Jetson Xavier NX搭載で最大6ARMコア利用可能!最大21TOPSの能力を誇るNVIDIAの世界最小AIスーパーコンピューター「Jetson Xavier NX」
2020.08.21
NVIDIAの最新高性能プロセッサー搭載製品を世界でいち早く製品化!
サーバーレベルのコンピューターパワーに匹敵する最大21TOPS(21兆オペレーション/秒、消費電力15W)の能力を誇る世界最小のAIスーパーコンピューター「NVIDIA Jetson Xavier NX」を紹介したい。
最適化された放熱と電源のソリューション
NVIDIAの公式仕様及び比較によると、Jetson Xavier NXはJetson Nanoよりもおよそ3倍の消費電力となるため、熱による問題を防ぐために従来とは異なる熱設計が必要になる。
またこの高い消費電力を考慮した電源設計も必要だ。AAEON Technology Inc.のJetson Xavier NX搭載ファンレスAIエッジコンピューターシリーズは、既にこれらの課題が考慮された設計となっているため、新たなハードウェア設計をする必要はなく、そのまま使うことができる。
高い性能とコストパフォーマンス
AAEON Technology Inc.のJetson Xavier NX搭載AIエッジコンピューターシリーズは、以下のように高性能かつコストパフォーマンスが非常に高い、ポテンシャルを持っている。
最大6 ARMコアが利用可能
Jetson Xavier NXは最大6個のARMコアが利用でき、電力やコア数の調整により様々なパフォーマンスモードが存在する。Mode 2の6アクティブコア/15W消費電力時では、NVIDIA公式FE16ベンチマークにおいて、Jetson TX2と比較して約5倍のパフォーマンスを発揮。NVIDIAは、この動作モードを管理するためのGUIを提供する。
GLmarkベンチマーク性能
GLmarkベンチマークにおいて、高価格モデルのJetson AGX Xavierは7,000ポイントに対し、Jetson Xavier NXは開発途中のイメージながら4,200ポイントのスコアを出した。公式リリース後に最適化されたイメージでは、より高いスコアをJetson AGX Xavierよりもかなり安価に提供することができる。
高いGPU性能
GPU負荷試験において、Jetson Xavier NXは最適化されていない開発中のOSながら、16チャネルを60FPSで同時実行することができた。
またGeForce GTX1050 Tiを最低動作要件とするゲームアプリケーションの実行テストでは、30~40FPSのフレームレートでスムーズに動作する。
高温環境でも安定した動作
Jetson Xavier NXに最適化された放熱設計により、高い温度環境下でも熱によるCPU/GPUのスロットリングを抑制し、信頼性の高いパフォーマンスを実現する。
現在、V-net AAEONにて取り扱い中。
構成/ino.