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市場の変動に振り回されない冷静さを!プロが解説するコロナ禍での資産運用2つのポイント

2020.08.06

新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡大で外出を自粛し、自宅で有意義な時間を過ごすための工夫をされている方も多いかと思います。
普段は忙しくて、ついつい後回しにしていた事に取り組んでみようと考えるのでしたら、これを機にマネープランをじっくり検討されてみてはいかがでしょうか。

また、マネープランの一つとして、普段から株式や債券に投資をされている方も、コロナ禍で経済が低迷している中、判断に迷う場面が多くなっているかと思います。コロナ・ショックのような経済危機時における資産運用やマネープラン構築の心構えについて、世界最大級の金融サービス会社JPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの資産運用部門を担うJ.P.モルガン・アセット・マネジメントが紹介します。

1. 経済危機時の投資の心構え

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大や世界の景気悪化への懸念などから、米国の株式市場が過去最大の下落幅を記録するなど、世界の金融市場では動揺が広がっています。

投資家の不安心理を表すことから“恐怖指数”とも呼ばれるVIX指数は、数値が高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っている状況を示します。通常は概ね10から20の間で推移していますが、3月中旬には80を超えて2008年の世界金融危機時を超える水準まで急上昇しました。

グラフ① VIX指数の推移 期間:1990年1月1日~2020年3月18日
このような市場の動揺が急速に高まる局面では、悲観的な雰囲気に流されてしまいがちですが、市場の変動に振り回されない冷静さを保って行動することが肝要であると考えます。

また、このような時こそ、あらためて過去の市場動向なども振り返ることで、長期の投資プランを検討するための参考材料としてみてはいかがでしょうか。

振り返りの一例として、過去約25年間の世界株式市場の推移を見てみましょう。

グラフ② (世界株式)株価と5年間投資した場合のリターンの推移
期間:1995年1月末~2020年2月末、米ドルベース
出所:J.P.モルガン・アセット・マネジメント、ブルームバーグ
[グラフ②]MSCI ACWIインデックス(配当込み)のデータを使用しています。グラフの株価は1995年1月末を100として指数化しています。
5年間投資した場合のリターンは、手数料、その他の費用、税金などは考慮していません。また、インデックスに直接投資することはできません。

グラフ②を見ると、世界株式市場の株価(グラフ② 紫の線グラフ)は、概ね右肩上がりの上昇基調を辿ってきましたが、その間にはいくつかの下落局面を経験してきたことが確認できます。また、世界株式へ5年間投資をした場合のリターン(グラフ② 緑の線グラフ)と株価の関係に注目してみると、株価が下落している局面で投資を開始した方が、高いリターンを獲得できていたことが分かります。

株価下落のきっかけとなる要因や経済状況など市場を取り巻く環境は、それぞれの局面によって異なるため、単純に比較することや同様の結果を期待することは出来ませんが、今後の投資プランを検討する上でのヒントとしてみてはいかがでしょうか。

2. コロナ・ショックからの積立投資

投資のタイミングに煩わされることなくできる資産運用の選択肢として、少額から手軽に始められて、コツコツ定期的に投資を続けられる「積立投資」があげられます。

過去のデータを使った「積立投資」の例を見てみましょう。
2008年に起きたリーマン・ショック(世界金融危機)前後に、米国株式への積立投資をしていたと仮定して、投資資産の価値を試算してみました。

米国株式は、世界金融危機前の高値(●2007年10月末)から、最大で52.6%下落(●2009年2月末)した後、高値を回復するまでには、5年5ヵ月かかりました(グラフ③)。

グラフ③ 世界金融危機前後の米国株式(S&P500指数)の推移
期間:2007年1月末~2013年12月末、米ドルベース
この5年5ヵ月の期間に積立投資をした場合、資産価値(試算)がどのように推移したかをグラフ④で見てみましょう。

グラフ④ ご参考/米国株式への積立投資の試算
出所:Guide to the Markets | Japan | 2Q 2020(J.P.モルガン・アセット・マネジメント)
データは2020年3月31日時点で取得可能な最新のものを掲載。過去のパフォーマンスは将来の成果を示唆・保証するものではありません。グラフ④は、試算データを使用しており、実際の運用結果とは異なります。手数料およびその他の費用は、考慮していません。また、すべてのインデックスは、投資家が直接投資できるものではありません。

世界金融危機前の米国株式の高値時点(●2007年10月末)から5年5ヵ月かけて、投資資産100万円の中から毎月約1万5,000円ずつ積立投資を行うと、2013年後半の資産価値は、投資資産の2倍近くになりました(グラフ④ 緑の線グラフ)。

積立期間前半の株価が下落した局面では、100万円のうち米国株式への投資金額がまだ小さく、後半の上昇局面ほど投資金額が大きくなるため、下落を抑制しながら、後半になるにしたがって比較的リターンを積み上げられた結果となりました。

足元では、新型コロナの影響による経済の落ち込みに対する不安が大きく広がっています。金融市場もその不安を反映して株式などの値動きが激しい状況が続いており、今後の動向には十分に注意が必要です。

一方で、経済活動の再開や景気を下支えするための取り組みが世界各国・地域で進められており、いずれは落ち込んだ経済も緩やかな回復に向かうことが期待されます。

“経済の先行きを映す鏡”ともいわれる株価が今後「V字型回復」とまでは行かなくても、緩やかな回復基調に向かう(U字型回復)と考えられるならば、積立投資は中長期での効率的な収益機会を提供する可能性があります。

今後のマネープランを検討する上でのヒントとしてみてはいかがでしょうか。

文・図/J.P.モルガン・アセット・マネジメント

※ 本記事のデータ・分析等は過去の実績や将来の予測、作成時点における当社および当社グループの判断を示したものであり、将来の投資成果および市場環境の変動等を示唆・保証するものではありません。

出典:J.P.モルガン・アセット・マネジメント「市場を見極めるヒント」

参考:J.P.モルガン・アセット・マネジメント

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