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コロナ禍で急増する「デジタル時差ボケ」眼科医がその原因と快眠に導く3つのケア習慣を解説

2020.08.23

コロナ禍に伴うテレワーク増加の影響で、スマホやパソコンに接触する時間がいつも以上に増えている人は多いはず。そんな中で、デジタルデバイスの発するブルーライトが引き起こす、体内時計の乱れによる身体の昼夜逆転状態「デジタル時差ボケ」に悩んでいる人も少なくないだろう。

そこでこの度、メガネブランド「Zoff」を運営する株式会社インターメスティックが、ブルーライトによるデジタル時差ボケが及ぼす睡眠への悪影響の実態を探るべく、20代の有職男女500名を対象に調査を実施したので、その結果を紹介していきたい。

withコロナ時代の新症状!身体の昼夜逆転状態、「デジタル時差ボケ」とは?

PCやスマホなどの画面から発せられるブルーライトは太陽光にも含まれており、「睡眠ホルモン」とも言われるメラトニンの分泌を抑制することから、体内時計をコントロールしている人間にとって元来欠かせない光だ。

しかし、デジタルデバイスの普及により四六時中光を見つめている時代になったことで、夜中でもブルーライトを浴び続け、メラトニン分泌のバランスを崩してしまうことが危惧される。こうしたデジタルデバイスの使い過ぎによるブルーライトの悪影響で、睡眠のリズムが乱れて身体が常に“昼夜逆転状態”に陥る、いわゆる「デジタル時差ボケ」が引き起こされてしまう。

熱帯夜の寝苦しさ、原因はブルーライトにもあった!?

そんなデジタル時差ボケは、睡眠にも大きな影響を及ぼしている。とりわけ夏のこの時期は、夜間の最低気温が25℃以上の状態、いわゆる「熱帯夜」となりやすく寝苦しい毎日が続く。

こうした場合、一般的には、暑さを解消するためエアコンや扇風機を効果的に使用したり、寝具や食事を改善したりして対処することが多いが、実は寝苦しさや睡眠トラブルを生む原因の一つとして見逃しがちなのが「ブルーライト」だ。

本調査では、ベッドでのスマホの使用時間とデジタル時差ボケに相関性があることがわかっていたり、また、デジタル時差ボケに陥っている人ほど、寝苦しいと感じていたり、夜中に目覚めがちであったり、寝ても疲れが取れないと感じていたりと、睡眠に関して何らかの問題を抱えがちであることも明らかになっている。

これは先述の通り、メラトニンの分泌バランスの崩れに起因すると考えられるもので、熱帯夜の睡眠トラブルも、どこかでブルーライトが影響していると考察できるのだ。デジタルデバイスの発する光は安全なのだが、こうした結果から、今一度ブルーライトとの接し方をしっかりと認識し、適切な対策が必要であることをより強く心に留める必要があるではないかと考えている。

監修:林田 康隆(はやしだ やすたか)

眼科専門医。「医療法人社団康梓会Y'sサイエンスクリニック広尾」理事長。過去、大阪大学大学院医学系研究科および米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンターにて眼表面および間葉系細胞の幹細胞研究に携わり、実際の細胞培養の経験まである再生医療のスペシャリスト。現在は、主に大阪で難治性白内障手術や網膜硝子体手術等に取り組む傍ら、眼科の領域にとどまらず、東京では肌再生療法や脂肪幹細胞療法、免疫療法も手掛ける。また、メディアにおいても活躍中。

約6割の人がブルーライトよる昼夜逆転状態、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが判明

林田先生監修の「デジタル時差ボケチェックシート」を元に調査したところ、58.8%の人が6個以上の項目に当てはまることが判明し、「デジタル時差ボケ」に陥っていることが明らかになった。

さらに、22.0%の人が4個以上の項目に該当すると回答しており、「デジタル時差ボケ予備軍」を合わせると80.8%、5人中4人もの割合で「デジタル時差ボケ」の危険性があることが明らかになった。

寝る前のベッドでのスマホ使用時間は平均47.5分

寝る前のベッドでのスマホ使用時間を調査したところ、30~40分未満と回答した人が27.9%で最多、60~90分未満と回答した人が25.3%と続き、平均値は47.5分という結果になった。

また、寝る前のベッドでのスマホ使用時間とデジタル時差ボケとの関連性を調査したところ、寝る前のベッドでのスマホ使用時間が長いほど、デジタル時差ボケである割合が高くなっているという結果となり、寝る前のベッドでのスマホ使用時間がデジタル時差ボケは関連していることがわかった。

性年代問わず、約9割が寝る前にベッドでスマホを使用していることが明らかに

寝る前のベッドでのスマホ使用について調査したところ、全体平均では89.4%と、約9割もの人が寝る前にベッドでスマホを見ていると回答。性年代別でみると、とりわけ29歳においてはなんと98.0%もの人が、寝る前にスマホを見ていることが明らかになり、ベッドでのスマホ使用がもはや当たり前の習慣となっていることが伺える結果となった。

