
日本財団では、18歳の若者が何を考え、何を思っているのか、継続して調べる意識調査を2018 年10月からスタート。
今回のテーマは「新型コロナウィルスと社会」。現代の18歳は「新型コロナウイルス感染拡大」をどのように考えているのか。
コロナで日本は変わるのか?18歳意識調査「新型コロナウィルスと社会」
新型コロナウイルス感染拡大への不安
「いつ収束するかわからない」69.1%、「自分も感染するかもしれない」59.7%、「休校により教育・進学・就職に影響が出る」55.9%。
情報を積極的に得ようとしている81.3%
外出自粛要請に応じた87.4%
主な内容では、全く外出しなかった人を含め9割近くが人との接触を半分程度まで減らすなど外出自粛要請に応じたとしているほか、新型コロナ禍収束後、7割近くが「社会が変わる」と予測、特に政治に関しては半数弱が「変わるべきだ」と答えている。
休校や入学式・卒業式の縮小や中止決定に対しても9割以上が「やむを得ない」と理解を示している。「日本がどう変わるべきか」の問いには「国民一人ひとりが自分を守る意識を持つ」が6割近くを占め、「政府が強い対策を打ち出す権限を持つ」を大きく上回っていた。
必要な対策は「収入が減少した家庭への救済措置」50.1%
「休業を要請された事業者への補償」 47.7% 「感染症を中心にした医療態勢の強化」37.2%。
収束後の社会は変わる67.0%
変わると思う点は1 位:経済 2 位:医療 3 位:仕事
変わるべき点は1 位:政治 2 位:医療 3 位:経済
回答理由抜粋
・政治「国民の為に頑張っている医療関係者、こんな事態でも小売店などでやむを得ず仕事をしている方、失業者や収入が激減した人に手厚い補償をすべき」「対応が遅い地域と早い地域に差がありすぎる」「政府の素早い決断やはっきりとした政策の表明があれば国民は少しでも安心すると思うから。」
・医療「病院で働く人への援助を強化しないと、いつかみんな潰れてしまうと思ったから」「医療崩壊の起きない医療体制を準備してほしいから。」「緊急事態時の医療現場の人の待遇を改善する」
調査概要
調査対象:全国の17歳~19歳男女 1,000人
除外条件:印刷業・出版業/マスコミ・メディア関連/情報提供サービス・調査業/広告業
実施期間:2020年4月21日(火)~ 4月23日(木)
調査手法:インターネット調査
構成/ino.
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