
EXTRABOLD社の大型3Dプリンター「EXF-12」は、樹脂ペレットを使用可能なFFF(熱融解積層)方式のヘッドを独自開発し造形物を短時間出力、短期の製品開発に貢献する。
大型造形物を迅速に提供する大型3Dプリンター「EXF-12」
EXF-12は前機種「EXF-10」でも掲げたコンセプト「一般的な樹脂ペレットを使用した低コストの大型造形」と「コンテナによる可搬性」を踏襲している。
日常においては、実部品、試作品を問わず、自動車や建築資材、家具などをはじめとする大物パーツの造形をメインターゲットとし、非常時においては、被災地や避難所などの近くに移設し、身の回りに必要な家具や日用品などの造形が迅速に行える「モビリティタイプの大型3Dプリンター」として開発された。
樹脂ペレットを使用可能なFFF(熱融解積層)方式のプリントヘッドを2つ備えたデュアルヘッドを独自開発、スクリューの大型化に取り組む事で前回よりも吐出量を大きく安定して出力する事が可能になり、15kg/h(換算値)の吐出量を達成している。
また国内鉄道輸送等では一般的な12ftコンテナに設置する条件で設計を行っており、陸路/航路問わず輸送が可能だ。
EXTRABOLD社は昨年より大型プリンターを使用した様々なプロジェクトを経験しており、そのフィードバックを設計に活かしている。
関連情報/https://extbold.com/
構成/ino.