特に、唾液腺の中に新型コロナウイルスが棲みつくと、お口の中で増殖します。特にお口の中の悪玉菌が多い場合、ウイルスが増殖しやすい環境となってしまいます。

お口の中の良質な善玉菌を増やし、悪玉菌を減らしておくことで、きれいな環境にしておくことが大切です。お口の中がきれいでないと感染リスクが上がってしまいます。

また、ドライマウスの症状がある人や、咀嚼回数が少ないなど、唾液が出にくい人も要注意です。本来、唾液には抗菌作用や抗ウイルス作用などがあり、お口の中を清潔に保つ働きがありますが、唾液が少ない人は、ウイルスがうまく流されていかないのです。唾液を増やすよう唾液腺を刺激するマッサージや咀嚼回数を増やす、ガムを噛むなど、唾液を意識することも大切です。」

<参考文献>
槻木恵一,ザ・クインテッセンス 2020年5月号 GUEST EDITORIAL「ウイルス感染における口腔ケアの役割
―新型コロナウイルスの感染拡大に寄せて―」,閲覧日2020-07-31,
https://www.quint-j.co.jp/web/images/TQ05_guest_tsukinoki.pdf
吉原俊雄,唾液・唾液腺によるウイルス防御機構, 日本医師会 COVID-19有識者会議,2020-06-02,閲覧日2020-07-31,
https://www.covid19-jma-medical-expert-meeting.jp/topic/2170

■唾液腺を刺激するマッサージ

3.キレイなお口から全身の健康を目指すバクテリアセラピーとは

■体内菌のバランスを整える「バクテリアセラピー」

ウイルス感染症の感染予防のためには、お口の中の善玉菌を増やして良好な環境にすることが大切であると西田先生は言う。

口内環境を整えるためには、従来からの「歯磨きの習慣化」や「定期的な歯科検診」などの口腔ケアに加えて、良質な善玉菌(乳酸菌)を摂り入れることで体内菌のバランスを整える「バクテリアセラピー」という予防医療技術が注目されはじめている。

お口の中であれば、良質な善玉菌が胃酸などの影響を受けずに生きて届くほか、お口の中の環境(口内フローラ)を整え、歯周病などの予防に直結、腸内環境にも良い影響を与えることが期待できる。

バクテリアセラピーは、副作用がなく安心・安全な手法として北欧をはじめ世界100以上の国と地域で活用されている。(2019年11月時点)

バクテリアセラピーに活用される善玉菌として、スーパー乳酸菌ともいわれる「ロイテリ菌」が世界的に注目されている。ノーベル生理学・医学賞選定機関としても有名な、スウェーデンのカロリンスカ医科大学では1990年代からロイテリ菌を用いた臨床研究が続けられている。

■バクテリアセラピーのメリットとポイント

最先端の予防医療技術と聞くと、とても難しいことのように感じてしまうかもしれないが、“人体に有益な善玉菌の力を借りて全身の健康に役立てる考え方”と言い換えるとイメージしていただきやすいと思う。生きた善玉菌を外(お口)から取り入れ、その特性を利用するため、副作用の心配がなく、赤ちゃんから高齢者の方まで安心して取り組んでいただける。

現代の成人のほとんどの人のお口の中には悪玉菌が存在している。お口の中で悪玉菌が繁殖していては、有益な善玉菌の力を十分に活かすことはできない。お口の悪玉菌をケアするための歯科医院での定期的な検診を受けるプロケアと、歯ブラシ・フロスでのブラッシング、普段の食事で善玉菌を摂取するなどのセルフケアを組み合わせることが重要だ。

■善玉菌の摂取方法

普段の食事で

良質な善玉菌を多く含む発酵食品を毎日の食事の中に取り入れることからはじめてみよう。乳酸菌・酵母菌・麹菌・酢酸菌・納豆菌・酪酸菌を含む食材を選んで、積極的に食べるようにしよう。

同じ菌を選ぶにしても、なるべく多くの種類の食材から取り入れるようにすると、相乗効果が期待でき、飽きずに続ける秘訣になる。また、乳酸菌は腸内に長く留めておくことができないので、できるだけ毎日続けて摂取することが大切だ。

【良質な善玉菌を含む主な食品】

乳酸菌(ロイテリ菌)サプリメントで

ロイテリ菌は、バクテリアセラピーには最も適したスーパー乳酸菌といっても過言ではない。胃酸や胆汁酸によって死滅する乳酸菌もあるなかで、もともとヒトの常在菌としてともに進化してきた歴史のあるロイテリ菌は、しっかりと生きて腸まで届き、定着しやすい性質がある。

WHO/FAOが定める「プロバイオティクス」の要件※2をすべて満たし、継続的なカラダの菌質改善にも期待できる。

※2「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」(FAO/WHO)という定義が公表されている。なお、その微生物を含む食品(ヨーグルトや乳酸菌飲料)をプロバイオティクスと呼ぶこともある。

出典元:オハヨーバイオテクノロジーズ株式会社

構成/こじへい

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