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実はアジア初上陸の味だった!「コカ・コーラ オレンジバニラ」という珍しい味が生まれたのはなぜ?

2020.08.07

コカ・コーラから、この夏新たな商品としてオレンジの味わいとバニラの香りが楽しめるという「コカ・コーラ オレンジバニラ」が発売中。周囲の人に聞いてみると、以前に飲んだことがあるという人が数人いました。でも調べてみると、2018年6月にカナダで発売されたのち、アメリカでも人気となったものの、実は日本どころかアジア圏での発売自体が今回が初めてだそうです。

炭酸飲料の市場は右肩上がりの成長ジャンル

一般社団法人全国清涼飲料連合会が行っている「清涼飲料水品目別生産量推移」のデータによると、2000年から2019年にかけて炭酸飲料の消費は2006年からぐんとあがり、2008年以降はミネラルウォーター、コーヒー飲料、果実飲料など12の分野のなかでもトップを保持し続けています。さらに、夏は日本コカ・コーラの推計によると、約500万人の新規飲用者が見込まれる炭酸市場の最盛期で、普段は炭酸飲料を飲まない人も飲むことが増える季節。

「こうした時期にコカ・コーラの新フレーバーを発売することで、この新フレーバーを試した炭酸の新規飲用者がコカ・コーラならでのおいしさに改めて気づき、コカ・コーラやコカ・コーラ ゼロなどの定番製品に戻ってきてもらうことが狙いです」(日本コカ・コーラ担当者)

そこで、白羽の矢が立ったのが、北米でヒットをした「コカ・コーラ オレンジバニラ」でした。コカ・コーラとの相性がよく、日本でもオレンジが人気であることで、オレンジとバニラが組み合わさったフレーバーの「コカ・コーラ」は、夏場に増える炭酸の新規飲用者にも手を取ってもらえると選ばれています。

「販売ターゲットは、10~30代を中心とした普段から炭酸飲料を飲まれる方や飲まれない方。これから夏になり暑くなりじめじめする日々に、オレンジの味わいとバニラの香りの爽快ハーモニーが毎日のリフレッシュにぴったりです」(日本コカ・コーラ担当者)

オレンジのフレッシュ感とバニラの甘い香りが初めての味わい

バニラというと、アイスクリームやプリンなど、日本ではクリーミーな食品についている香りですが、それが炭酸飲料についているというのがまた不思議な感じ。また、昨今のレモンサワーブームも相まって、レモンフレーバーの炭酸水も増えていますが、オレンジの炭酸というとファンタなどがありますが、まだバリエーションは多くはありません。

どんなきっかけで、この珍しい味の組み合わせが生まれたのでしょうか? 

パッケージの下部にはオレンジのイラストが入ったペットボトルデザイン。

色は一般的なコカ・コーラと同じです。

オレンジとバニラは北米では“思い出のアイスクリーム”の味!

2018年6月のカナダ 「コカ・コーラ オレンジバニラ」 に続き、同年7月にはオーストラリアにて 「コカ・コーラ オレンジバニラ ノーシュガー」 が登場。アメリカでは翌2019年2月に米国で 「コカ・コーラ オレンジバニラ」、「コカ・コーラ オレンジバニラ ゼロシュガー」が同時発売されました。

カナダとアメリカで発売されていた際は、缶入りのみでの発売でした。

コカ・コーラはさまざまな人々の好みやライフスタイルに応えられるよう、世界各地で多岐にわたる選択肢を提供する。その考えに基づき、北米ではさまざまなフレーバーのコカ・コーラが販売されていますが、さらなるフレーバーとしてオレンジバニラが開発された背景には、既存の「チェリー コカ・コーラ」やバニラが好調だったから。まだまだコカ・コーラのフレーバーには需要があると判断したことから、新たにラズベリー、レモン、ジンジャーなどさまざまなフレーバーが検討されました。

そのなかから、コーラ味との親和性が高く、子供のころからオレンジとバニラ味のアイスキャンディーが人気で慣れ親しまれていることもあり、検証した結果、オレンジバニラが一番人気で需要が高かったことから発売が決まったといいます。

「『コカ・コーラ オレンジバニラ』は、Freestyle というファウンテンの中で人気の組み合わせだったことから製品化にむけた開発が始まり、10カ月近くかけて開発が進められました。オレンジとバニラはシンプルな組み合わせと思われるかもしれないですが、オレンジという柑橘とバニラフレーバーのバランスを合わせるのがとても難しかったと聞いています。オレンジといっても幅広いフレーバーがあるため、どれが一番合うのか調査に時間がかかり、 最終製品にたどり着くために、30種類以上のサンプル数を作っています」(日本コカ・コーラ担当者)

「コカ・コーラ オレンジバニラ」、「コカ・コーラ オレンジバニラ ゼロシュガー」 の発売が、2019年の北米地域でのコカ・コーラの好調なセールスに結実。 発売後2か月後の調査では、「チェリー コカ・コーラ」の次に、コカ・コーラのフレーバーとしては人気でした。ちなみに発売当初はその他にコカ・コーラ バニラ、ダイエットコーク ジンジャーライム、ダイエットコーク ツイステッドマンゴ-などがありました(チェリーとバニラ以外は発売終了)。 売り上げの傾向としては、 「コカ・コーラ オレンジバニラ」、「コカ・コーラ オレンジバニラ ゼロシュガー」は他のコカ・コーラ製品の購買層を奪うのではなく、競合炭酸飲料からの流入を増やす成果を手にしました。

さて、日本でも味の好みが多様化していますが、皆さんは北米でコカ・コーラの人気フレーバーに躍り出たこの味をどう評価しますか? こちらの販売は、この夏の期間限定となっています。

コカ・コーラブランド公式サイト
https://www.cocacola.jp/

取材・文/北本祐子

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