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ドコモの契約数17万は多い?少ない?5Gはどこまで普及しているのか

2020.08.27

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は、5Gがどこまで広まっているのか? 議論します。

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ドコモの5Gは完全使い放題だが、移行しにくい要因も

房野氏:ドコモの5G契約が17万契約になりました。この数値をどう思いますか?

房野氏

石川氏:7月上旬に行われたドコモの吉澤社長のインタビューの時に17万とおっしゃっていました。ドコモの場合は、5Gスマホにするとデータ通信が使い放題になるという料金プラン的なメリットがある。一方で、ソフトバンクとauは、端末を5Gに変えても料金的な差はない。

株式会社NTTドコモ 代表取締役社長 吉澤 和弘氏

石川氏

法林氏:KDDIは「データMAX 4G LTE」で使い放題ができていたし、ソフトバンクはデータ通信容量の上限が4Gでも5Gでも50GB。

法林氏

石川氏:なので、2社はドコモよりも、さらに5G端末が売れてないんじゃないかと思う。

法林氏:auとソフトバンクは早くから分離プランをやっていた。ドコモは遅れて1年前に分離プランを導入したので、月々サポートがまだ残っている人が結構いるし、「docomo with」(対象機種を購入することで、料金がずっと毎月1500円割引になる料金プラン)を契約している人もいる。その人たちが5Gに移行すると、月サポがなくなるし、docomo withもやめなくてはいけないので、ドコモは動きにくい人もいる。

房野氏:月々サポートが完全になくなるのはいつ頃でしょうか。

法林氏:最終は来年の6月末かな。

房野氏:2021年6月末になったら月々サポートを受ける人がいなくなって、流動性が上がる可能性もありますか?

法林氏:あり得るかな。でも、docomo withの人はやめないだろうな。毎月必ず1500円割引きされるので。

房野氏:docomo withは終了しないんですね。

法林氏:ユーザーがやめない限り終了しない。かつての「ドニーチョ」(NTTドコモが1990年代半ばまで提供していた料金プランで、平日の夜間と週末のみ発着信ができた)みたいな感じですよ。

房野氏:docomo withを契約している人は、好きなSIMフリー端末を買って、SIMカードを入れて使えますしね。

法林氏:ただ、5G端末にSIMカードを差しても、5Gではつながらない。

房野氏:docomo withの契約を維持していれば、4Gでその料金プランを続けられるってことですね。

法林氏:そうです。毎月マイナス1500円。僕の持っているdocomo withの回線は月々700円ちょっとしか払っていない。docomo withは2回線持っているので、最後はこの2回線で20GBとか10GBのデータ量をシェアして続けていこうと思っている。残りは全部いずれ5Gになるだろうけど。

房野氏:間違った方向性でdocomo withを使う、代表例みたいですね(笑)

法林氏:そうです(笑)。でも、維持費が安いしデータ容量もたくさんあるので、テスト回線としては最高ですよ。でも、やっぱりこれだけデータ通信が使い放題に近くなってくると、うーん……シェアパックで20GBとか、雀の涙みたいなものになってきたかな。データ量なんていくらでも使えるって感じになってきている。

房野氏:5Gは使い放題がキモになると。

石川氏:そうなると思いますよ。

石野氏:使い放題は超快適ですよ。Wi-Fiをオフにしちゃいました。

石野氏

房野氏:ただ、更新とかOSアップデートとかは、基本的にWi-Fiじゃないと動かない設定になっているじゃないですか。あれをいちいちモバイル通信でも行う設定にしていくのが面倒になってきました。

石野氏:そんなにあります? Xperiaは更新ぐらいだとモバイル回線でいけましたが。

石川氏:5Gが2回線あれば、どちらかでテザリングすればいいんですよ。

房野氏:なるほど。

料金以外にも各社の5G契約に違いあり

房野氏:ところで、5Gの使い放題に制限はないですよね?

