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人気のストーリー展開は?最後まで観てもらうには?プロに聞いた閲覧されやすい動画の作り方

2020.08.25

コロナ禍でリアルよりオンライン、ECが有利になる中、動画などの「コンテンツ配信」に注目が集まっている。そこで動画制作会社に、どのような動画が閲覧されやすいのか、また、どのような動画が最後まで見てもらえるのかなど、人を惹きつける動画とはどんなものなのかをインタビューした。

【取材協力】
株式会社プルークス
WebCM・PR・商品説明・採用・IRなど様々な動画マーケティングを行う。オンライン動画広告に強みを持ち、クライアントの課題解決を目的として企画から動画制作・広告配信まで提供している。
https://proox.co.jp/

どんな動画が視聴されやすいのか?

今回話を聞いたのは、大手企業の動画制作も手がける株式会社プルークスだ。アニメーションから実写・CG制作まで多種多様な幅広い動画を制作している。

全体的な傾向として、どのような動画が閲覧されやすいのだろうか? 主にYouTube広告についての制作のポイントを聞いた。

1.誰のどんな課題をどのように解決する動画なのか明確であること

「クリエイティブの高さやインパクトももちろん大事ですが、提示する課題についてターゲットが自分事化し、共感を得やすいことが動画の閲覧につながります」

2.視聴環境に最適なフォーマット

「YouTubeの短尺動画の大半は縦型のまま視聴されます。1分以上の尺になると横型にする人が増えます。

Facebook、Twitterなどのアウトストリーム広告ではスクエア型の広告枠が多いです。媒体やメニューに最適な画角を採用することも重要です」

3.動画のスピード

「インスタグラムの調査によると、特に若者は日頃オンラインで情報収集をすることが当たり前になり、一人一人の情報処理速度も上がっています。

画変わりを多くする、ナレーションテンポを早める、説明口調ではなく語り口調にする、などスピード感も重要です」

4.広告色の少ないコンテンツであること

「コンテンツの内容については、中途半端に真面目な演出を行うよりも、振り切った演出を行うほうが閲覧されやすい傾向にあります。例えば、リアル、共感できる、感動する、かわいい、きれい、かっこいいなど、広告色の少ないコンテンツであることが重要です」

5.時代の流れに沿ったコンテンツであること

「年金問題やおうち時間など、世間に注目されている議題と抱き合わせた構成・演出が重要です」

最後まで見てもらえる動画の特徴

最後まで見てもらえる動画には、どのような特徴があるのだろうか?

「最初の3秒以内にインパクトとストーリー性があることです。話題となる動画は、web上でのシェア・いいね!はもちろん、オフラインでの会話で共有や拡散がなされ、誰もが自分事として共感し、かつ議論や発信ができるコンテンツであることが特徴です。また、視聴者の情報処理速度が年々上昇しているため、テンポがよくストレスのないスピード感が重要です。そして、動画の提案がポジティブであり、感動や行動提唱を行う動画であることも完全視聴率の向上につながります」

プルークスが過去に手掛けたジャパンネット銀行の動画は、最後まで視聴された動画の好例だという。

「10代後半から20代中盤の層が性別問わず関心を持つテーマ“恋愛のあるある”と、自分事化して発信できる要素“誕生月占い”。この2つがかけ合わさってできたのが、『はじめてのチュ~診断』という動画です」

視聴者受けの良いストーリー展開

ところで、動画といえば、ストーリーが楽しめるのも魅力といえる。視聴者受けの良いストーリー展開というものはあるのだろうか?

「映像の目的やターゲットに合わせて構成を考えることが前提になりますが、視聴者受けの良いストーリー展開の共通点は以下です」

●自分事化する要素がある
(課題、共感など)

●視聴後の感情醸成が明確
(例:感動させたいのか、議論させたいのか、笑ってほしいのかなど)

●いい意味で違和感がある
(クオリティが異常に高い、演出が振り切っている、インスタのストーリーのような自然なクオリティなど)

「また、新規顧客を獲得するための動画広告であれば、以下の流れがおすすめです」

●最初の5秒で課題提起
例:「格安SIMってほんとに安いの?」

●興味関心を煽る
例:「毎月500円〜」

●メリットの提示
例:「今と比べるとこんなにおトク!浮いたお金でおしゃれなディナーに!」

●行動喚起
例:「まずは検索!」

最新の動画制作手法

最近では、さまざまな種類の動画が出てきている。最新手法を挙げてもらった。

●インタラクティブ動画

「インタラクティブ動画とは、動画の途中でユーザーがタップやクリックなどのアクションを行うことのできる動画です。ECなど購買目的のほか、採用活動や人材活用のオンライン化が進んでいる昨今の状況から、採用シーンや会社紹介などでも取り入れられ始めています」

●VR・AR動画、縦型動画、ナノインフルエンサー動画広告

「従来からあるVR、ARを活用した広告も増加しています。またInstagramやFacebookなどで広告フォーマットが多様化し、縦型動画が増加しています。

またインフルエンサーを起用した動画、中でもフォロワー2,000人程度のナノインフルエンサーを活用した動画広告が注目されています」

●2.5Dアニメーション

「2.5Dアニメーションが増加しました。2.5Dアニメーションとは、2Dの中に一部3Dを使うアニメーション技術で、世界観、価値観、概念を伝えるときに有効です。数年前から欧州、アメリカで使われており、まれに外資系日本企業が制作することがありましたが、ここ数年でそれ以外の企業の制作も増えています」

近頃は、コロナ感染拡大の影響により、リモートで動画の撮影から制作まですべてを行う事例が増えてあるという。今後は、動画に着手する企業も増え、さらに動画コンテンツのレベルも上がっていくと考えられる。早期から動画制作のノウハウを蓄積していくことは、有効といえそうだ。

取材・文/石原亜香利

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