また男女別での調査結果を見ると、女性が92.8%、男性が86.0%と、女性については9割以上の人がベッドでスマホを見ていることが明らかになった。

デジタル時差ボケに陥っている人は、そうでない人に比べて、疲れが取れないと感じていることが判明

デジタル時差ボケと睡眠による疲労回復の関連性を調査したところ、デジタル時差ボケでない人の中で「寝ても疲れが取れないと感じる」と答えた割合が60.4%であるのに対して、デジタル時差ボケの人は95.9%、デジタル時差ボケ予備軍の人は90.0%と、それぞれで9割を超える結果となった。

とりわけ、デジタル時差ボケの人で、「寝ても疲れが取れないと感じる」と答えた人の割合については95%以上という高い数値となるなど、デジタル時差ボケに陥っている人ほど、寝ても疲れが取れない傾向にあることが判明した。

デジタル時差ボケに陥っている人ほど寝苦しさを感じやすい?

デジタル時差ボケの人・デジタル時差ボケ予備軍・デジタル時差ボケでない人のそれぞれで、「寝苦しいと感じることがある」と答えた人の割合を調査した。

その結果、デジタル時差ボケの人で「寝苦しいと感じることがある」と答えた割合は63.9%、一方でそうでない人に関しては26.0%と、約2.5倍の開きがあることがわかり、デジタル時差ボケと寝苦しさが関連していることが推測される結果となった。

デジタル時差ボケに陥っている人の約8割が、夜中に目覚めやすい傾向があることが判明

先述の通り、デジタル時差ボケに陥っている人ほど、寝ても疲れが取れないと感じていたり、寝苦しさを感じやすくなることが、明らかになっている。それらと同様に、デジタル時差ボケに陥っている人の約8割は、夜中に目覚めることがあると回答。

一方で、デジタル時差ボケでない人では約4割と、おおよそ2倍の差が現れ、デジタル時差ボケに陥っている人のほうが夜中に目覚めやすい傾向があることがわかった。

「デジタル時差ボケ」に陥っている人の8割以上が、1日8時間以上もデジタルデバイスの画面を見ていることが明らかに

デジタル時差ボケとデジタルデバイス使用時間の関連性を調査したところ、デジタル時差ボケに陥っている人の8割以上が、1日8時間以上デジタルデバイスの画面を見ているという結果となった。

反対に、デジタル時差ボケでない人の中で、1日8時間以上デジタルデバイスの画面を見ている人はたったの2割と、デジタルデバイス使用時間とデジタル時差ボケに関連が見られることが判明した。

テレワークしている人はテレワークしていない人に比べて、毎日寝落ちしている割合が約2倍であることが明らかに

テレワークの有無と寝落ちの頻度について調査したところ、テレワークしている人で「毎日寝落ちしている」と答えた割合9.6%、一方で、テレワークしていない人は5.1%と、約2倍の差が見られた。

また、「まったく寝落ちしない」と答えた割合については、テレワークをしている人が34.0%、テレワークしていない人が46.8%という結果に。したがって、テレワークしている人のほうが、していない人よりも寝落ちしやすい傾向があることが明らかになった。

林田先生が教える快眠に導く3つのアイケア習慣

調査結果からわかるように、デジタル時差ボケは人の睡眠に大きく影響する。また、暑い夏でも健康でいるためにも、質の良い睡眠を取ることは重要だ。そこで、日々の生活の中に取り入れるべき、「快眠に導く3つのアイケア習慣」を、林田先生が紹介している。

1:目の運動(眼トレ)をしよう

ピントは近い所、視線は画面上になり、さらに瞬きは減少し、現代人の目は凝り固まっている。

目をぐるぐる動かしたり、手元と遠くを交互に見つめたり、1秒間隔でしっかりと瞬きをしたり、この3つの眼トレを寝る前等に行う習慣をつけよう。(眼トレはそれぞれ右回り左回り1往復・5セット・5セット)

2:寝る前には目を温めよう

就寝前にホットタオルなどで目を温めることで、目の周りの血行を促進して、眼精疲労を改善しよう。

3:ブルーライトカットの対策をしよう

夜間の昼光色(ブルーライト含有)は脳を緊張させることがわかっている。スマホやPCの使用時間の長い人(1日4時間以上)は、ブルーライトカットメガネをかける習慣をつけよう。

【林田先生コメント】
デジタル時差ボケは、このデジタル時代、さらにはオンライン化が進んだwithコロナ時代ならではの新たな症状と言っても過言ではありません。現代社会において、ブルーライトを全く浴びない生活を送ることは限りなく不可能に近いでしょう。デジタルデバイスが発するブルーライトは安全ですが、それを見つめ続けることが問題です。これからの時代、いかに光をコントロールするかが、真夏の熱帯夜を乗り切り、より良い睡眠習慣を築いていくために大切になります。

※Zoff調べ「デジタル時差ボケと睡眠に関する実態調査」

<調査概要>
調査名:デジタル時差ボケと睡眠に関する実態調査
日時:2020/07/15~2020/07/17
性別:男女
年齢:20~29歳有職者(会社員(正社員、契約・派遣社員)、経営者・役員、公務員)
地域:全国
その他:性年代均等割付
サンプル数:500ss

出典元:株式会社インターメスティック

構成/こじへい

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