
再び増加傾向にある新型コロナウイルスの新規感染者数。とりわけ重症化リスクの高いと言われる中高年世代の方々の中には、改めて、体調管理を徹底するようになったという人も多いに違いない。
株式会社カラダノートでは6月30日〜7月6日の期間、同社が運営する血圧記録アプリ『血圧ノート』のユーザー1,762名を対象にした、『コロナ禍における健康意識に関する調査』を実施。
すると、約5割のユーザーが「血圧に関する意識に変化があった」と回答したことが明らかになった。
以下に調査結果の詳細を紹介していく。
ユーザーの半数は、持病なく健康管理のため利用
アプリの主な利用は「毎日の健康管理のため(52.6%)」、「病気・疾患がありかかりつけ医に見せるため(47%)」がそれぞれ半数を占めた。
具体的な疾患は「高血圧」が多く、他は糖尿病といった「生活習慣病」、心筋梗塞といった「心疾患」も挙げられた。
■測定時刻が多いのは、朝6時〜7時・晩22時
1日2回の測定時刻を問うと、平日は【朝:6時/晩:22時】が最も多く、休日は【朝:7時/晩:22時】が多い結果となった。
血圧は1日2回の測定が推奨されているが、晩に「測らない」と回答したのは平日と土日含め合計137人おり、全体の10%未満は1日1回の測定とわかった。
■平常時と比べ血圧高めーー少数に見られる
平常時と比べ7割は「血圧の傾向に変化なし(74.7%)」と回答する一方で、1割は「血圧数値が高い傾向にある(10.8%)」と回答。一概には言えないが、コロナ禍による環境変化が血圧数値に影響を与えたと考えられる。
自粛期間中、健康面で最も気をつけたことは「散歩や運動をする(33.5%)」が最も多く、次いで「食事面の配慮(21.7%)」「ストレスを溜めない工夫(21.7%)」が並び、「睡眠を取る(17%)」が続いた。自由記述回答では、「手洗い・うがい」「マスク着用」が多く、他に「外出自粛」「人混みを避けた」の声が挙がった。
■約5割が「血圧意識に変化があった」と回答
約5割は「血圧に関する意識に変化があった(46.8%)」と回答するが、回答者のうち測定頻度を増やしたのは26%にとどまり、半数以上の70%は行動変容が見られなかった。
■約2割はコロナ禍により通院頻度減った
コロナ禍の影響により通院頻度に変化があったかを問うと、7割強は「通院頻度に変化がなかった(77.7%)」と回答する一方で、約2割は「通院頻度が減った(20.9%)」と回答。減少と回答した内、持病のある方は半数以上の53.4%を占めた。
<調査概要>
調査概要:血圧ノートご利用に関するアンケート
調査期間:2020年6月30日〜7月6日
調査対象:血圧ノートアプリの利用者
回答人数:1,762人
調査方法:インターネット調査
出典元:株式会社カラダノート
https://corp.karadanote.jp
構成/こじへい
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