
暑い日が続くと、より一層魅力的に見える、コンビニやスーパーのアイスケースに並ぶアイスクリームの数々。アイスには大きく分けて2種類ある。すっきりとしたおいしさの「さっぱり系」と、クリーミーな味わいの「濃厚系」だ。
どちらを選ぶか気分によって変わるものだが、「天気」によって購買意欲が左右されることはあるのだろうか?
そこで今回、さっぱり系の金字塔「ガリガリ君」(赤城乳業)と、濃厚系の代表格「チョコモナカジャンボ」(森永製菓)の売り上げを比較するデータが、WED株式会社により発表されたので、紹介していきたい。
なお本データは、コンビニ3社(セブインイレブン、ファミリーマート、ローソン)における、7月の毎日のガリガリ君とチョコモナカジャンボのレシート数と気象データの関係を(観測地点:東京)比較したものだ。気象データは気象庁が公開しているデータを元にしている。
■ガリガリ君が一番買われているのは「晴」の日
ガリガリ君が一番買われているのは7月2日だった。7月2日の天候は「晴」。7月19日も終日ではないものの天候は「晴」の時間帯があり、販売数も平均値よりも高いことがわかる。
逆に販売数が少ない日は7月15日〜18日。天気は「雨」や「曇」となっており、最低気温は20度を下回っている。
季節は夏でも気温が低い日はガリガリ君(かき氷系のアイス)は買われにくいのかもしれない。
■チョコモナカジャンボが一番買われているのは「曇り」「雨」の日
チョコモナカジャンボ一番買われているのは7月11日だった。7月11日の天候は「曇り時々雨」となっている。7月1日、3日〜5日、18日も「曇り時々雨」で、販売数も平均値よりも高いことがわかる。
「雨」や「曇」でも、最低気温が20度を下回っている7月13日、15日〜17日はガリガリ君同様に販売数は少ない。また、ガリガリ君の販売数が多かった7月2日(晴)の、チョコモナカジャンボの販売数は平均よりも少ない。
以上のことから、気温が高い時にはガリガリ君のような氷菓(さっぱり系)、曇りや雨で、気温がそこまで高くない時にはチョコモナカジャンボのようなアイスミルク(濃厚系)が欲しくなる人が多いようだ。
出典元:WED株式会社(ONE事務局)
構成/こじへい