人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

第2、第3の故郷を作りたい人におすすめ!日本全国を渡り歩いて地域の暮らし体験ができるサブスク「wataridor」

2020.09.04

地方の古民家や別荘などを渡り歩いて生活できる、一風変わったサブスクリプションサービスが今年7月22日からスタートした。何でも、1ヶ月単位で“地域の暮らし体験”ができるという。その名も「wataridori」。開発経緯やねらいを、全国渡り鳥生活倶楽部株式会社の代表、牧野知弘さんに聞いた。

【取材協力】
牧野知弘さん
1983年東京大学卒 第一勧業銀行、ボストンコンサルティンググループ、三井不動産にて様々な金融、不動産に関するプロジェクトを推進。退職後、不動 産投資ファンド、REIT関連会社の役員、代表取締役社長を歴任。 2009年、株式会社オフィス牧野・オラガHSC株式会社、独立。 2014年。祥伝社新書「空き家問題」にて、日本の不動産が抱える問 題に対する提言。その後、数々の地域創生アドバイザリー業務に携 わり、2015年オラガ総研株式会社設立。 2019年、大分県別府市にてANAインターコンチネンタル別府リゾー ト&スパのプロジェクトマネージャーとして総合プロデュース。 2018年全国渡り鳥生活倶楽部株式会社を設立。 「wataridori」サービス事業を展開。

wataridori
https://www.wataridori-life.com/

「wataridori」とは?

「wataridori(わたりどり)」とは、全国渡り鳥生活倶楽部株式会社による、日本中の異なる地域での暮らしが体験できるサブスクリプションサービスだ。

全国の優良な住宅を借上げ、倶楽部会員に貸し出す。

その住宅「渡り鳥ハウス」は8月末現在では全国各地に12棟ある。古民家やリゾートホテルなどの家を1ヶ月単位で貸してくれる。すでに家には生活に必要な家具や家電がそろっており、光熱費も費用に含まれることから、会費を払えばすぐにでも生活が可能だ。

特にその住宅でやるべきことは決まっていない。倶楽部会員は、1ヶ月の地方滞在を“自由に”楽しむことができるのだ。

年中利用可能な「正会員」は期間は1年の自動更新。月額15万円の会費(年額180万円)で、好きなときに、1ヶ月単位で全国の渡り鳥ハウスが使用可能。「シーズナル会員」は、月額5万円の会費(年額60万円)で、年間のうち3ヶ月間のみ借りられる。

wataridoriが目指す新しいライフスタイル

wataridoriによる生活は、旅行や観光のための滞在でもなく、完全なる移住でもない。1ヶ月という単位の新しい渡り鳥生活であるところに特徴がある。

牧野知弘さん

代表の牧野さんによると、「全国渡り鳥生活倶楽部」の「生活」という言葉にこだわりがあるという。

「wataridoriでは、家と会社の往復の生活ではなく、好きな場所、好きな時間で生活する、という新しいライフスタイルをご提案します。旅行・観光も、移住もメインテーマではありません。その『生活』という言葉には、『全国を渡り歩くかのように1ヶ月、生活しながら、その地域を地元の方と一緒にENJOYしてください』という意味を込めています。観光は時間とお金を消費するだけですが、wataridoriはそれとは異なり、観光という短期間では得られない地元の体験や人々との交流を、もう少し時間をかけて楽しんでもらいたいと思っています。時には、地元の農家の手伝いをするなど、仕事をするのもいいと思っています。地元の人と遊ぶのも想定しています。そうした、仕事、遊びなど生活のできるプラットフォームが、wataridoriです。

かといって、こちらからは『これをしてください』など強制は一切しません。提供するのは、“おうち”という舞台だけ。そこで1ヶ月の生活をそれぞれの方がご自身でクリエイトしてほしいと思っています」

その生活をクリエイトするためのヒントの提供もするという。

「地元の地場産業、農業、漁業などを学び、働いていただく『生活メニュー』というものもコーディネートします。『地域渡り鳥』という、地域・自治体と連携し、仕事や勉強のメニューを選んで体験できるプラットフォームを展開していく予定です。地域渡り鳥のプラットフォームごとに『アンバサダー』は学びや体験の場を提供、『コンシェルジュ』は地元の生活のルールなどを案内してくれます。

このような、ガイドブックには載っていない発見を提供し、地元の方々と一緒に行動し、仲間が増えることで、今まで気づかなかった自分のキャラクターや才能に気づく。そしてそこで新しい趣味や技術を会得でき、自身にとっての第二、第三のふるさとができることが、『wataridori』が目指す新しいライフスタイルの姿です」

サブスクなので、1ヶ月の料金を払っているため、1ヶ月ずっとそこに滞在する必要もないし、東京などで用事があれば途中で帰ってもよい。1ヶ月間、鍵を預けるので自由に使ってください、というのがwataridori1の基本コンセプト。

「例えば、テレワークで利用する場合には、時々出社する必要があることもあるでしょう。その場合も、必要なときだけ東京に帰るといたことも自由にできます」

wataridori考案のきっかけ

wataridoriは、どのようなきっかけで考案されたのか。

「もともと不動産を専業としており、家を見るのが趣味なんです。仕事で全国を飛び回る中で、とても素敵なおうちをたくさん目にしてきました。けれど、必ずしも有効に使われているわけではなく、もったいないなという印象でした。

また、サラリーマン出身でリタイヤされた方々が周りに増えてきて、毎日が日曜日だけれど心身ともに健康でもやることがない、社会に見捨てられている、ただのおじさんになっているのが耐えられないという声も気になっていました。消費をするばかりではなく、社会の生産的な活動に自身を役立てる機会を提供できないかと考えていました。

この素敵な空き家とリタイヤしたおじさんたちをマッチングさせようと思ったのが、最初の発想でした。地方の方々とそうしたリタイヤした方々が交流し、何らかの役に立つ活動をすることで、地方創生にもつながると考えたのです。

その後、リタイヤした人だけでなく、リモートワークやワーケーションのニーズが若い人に多くあることに気づき、web上などでアンケートをとったところ、若い方々の支持が熱いことにも気づき、商品性に加味しました」

会社は2018年に設立され、本アイデアは、コロナ以前からあったという。コロナ禍を受け、テレワークなど、偶然にもニーズが合致するところが出てきた。

すでに会員登録の問い合わせも多く、30~40代の反応が良いという。

5年後には貸し出す家を500棟に増やし、1,500人の会員が、全国を飛び回って、生活をクリエイトするために、事業拡大を目指す。

取材・文/石原亜香利

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2020年9月16日(水) 発売

DIME最新号の特別付録は「マルチレンチ&ツール14」!特集は「オンラインビジネス入門」「Z世代の新・経済学」「軽自動車」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。