石野氏:ドコモは全くないですね。

房野氏:1日の使用量とか3日間の使用量の上限もなし?

石野氏:ないです。ところで、ドコモの5Gのデータプラスに変えるのに3000円取られるんですよ。

データプラス

石川氏:へー。

石野氏:データプラスはプラス1000円で2回線目(タブレット・ルーターなど)を持てるじゃないですか。ちょっと変えるだけだと思っていたら、単なる料金プラン変更じゃなくて、契約種別変更になるので3000円の手数料がかかりますと。それって何ですか? ってショップでかなりびっくりして聞き直しましたよ。新規加入と同じ扱いだと。今まで4Gのギガホとデータプラスだったんです。スマホを5Gギガホに変えたことで変更したんですけど……

法林氏:解約すればよかったのに。

石野氏:そう、やめて新規契約でも変わらないという。コレ、新規契約と同じじゃないですか? と思わずドコモショップで驚いてしまいました。

法林氏:引き継げる要素は契約くらいか……

石野氏:電話番号と。

石川氏:SIMカードは変わっていないでしょ?

石野氏:変わってないです。

法林氏:ドコモは4Gから5GになってもSIMカードは変わらないからね。

石野氏:だから、これって何のための3000円だと思ってしまう。若干、納得がいかないので、MNP手数料もタダにすべきじゃないかと(笑)

法林氏:そこ?(笑)

石野氏:納得感はないですよね。過去の事例を踏まえて、そのまま3000円にしただろって思う。だってPC画面をポチポチとしかやっていないし。それで3000円取られるのっておかしくない? って。

石川氏:田畑さん(NTTドコモ 経営企画部 料金制度室長の田畑智也氏)に聞いた方がいいよ(笑)

房野氏:ドコモは5G用のSIMがないんですよね。

石川氏:auは5Gを契約するとSIMが変わる。自分はau回線を5Gに変えたんですが、iPhoneが使えなくて困って、また戻しました。

石野氏:戻した!?(笑)。それ、両方で6000円の手数料ですか?

石川氏:そう。やっぱりなんだかんだ言ってiPhoneのiMessageで連絡が来るので。本当は5G端末に機種変更して、それでSIMをiPhoneに戻してそのまま使おうと思っていたんだけど、それができなかった。面倒くさいなと思いながらSIMカードを4Gに戻した。

石野氏:その点、ドコモは楽ですね。

法林氏:ドコモはすごいですよ。

石川氏:素晴らしい。

法林氏:制約が一切、とは言わないけど、基本的にはない。

石野氏:昔からそうですよね。

法林氏:auもソフトバンクも元々、SIMカードでいろんな契約を切り分けてきた。4G端末に5GのSIMを挿しても動かないって話もそうだし。iPhone絡みもそう。ソフトバンクはiPhone用のSIMをAndroid端末に挿しても動かない。

石川氏:Android端末同士でも動かないことがある。ソフトバンクが一番ひどい。

石野氏:そうですねぇ。

房野氏:auとソフトバンクは、5Gの契約をすると、4G端末に5GのSIMを入れても使えないということですか?

石川氏:そう、通信しない。

房野氏:では5G契約をした人は、過去に持っていた4G端末が使えなくなるってことですね。

石川氏:ドコモ以外はね。

法林氏:基本的にはそうなる。

石野氏:ドコモはSIMカードが同じで、保証外ではありますが、4G端末、5G端末どちらでも使える。コアネットワーク側で切り替えている。

法林氏:何も変わらないです。

房野氏:eSIMもそうなんでしょうか。

石野氏:eSIMはわからないですけど、少なくとも物理SIMはそう。契約を変えるまでは4Gでしかつながらなかったけど、契約を切り替えた瞬間に5Gのピクトが表示されたので、ドコモは柔軟だなと思いつつ、その柔軟なシステムのために3000円払うのかと(笑)

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