
テレビ視聴のクオリティは画面の質やサイズに目が向きがちだが、部屋の明るさや音声も重要な要素のひとつだ。
そこでパナソニックはリビングがある間取りに住んでいる、普段テレビを視聴する20~40代の男女を対象として、「テレビ視聴」についての調査を実施。
調査の結果、テレビの音がちゃんと聞き取れず、“聞き逃し”でがっかりした経験がある人が多いことや、明るさについてのニーズが明らかになった。
約半数が「番組のいいところで“聞き逃し”をしてがっかり」経験あり
はじめに、普段テレビを視聴している部屋を聞くと、「リビング(居間)」が95%と最も多く、比較的広い空間で視聴している人が多いようだ。その前提のもとで、普段テレビを視聴している中で不満に感じたことを聞いた。
すると、「画面のサイズ」(46%)に肉薄して多かったのが、聞こえづらさやスピーカーの音質などを含めた、「音の大きさ・広がり」(43%)、「画質(映像のきれいさ)」(42%)の2つ。テレビを視聴する上で、音の重要性を感じている人は多いようだ。
そこで、「音」によりフォーカスして調査を進めたところ、「音が聞こえづらく、視聴中の番組の内容を聞き逃したことがある」(57%)と、約6割に上ることがわかった。また、約2人に1人が「番組のいいところで音が聞こえづらく、聞き逃してがっかりしたことがある」(54%)と、“聞き逃し”がっかり経験があることがわかる。
ほかにも、「番組のジャンルによって音の聞こえ方が違う・聞こえづらい」(52%)、「家族等、他の人が視聴している音が大きすぎる(うるさく聞こえる)と感じる」(50%)、「音の臨場感が足りない」(40%)など、音に関するさまざまな不満を抱えていることが明らかになった。
また、「臨場感不足」と感じたことがあるテレビ番組のジャンルを聞いたところ、「映画」(62%)が多かったことに加えて、「ドラマ」(36%)、「スポーツ」(33%)も約3人に1人が不満を感じると答えている。
音を上げたり下げたり…最も聞こえづらいのは「家事をしながら」
これらの結果をふまえ、「テレビの音が聞こえづらい」と感じたシーンについても調査を行った。最も多かったのは「家事(掃除など)をしながら見ているとき」(63%)で、「家族と会話をしながらテレビを見ているとき」(49%)、「家電を動かしているとき(空気清浄機、ロボット掃除機など)」(43%)が続いている。
ほかにも、「家族と食事をしながらテレビを見ているとき」(32%)、「テレビを見ている横に他の人(家族など)がいるとき」(29%)など、日常でよくあると言えるテレビ視聴の場面で聞こえづらさが頻繁に起こっていると捉えられる。
“ながら視聴”の際にストレスが大きい様子がわかるとともに、家族と一緒にいる場面では聞こえ方のバランスの難しさなどから、音量調整にもストレスやジレンマを感じている様子がわかる。
調査概要
調査対象:リビング(リビング・ダイニングを含む)がある間取りに住んでいて、普段テレビを視聴する20~40代 男女 500名 ※性年代別に均等割付
調査期間:2020年2月13日(木)~2月14日(金)
調査方法:インターネット調査
構成/ino.
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